Topic106 Saito.R
「私のバイトしているイトーヨ―カドー“ポッポ”についての簡単な研究」

  私は、以前まで地元にある、イトーヨーカドーの中にあるポッポというファーストフード店でアルバイトしていました。
 ここで、ポッポについて軽く説明させていただきますと、一日の売り上げがおよそ30万円(土曜日)で、主なメニューは、たこ焼き・お好み焼き・ラーメン・ポテトなどです。土日の従業員は、平均7、8人程度です。
 私も、ポッポで二年以上働き、なんとなくですが店の運営の概況が見えてきましたので、私なりに、ポッポがある程度の売り上げを出している理由と生意気ながら改善点などを提言していきたいと思います。
 まず、ポッポがそれなりの売り上げを上げている理由として、一つ目は、私のアルバイトしているポッポがあるイトーヨーカドー三島店は結構大きな店なので、買い物に疲れたお客様が休憩するのにちょうど適している構造であるということです。
 そのため、ポッポの食事をするスペースはまったくオープンであり、持ち込み飲食も暗黙の了解のうちであるという感じです。  また、ポッポのメニューは低価格のものが多いです。
 しかし、イトーヨーカドー自体が込むと連動して大変込みますが、イトーヨーカドー自体がさっぱりですと、ポッポもまた、さっぱりです。また、これは、まったく余談ですが、イトーヨーカドーでは、店内が込み始めると、決まって店内に流れる音楽があるので、それにあわせて混雑時の対応の準備をしていました。
 二つ目は、たこ焼きやお好み焼きを売っているお店が私の住んでいる地域にはあまりなく、たこ焼き・お好み焼きといえばポッポという風に定番になっている点では内科と思います。
最後に、ほかのファーストフード店に比べて、飲み物、ポテトの価格が低いということが挙げられます。一般に、ファーストフード点は、ポテトや飲み物で荒利を稼いでいるというのを聞いたことがあるのですが、ポッポはそれがありません。そのため、たびたび、イトーヨーカドーに隣接するマックの袋を持ったお客さんが、ポッポにポテトを買いにくることがありました。
では、次に、改善点について述べさせていただきます。
まず、ひとつは情報の非対称性の問題です。ポッポでは、頻繁にメニューの価格を下げる販促を行っているのですが、その情報を従業員に伝えるシステムが発達していないために、販促初日は、情報がいきわたるのですが、二日目から入った従業員は知らずに、逆にお客さんが知っているのに、従業員は知らないという、事態が起こり、しばしば、トラ物の下人となってしまいます。そのため、販促情報を張り出す掲示板など、もっと情報を従業員に広く、確実に伝えるシステムの構築が必要だと考えました。
二つ目は、分業体制による弊害です。このことは教授の授業の情報経済論で気づいたのですが、ポッポでは、大まかに仕事の役割が決められていて、レジの担当、たこ焼きを焼く担当、ラーメンを作る担当というふうになっていて、まったくラーメンを作る今年ができない人も要るので、いくらレジが込んでいて、ラーメンの注文がゼロでもその人はレジに入ることができず、ほとんど待機の状態で、その場の状況にあった動きができないので、そのような偏りをなくすことが必要だと考えました。
また、最後に、売り間の面積の狭さのわりにメニューが多いということです。特に、焼き物のスペースは限られていて、ひとつひとつ鉄板の形状も異なりますので、混雑時に対応しきれないというのがあります。そのため、ファーストフード店といっておきながら、たこ焼き、お好み焼きに関しては30分待ちという状況がありその点も改善しなければならないと考えています。
このように、自分なりに、生意気ながら述べさせていただきましたが、このようなことに気づけるようになったのは、大学に入り、また、このゼミに入って、いつもなぜ?っと考える習慣が身についたからだと思います。