西洋哲学史(近代) 2006年度【後期】試験 解答例
問T(配点33)
A |
著者名(配点4):デカルト |
書名(配点3):省察 |
文脈(配点4):「私は蜜蝋を見る」ということばによって、あたかも精神の洞察なしに蜜蝋を認知で |
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きるかのように錯覚してしまう。しかし、蜜蝋はもっているだけで感覚的に変化していくものである |
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のだから、精神がその変化を貫いて存在する蜜蝋の観念をもっていて、判断しているのである。 |
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B |
著者名(配点4):ベーコン |
書名(配点3):ノヴム・オルガヌム |
文脈(配点4):人間精神は、学問の進歩を妨げる四つのイドラによって支配されがちである。そのう |
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ち「市場のイドラ」とは、ことばによるもので、対象を間違って説明することばが使われるときに、 |
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ひとを混乱させ不毛な議論がなされるのである。 |
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C |
著者名(配点4):スピノザ |
書名(配点3):エチカ |
文脈(配点4):精神に自由があると考えるひとびとは、ことばを語るところにそれがよく出ていると |
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考える。しかし、ひとは感情に任せて語るのが普通であり、感情は、それを意識しているときには自 |
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由と感じさせられるが、原因を知らないのだから真に自由であるとはいえない。 |
問U(配点7)
(1)いずれもことばが精神の働きに対してどのような関わりをもっているかを問 |
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題にしている。 (省略) |
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2/3 |
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※ この試験の出席に対して一律10点を加点
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評点: /50 |