船木亨著 デジタルメディア時代の《方法序説》――機械と人間のかかわりについて 目次
目次
1 ケータイのある風景 /ケータイ・メール/ケータイの歴史的意義/日本文化/ポストモダン/ポストモダンの日本/日本にいて考える/生活と哲学/ 2 過渡期の時代 /機械と近代/「モダンタイムス」から「ブレードランナー」へ/カフカの処刑機械/人間と社会/機械文明史/歴史の現在/ 3 コンピュータの出現 /高度成長期を経て/電子的な機械/デジタル機械の哲学的考察(1)/デジタル機械の哲学的考察(2)/コンピュータ・プログラム/メディアとしてのパソコン/新しいメディアに接して/ 4 技術と倫理 /ネットワークにおける「多数性」/ネットワークにおける「可能性」/技術に関する言説/ネットワークの政治学/技術と権力/予測と社会/産業政策とその敵/ 5 情報倫理 /ネットワークでの社会的問題/ネットで固有に生じる問題/ネットの責任者はだれか/管理者とハッカー/ネット上の「信頼性」/フレーミング/ネチケット/ファイル交換プログラム/ 6 パロール・エクリチュール・メール /ネットの匿名性と自由/エクリチュールかパロールか/ネット上での暴言/ネット会議と理性の退場/電子文字群の悪夢/パロールとエクリチュール/エクリチュールの帝国/電子文字/メールという言語モード/ 7 デジタルメディア時代 /デジタルメディアとは?/デジタルとアナログ/メディアとは何か/メディアの新しい意味/双方向性とデジタル化/デジタル機械とメディア/デジタルデータ/抽象芸術とポルノサイト/猥褻画像/プログラムとメッセージ/情報ネットワーク空間/シミュラークルの世界 8 情報とは何のことか /コピーとオリジナル/オリジナルとしての実体/実在とシミュレーション/シミュレーションと現実/データと物体/知覚とデータ/情報という語の由来/データとメッセージ/反−情報社会論/情報と人間/ 9 機械の歴史 /機械とは何か/機械の起源/ホモ・ファーベル/道具から機械へ/自動機械/コンピュータ/人間と機械/哲学者と科学者/書かれがたい歴史/ 10 人間とロボット /ロボット/ロボットへの夢想/ロボットは不可能か/ロボットの可能性/ロボットは人間を超えるか/チューリング・テスト/知的な機械/フレーム問題/わたしはロボット?/ 11 「巨大なもの」 /鉄腕アトム/ガンダムからエヴァンゲリオンへ/ロボットアニメの向ったもの/戦争機械(メガマシン)/奴隷と機械/ハイデガーの予言/ 12 情報ネットワーク /コンピュータの通信と表象の生産/ネットワークからデジタルメディア社会へ/地理的空間と情報ネットワーク空間/ヴァーチャル・リアリティとは何か/ディレクトリ/ヴァーチャル・リアリティの病理/現実とは何でないか/反−仮想現実論/現実とは何か/歴史と現実/ 13 真理について /情報の本性/情報とは何か/情報の取り扱いについて/情報と真理/近代の真理/二重真理説/人間は機械である/真理を支えるものとしての「精神」/実践的真理/機械製作と真理/ 14 人間が機械であるとはどんな意味か /人間の自由について/機械と必然性/デカルト的方法の破綻/自然法則/機械の真理と人間の位置/生物と機械/器官−機械/ネットワーク・サイボーグ/ネット・コギト/ 15 みずからをロボットに作らない方法 /機械と人間の融合/わたしがロボット?/ネットワーク・ネットワーク/精神について/ あとがき 初出一覧 |
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