2007年度前期活動記録 第2回

                             2007.05.10



◆本日の出席

M.Iguchi・K.Ikehara・R.Saito・Sugawara.S・Nakamoto.R・A.Onodera

 

 
◆連絡事項





◆活動報告

・「格差」を効率性と公平性の方向性の違いによって生じる各国の格差の実態の考察

・今後のゼミの方向性をパワーポイントを用いて発表する



≪スウェーデン≫

  K.Ikehara

<福祉国家という視点から積極的労働市場政策による社会保障部門での経済的効果>

 ・地方の歳入が地方所得税に依存している目的

 ・それによって生じる便益と負担の関係



     ・スウェーデンモデル

     ・社民党による財政政策

     ・年金制度改革

     ・税制改革による限界税率の引き下げと税収確保の手段

     ・エーデル改革(1992)

     ・マクスレイヴの税源配分論とバードの地方税の再検討



≪中国≫

  M.Iguchi

<中国の格差を都市部と農村部とを比較することにより検証していく>



 ・中国政府による積極的労働市場政策

 ・中国の税制度

 ・社会保障制度



     ・中国における都市部と農村部の所得格差

     ・中国における省内省外出稼ぎ労働者の推移

     ・都市部農村部における公的年金

     ・戸籍制度問題&規制緩和&地方財政問題



≪アメリカ≫

  Nakamoto.R

・労働問題

・医療問題

・教育問題

・移民問題



     ・雇用と失業、実質賃金と所得の低下による格差の拡大

     ・公的な国民皆保険制度の不存在→無保険者の存在→相対的な医療費増加

     ・移民の質低下

     ↓

     連邦政府と州政府の社会保障費増大

     ↓

     移民とアメリカ市民との賃金格差拡大&連邦政府と州政府の社会保障費増大

     ↓

     専門的知識や技術を有する移民の奨励



≪ニュージーランド≫

  R.Saito

<福祉国家→経済・社会改革→格差の拡大→国の経済への適切な介入>



・かつて福祉国家のモデルとしてのニュージーランド

・経済行政改革

・医療保険サービス改革

     福祉分野において徹底した市場原理導入を推進

     ↓

     低所得者層・高齢者層等の社会的弱者へのしわ寄せによる貧富の格差の拡大



     福祉、医療、教育の分野における不十分な予算配分

     ↓

     サービスの質の低下



 

 

来週までに

・格差について共通のデータ(所得格差をベースに)を用いて国際比較する

・発表したことに根拠を持たせるために主張したいことを明確にする

・パワーポイントを用いた発表の留意点を勉強する

      

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