2014後期 人間科学部
①友人から授業形態を聞き、この講義を履修させていただきました。自分は今3年生であり、就活の最中です。特に私は公務員志望で警察消防を目指しており、公務員試験科目において、小論文の配点は高くなっています。しかし私は論文があまり得意ではないため、少しでも練習したくこの講義を取ることを決めました。
二回に一回というペースでコンスタントに論文を書かされるので、かなり手ごたえあるものであるとともに、回をこなすごとに小論文がすらすら書けるようになったので、このてんにおいて大きく自分のためになる講義でした。一般教養の授業なので、人数も多く不可能に近いですが、点数だけでなく添削して返していただいて欲しくも感じました。
この講座で学んだ論文テクニックはもちろん、扱った題材なども今後に活かせていけたらなと思います。
②一般教養の醍醐味とも言えることは、自分の専門の学問外の講義を受けることができるところにある。私は社会学が専門であるが、もともと心理学に興味があったことや、地学や地理が好きであたため、今現在の3年次までの間に、様々な講義を履修してきた。
ゆえに自分の好きな学問を部分的にではあるが、学べるという点で優れているのに、その機会を狭めてしまう風潮はあまり好ましくは感じられない。二年次で教養単位を取得しきっていても、友人などからの評判や講義の内容を見て、+αで取り学ぶこともしていきたい人も少なからずは存在すると思うので、こういった機会は大切にすべきものであると私は考える。
①前期に引き続き、後期も受講させていただきました。後期の講義内容は前期よりも考えさせられる機会が多かったイメージがあります。それはどれも私たちの生活に関わる内容だったからだと思います。普段、考える機会があまりないのでとてもありがたかったです。また、自分の立ち位置・視点を再確認することができ、自分を見つめなおすこともできました。
この講義で身につけたことを今後の大学生活に生かしていきたいと思います。
1年間ありがとうございました。
②私はこの教養科目改革に賛成である。大学はある科目の専門的な内容を学ぶ場所であるため、それ以外のことを学ぶようになってしまうと本来の目的が分からなくなってしまう恐れがある。さらに学部学科によってはレポートなどの課題が多いため、教養科目の存在はある人にとっては大きな負担になる。私たちの学部は1~2年生までは履修できるということであるが、それで十分である。大学に2年も通っていれば教養課程の単位はとることができる。これまでよりも計画性をもって履修をする必要が出てきたが、これも社会勉強の一つと考えれば良いだろう。
①この授業を受けてみて、はじめはめんどくさい授業だと思っていたのですが、受けていくにつれて面白さが段々わかってきたのでまんまと先生がおっしゃっていた通りになりました。今では一回分のテストを受けられなかったことを成績とは関係なしに惜しく思っています。はじめのうちの小論文は授業で扱った内容を思い出しながら、なんとか字数が埋まるように書いていたのですが、後半の方になると授業でやったこととキーワードを軽く意識しつつ自分の考えがすらすらと書けるようになりました。最後にやった自由主義者と社会主義者の議論では書きたいことがありすぎて、一枚ではうまくまとめることができないくらい自分の考えが出てきました。毎回、単に一つのテーマについて書くのではなく、2つの立場のどちらかに立って考えるということがこの講義で大切な部分だったのだと思います。また、毎回大きなテーマを扱っているのですが、対照的な2つの立場からの意見で講義が成り立っているので全体像が掴みやすく、わかりやすい授業でした。携帯電話を出した時点で不可とする、という授業姿勢もすばらしいと思いました。ほとんどの授業で生徒は携帯電話をいじっていて、まともに話を聞いている生徒は半分にも満たないと思います。これからも変わらぬ授業スタイルで講義を続けていって欲しいと思います。
②3年生以上はこの授業を受けられなくなったことに関しては、3年生以上こそこの授業を受けて欲しいと思います。高校を卒業したばかりのまだ10代の生徒では、この講義の面白さがわからないまま、やらされるまま終わってしまうと思うからです。大学生活を半分終え、精神的にも大人になってきて物事をしっかり捉えられるようになってからでないと、この講義の真価は発揮されないのではないかと思います。自分が1~2年生の時に受けていたら、「めんどうな授業だけどとりあえず単位のためにやるか」で終わっていたと思います。毎回異なるテーマについて考え、小論文を書くことは卒論を書くにあたってのウォーミングアップにもなると思います。なので、私個人としてはこの授業は全学年が受けられるように再び改定すべきだと思います。