2015年後期 ネットワーク情報学部
①私はこの授業を受けてよかったと思っています。ネットワーク情報学部の必修科目だけでは学べない内容を学ぶことができたし、2回に1回ある小論文のおかげで文章を書く力が今まで以上に身についたような気がしています。
②私は教養科目に関しては、どの学部においても全科目自由に受けるようにすべきだと思います。授業の内容が高度のものだったり応用を含んでいるものだったりすれば、受講生の理解を深めたり授業をよりスムーズに行うためだったりするのに、その科目の基礎である科目を受けてからしかでなければ受けられないという制限をかけることは良いと思うが、学年によっては受講できないというのは良くないと思った。ネットワーク情報学部は、3年以上になれば必修科目も少なくなり余裕もできるのに幅広いことを学ぶのではなく人文・社会系科目のように学ぶことができない科目があるのは残念であると考える。
①最初の講義で授業の進め方についての説明を受けた時、自分は文章を書くことが苦手だったので二回に一回の小論文を書けるか心配でした。しかし、内容について学んだあとにすぐ小論文を書くことができるので、比較的スムーズに描くことができました。内容によっては書きづらいものもありましたが、全体を通して自分の意見を下手なりに文章に表わせたのではないかなと思います。毎回の授業で扱っている内容も、身近な問題や普段考えないような内容と様々だったのでためになりました。
②確かに3年生以上になると専門科目がかなり本格的な内容になってくるので一般教養の科目を学んでいる余裕がない学生が多いと思いますが、その中でも専門科目以外に自分が興味のある科目は必ずあると思います。その時に選択の幅が狭められてしまうのは正直残念だなと思います。
①前期から履修しているが、自由主義と社会主義の二つの考えの違いを理解し、それぞれの立場によって考えが全く異なることを知った。私は自由主義の考えに立つことが多かったように思う。社会主義というと悪いイメージしか思い浮かばなかったからだ。しかし、講義を聞いていくにつれ、日本にも社会主義的な考えを取り入れている制度もあり、社会主義は少なからず必要となる考えであることを知れた。社会思想の講義で自分が井の中の蛙であったことを知り、視野が広がったことを感じられた。本当に履修して良かった。
②履修できなくなるというのは反対である。大学であるのだから自由に講義を履修する権利は学生にあると思うし、大学が履修できないと決めつけるのは良くない。大学で無駄な講義というのはないといってもいい。私も自分の専攻に関係ない講義をいくつか受講したが、自分の視野を広げるという点では非常に役に立った。私はどの学年でも受講できるようにするべきだと思う。
①私はこの授業で得た物は非常に多い。まず受講しての印象は、この「社会思想」という授業は社会問題や社会思想に対する、理解と関心を高めることができ、それに対する自身の意見を提示すると共に、文章としてまとめる力を身につけることができるというものだ。この授業では様々なテーマについて取り扱った。それはジェンダーや自然、市場など多岐に渡った。
中でも最も関心が深かったのは、初めの授業で取り扱った「労働」というテーマの学習である。今年の春に入社を控えた私にとって、この分野はとても興味を惹かれた。中でも「穴を掘り続ける仕事」の話は今でも覚えている。また、労働の目的にも様々な種類があることを、この単元で学んだ。例えば、奉仕、繁忙、社交などである。私はこの中の「拘束」のために働くことを目的としているのだということを知ることができた。これを社会に出る前に知ることができたのは大きな利点である。働いているうちに初心を忘れ、やがて働いている意味を見失うということがないのだから。拘束され「社会の歯車になっている」という実感が私にとって大変心地の良いものであるということがわかったのだ。このことを覚えている限り、私は会社を中途半端に辞めるといったことはしないだろう。
また、こういったレポートをひとつ書く中でも、授業を受けたことによる自身の成長を実感できる。この授業を受講してから、自分の考えをまとめ、根拠をたてて説明する機会は間違いなく増加した。これまでもそういった機会はあったが、今回の授業を受けて、そういった能力はより磨かれたという実感がある。そしてなにより「楽しかった」ということが言える。社会的な問題に対して、自分の思想を吐き出すことは、そう多くはないだろう。それがこの授業では思う存分にできたのだ。授業を受け始めた時は、長文を書くのはやや苦痛であったのだが、後半は、自分の意見を文字に書き起こすという行為に快感すら覚えた。この授業で得た物は多い。ここで身につけたものを、社会に出ても大切にしていきたいと思う。
②私は、今回の教育改革による履修学年の限定には「反対」である。1でも述べたように、この授業は日常的に耳にする社会的思想に対する理解を高めるものである。私自身、半期間この授業を受講して、社会問題に対する関心を持ち、それに対する自分自身の意見を提示できるようになった。また、正しい知識を身につけたことで、社会的思考を持つ人々への偏見や誤解が薄れたように思う。これらは全てこの授業を受講したために得ることができたものである。
