「プレゼミナール」の要項


配当


認定単位


ゼミナールの狙い

みんさんは大学の1−2年次においては「教養教育科目」と「専門科目の基礎」を 学び、3−4年次になって「専門科目」について更に進んだ内容を学びます。 1年次はまだ入学したばかりですが、3年次からの専門科目ゼミナールの 募集は2年次の秋(わずか1年半後)であり、 3年次の秋以降(2年半後)には就職活動が始まり、 学生生活で何をやってきたのか面接で尋ねられることになります。 経営学部では、複数の科目群から自分が履修する科目を選択できる緩やかなコース制を とっていますが、体系的に科目を選択していない場合には、 何を大学で学んできたのかわからず、何も説明できないということになります。 就職活動のみならず卒業後の将来のことを見据えて、 経営学部で自分がこれからどういったことを中心にして体系的に学ぶのか、 学生生活をいかに過ごすのか、 早めに考えておく必要があります。

この科目の目的は、 これから学んでいくものを選択し、実際に学ぶのに役立つように、 学び方や問題意識の持ち方について、 ゼミナール形式で指導をすることです。 経営学部で学ぶことに関連して、 「テーマの設定」、「資料の収集」、「レポートの作成」、 さらに「レポートの内容の口頭発表(プレゼンテーション)」という 一連の作業を繰り返し行います。 毎回、数人に担当者として報告をしてもらいます。 1年次配当科目の「統計データ解析」に関連して、 定量的なデータの分析報告もしてもらいます。 数字に慣れ、データを分析する能力は、 今後ますます社会で必要なものになっていくと思われるからです。

データを分析する場合に限らず、 資料から自分勝手な(自分の都合が良いような)解釈をしてはいけません。 また、自分が伝えたいことがあるのなら、 相手が理解できるようにわかりやすく説明する必要があります。 筋道をたてて(論理的に)考えて話すことは大変に難しいのですが、 そのためのスキル(技術)を身につけるように早くから意識することによって、 その後に大学で学ぶとこについて、 他の人よりも一歩も二歩も先に進むことができます。

在学中だけではなく、卒業後も様々な機会で、 報告書類の作成や口頭発表を行わなければなりません。 報告する内容そのものが重要なのは言うまでもありませんが、 他人に報告を読んでもらい、聞いてもらうために形式を整えることも大切です。 レポートの作成、口頭発表を繰り返すことで徐々に形式に慣れてもらいます。 社会に出ると、手助けしてもらえないかもしれません。

プレゼミナールで学ぶことは、きっとこれから役に立つと思います。 専修大学経営学部卒業生、すなわちみなさんの先輩として、 知識を深めるだけでなく、成長するお手伝いをするつもりで担当します。


進行予定

  1. ゼミナールのメンバー全員に対する個別面接(4月中、通常の履修時間外)
  2. ゼミナールのメンバー全員の前での自己紹介
  3. 担当者の報告
  4. 最終レポートのテーマの決定(絞り込み)
  5. 最終レポートの資料の収集と作成
  6. 最終レポートの内容の口頭発表


テキスト・参考文献

その他、新聞(日本経済新聞、日経流通新聞など)、雑誌、 インターネットのWebページの記事を用います。

論文やレポートの作成の手順と形式を学ぶために、 次の本を読んで内容をまとめてもらう予定です。

論文やレポートを作成するために役立つ本は数多く出版されています。 また、インターネットのWebページにも役立つ情報があります。


コンピュータやインターネットなどの利用

現在は便利な道具があり、それらを利用することで、 自分に必要な情報を効率よく集めたり、分析を進めることができます。 ゼミナールでは、コンピュータやインターネットを積極的に利用したいと思います。 利用に当たっては、その指導も行います。 また、図書館で商用のデータベースの利用も考えています。 内容の一部は「情報リテラシー」と関連、重複します。


成績評価の方法

普段の努力を評価する。
出席点
30点
普段の報告(レポート、口頭発表)の評価点
50点
最終報告(レポート、口頭発表)の評価点
20点
100点

過去の成績


履修上の留意点

その他、以下に挙げる3点は、マナーとして厳守してください。
  1. 自分の担当には責任を持つこと。
  2. 他人の話をよく聞くこと。
  3. 病気などでやむを得ず欠席する(した)場合には、届け出ること。

e-mailのアドレスには、yusami の後に

続けて @isc.senshu-u.ac.jp を付けてください。