私たちネットワーク情報学部は、1年次は多くの必修科目や選択科目の履修が求められており、2年次はプログラム学習のための授業中心に履修を行うため、一般教養を履修する余裕はあまりない。私も関心のある一般教養の授業を取れる余裕ができたのは3年次になってからである。そのため、今回の教育改革によって、履修が1、2年生に限られてしまった場合、ネットワーク情報学部の、この授業の履修は大変難しいものになってしまうのではないだろうか。
この授業で得られる社会思想に関する知識は、社会人になっても必要なものである。よって一部の学部に限定せず、すべての学部、学年の学生の受講を認めるべきであると私は考える。
社会思想の講義は自分で考える力がつくと感じました。また同時に文字に表す事ができるので、物事の真相理解に繋がる。結果自ずと自分自身の考えの軸が形成される為に、人間的成長が出来ると感じました。
①私は本講義を受講して、初めて社会の望ましいあり方を比較しながら追求していくということをした。正解がある訳ではないので自分のなかにある思念や価値観をまとめて固め文字にする、という作業が非常に新鮮で、楽しく講義を受けることが出来た。
最初は小論文を書くのが苦痛だったが、慣れていくうちに言いたいこと、自分の意見を文字に出来るようになっていった。先生はどちらの立場に立つ訳でもなく、それぞれの良い点悪い点を実際の事例や具体例を出して比較して下さるので、自分の意見を固めやすく、その点がスームズに小論文を書けた要因のひとつだと思う。参考資料も非常に分かりやすかった。
ひとつ意見を言うならば、同じ講義を受けている人の考え、小論文を見てみたい。同じ講義を受けていても支持する立場が変わるのは面白いし、他の人がどの点を支持していて、どのような考えを持ったかに興味がある。その意見を聞くことによって、自分の理解もより一層深まるかもしれないし、自分の見えていなかった部分の発見もあるかもしれないと思う。
②私は4年次に本講義を受講しているので、2014年度教育科目改革以降の学生だったら受講できていない。私が4年間受講した一般教養科目のなかでも非常に興味がわいた講義のひとつなので、3年生以上は履修できないという縛りが無くて良かったと感じている。どのような理由で1~2年生限定になってしまったかは分からないが、3~4年生が本講義を受けることで得る知識や新たな考えは確実に存在するので、もったいないという思いもある。
①4年間で履修した中でも、かなり充実した内容の教養科目でした。この科目の特徴であった、自分の考えを小論文にする作業は、私自身、不慣れだったこともあって、最初の頃は四苦八苦していました。最後の総括でスラスラ書けるようになったかというとそうでもありませんが、先生のおっしゃったような、論理整合性を重視した文章を構成することには幾分、慣れたように思います。また、授業で扱った6つのテーマは、これから社会で生きていく上で、決して他人事ではないものばかりで、卒業を前に、当科目でこれらのテーマを考え、かつ小論文に自分の意見をアウトプットした経験は、確実に自分にとってプラスになったと感じました。
②私が当科目を履修したのは、卒業目前の最終学年に、何のために労働するか、男は仕事、女は家庭であるべきなのかといった、これからの生活に関わるような内容を扱っていたからでした。また、レポートぐらいでしか書いていなかった文章作成能力を、社会に出る前に訓練しておきたかったといった動機もありました。感想にも書かせていただきましたが、卒業前のこの時期に当科目に取り組んだことは、有意義な経験であったと思いましたし、自分のような考えを持った後輩たちが、その選択肢を狭められているのだと思うと、残念に思います。ぜひ、就活真っ只中であろう3年生や、社会人を目前に控えた4年生のネットワーク情報学部生も履修できるようになって欲しいと思います。
①他に取っていた授業と近い事をやっていたので、より理解を深める事ができた。
②私は考えて書く事が得意ではなかったが、授業終盤にはある程度できるようになっていた。4年の後期で履修したので、単位の為でもあったが理解を深めることに努力した。それが結果として、授業内容に近しい様々なニュースに目がいくようになった。今後人文・社会系の教養科目が1~2年に限られる事に関して、この授業を本当に取るべきは3~4年なのではないだろうか。物事を考えて文章にする力は、就活前や就活後の学生が最も必要としていると思う。
①普段何気なく過ごしている当たり前の日常に対して、当たり前すぎて見過ごしている部分や、あるいは気付いていながら無意識のうちに意識から排除しているものや、逆に意図的に罪悪感を持ちつつも行っていることを考えさせられる授業でした。
授業内では、基本的に現実論と理想論の語りあいによって、この世の現実を見つめ直すことになり、例えば、牛肉を当たり前のように食べてはいるけど牛を殺して食べていることを意識しながら食べている人はほとんどいないし、かと言って、自分で牛を殺さないと牛肉が食べられない状況になった時、人はそれを食べるのを拒むなど、私たちの世の中には常に矛盾(理想論)と現実論が両立しているのだと気付かされました。なにが正しくて、何が正しくないのか、答えは明確に出るわけではないけど考えることに意味があって、考えることが楽しくなる主題が多くて精神的にためになる授業でした。
②大学の授業は様々なジャンルで存在し、時には他の学部の授業まで受けることができるように配慮されているのに、3年生以降、特に就職活動やこれからの人生を考えていく上において、もちろん専門的な知識を学ぶことも必要であるが、時には自分の専門分野から離れた知識に触れることも個人を形成する上で重要なことだと思います。
特にこの授業は、「本質」や「確信」という部分に迫る主題が多く、大学生だけでなく、他のどの人間が受けても、当たり前を疑うことの重要性を知れるようになっているし、当たり前を疑うということはこの情報がいつでもどこでも手に入るようになった情報化社会では特に重要になってくる。そういった面からも、人文・社会系の教養科目はどの学生にも開かれているべきであると私は思います。
①前期に続いて、2回目の履修だったため、2週に1回の小論文に、あまり抵抗を感じていなかった。ネットワーク情報学部での経験上、レポートを書く機会が多かったことや、前期での同授業での慣れにより、自分の意見を書くことができるようになった。何よりも、講義で聞いた膨大な情報を、自分で取捨選択して小論文としてまとめる、という能力が格段に上がったように感じる。この能力は、大学生としてはもちろん、これからの社会人生活にも重要な能力になってくるだろう。後期の本講義も含め、この能力を高めていくことに精進したい。
②大学の履修制度は、自分が受けたい講義を選びその講義を受講する、という形式であり、それが魅力だった。その大学の魅力である「自分が受けたい」講義を選ぶのに、制限がかけられるというのは、大学の履修制度の魅力をなくしてしまうことに繋がるのではないかと感じた。個人的には、情報学や経済学、社会科学など幅広い分野を学べるように現在の学部を選んだため、社会系の講義が受けられないというのは非常に痛手であるÉ
①前期にもこの授業を受けたのですが、どちらの内容も面白かったです。身近なことだけれど、普段あまり考えることがない内容を取り上げていることもあり、興味を持って授業を受けることができました。自分の意見を小論文にすることは毎回大変だったのですが、授業を受ける前よりも意見を文章にまとめる力が付いたと思います。面白い授業でした。
②大学はある程度自分の興味のある科目を選んで学ぶことができる場所だと思うので、制限を設けるのは良くないと感じる。いつ、なにを学びたくなるのかは人それぞれ異なるので、3・4年生になっても学ぶことができるようにしたほうが良い。
①社会思想の授業全体を通して感じたことは、世界全体に対しての見方や自分の国に対しての強い思いを持っている人たちがいることを改めて感じさせてもらった。得に多文化主義の授業ではそれぞれの国で様々な文化があり、他の国の人たちとの接し方一つに関しても、問題視されているのだなと実感した。自分は自由な文化が好きなので、今後の日本がどのように国際化をしていくのかがより一層興味が深まった授業でした。
②世界の動きだけでなく、社会に出る上で労働の意味を再確認できるすごく良い授業だと感じているので、大学生のうちにこのような授業を1回は履修しておくべきだと思う。この授業を1~2年生に制限することはあまり良くない。履修し忘れたとしても3~4年生の時に履修できると良いと感じました。
①この講義のシラバスを最初に見た時は厳しそうな授業だな、というのが第一印象でしたが、社会思想を学びたかったので履修してみました。すると実際厳しいのは間違ってはいなかったのですが、厳しいからこそ授業に集中することができたように思います。小論文を書く、ということも普段なかなかしないのですが、この授業のおかげでだいぶ慣れることができました。大学の授業は基本先生の板書や話を聞くだけのような受身の授業が多い印象ですが、この授業は小論文を通して自分の意見を発信することができ、とてもためになりました。授業で取り上げていた課題も、それぞれ今の社会ではとても重要な問題だし、一通り学んでみるとどれも統一性があるように感じます。今後自分の意見を発信する場があってもこの授業で学んだことを生かせればな、と思います。とにかくこの授業は楽しかったです。ありがとうございました。
②全学年が履修できるように戻すべきだと考えます。どんな学部であれ自分が学びたい授業は学べるようにするのが大学の務めだと思うし、この授業を実際に履修してみて、もっとたくさんの人に受講してもらいたいと思うからです。なにかしら理由はあるのでしょうが、ぜひ1~2年に限定せず、全学年が履修できる環境にして欲しいと思います。
①私はこの授業を通して世の中にはいろんな派閥の人が対立し、議論していることを知った。初めて知ったことが多く、2回に1回ある小論文のおかげで物事を論じる力もついたと思うので、非常にためになる授業だった。
②私は履修の枠が減った理由が読み取れず、腑に落ちない。純粋にこの授業で学びたいと思った学生もいるだろうにそうした生徒をばっさり切り捨てる理由がわからない。学ぶことに意欲的な学生のためにもこの制度が見直されることを切に願う。