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樋口研究室(アメリカ史) ------ American History

-----最近の一言-----略歴-----著書・翻訳・論文など-----
-----共同研究プロジェクト-----
-----専修大学図書館および樋口研究室所蔵史料-----担当授業-----


樋口映美(専修大学文学部歴史学科・大学院文学研究科歴史学専攻、アメリカ史担当)の研究室です。
(研究テーマ:アメリカ史における「人種」、公民権をめぐる活動、人種と記憶、etc.)




ゼミ生と共に秋のゼミ合宿で広島へ(アメリカから戻った翌日に羽田から出発)
--合宿の企画・旅行の手配などはゼミ生の担当です。みんな頼りになります。--



課 題 山 積

◆・・・叙述の仕方....今後の大きな課題! いったい私たちは自分たちの研究成果をだれに読んでもらいたいと考えているのか。研究者だけでよいのか。さらに多くの方々に読んでもらうためには、どのように書けばよいのか。これは、まだ試行錯誤を重ねるべき課題です。ここ3年ほど、14人の共同研究プロジェクト「歴史のなかの人びと」で実践を目指しています。
◆・・・私たちの研究の産物として叙述された「歴史」も、実態そのものの再現ではないという意味で究極的にはフィクションでしょう。そうであるからこそ、歴史の現場に立ち会うという意味での実証の姿勢は重要だと考えます。何をテーマとするにせよ、地を這うごとく「自分の足で歩き、史料から探る」、そんな歴史研究を心がけたいものです。そのうえで、歴史のなかを生きた人々の姿が、今を生きる人々にも見えるような歴史叙述の方法も試行錯誤したいと思います。
◆・・・「コミュニティ」を動態として理解することを6名の研究仲間と共に模索しました。「コミュニティ」とは何かについて、あえて定義せず、読者にも一緒に考えていただきたいと考えて問うてみたのが、『流動する<黒人>コミュニティ―アメリカ史を問う―』(彩流社、2012年)です。「人と人とのつながり」について考察する出発点に立つと同時に、人が人として生きようとしてきた「生存」のありようを明らかにすることも、また新たな課題の一つとなりました。
◆・・・「記憶」には「形成される」記憶と「形成されない」あるいは「消される」記憶もあります。さらには変容する記憶もあります。それらを扱うことによって、形成/排除のプロセスのみならず、それらがなぜ現在までいかに受け継がれてきたか否かということも気になります。その意味で「記憶」という現在に続く時空的展望のなかで歴史を眺めることにもチャレンジしたいものです。



最近の一言(過去の不要なものは少しずつ消していきます。)

◆2019年11月。今年も来年度のゼミを選択する時期になりました。面接期間中です。来年度のゼミも楽しみです。ゼミでは、第二弾の翻訳書を目指して、ゼミ生たちが奮闘しています。私のほうは、共同研究プロジェクト「歴史のなかの人びと」が大詰めを迎えています。私は、自分自身が実施したインタビュー記録に加えて、アメリカ在住メンバー4人の英語原稿の日本語翻訳をようやく終了したところです。12月末には日本在住の他のメンバー9人全員が脱稿する予定で、実に様々なテーマと技法の原稿が出来上がりつつあります。編者として、年末・年始が忙しくなりそうです。

◆2019年10月。今年の台風シーズンが終わると思いきや、またこの週末19号が来るというので、何やら落ち着きません。すでに被害を受けて難儀な日々を過ごされている方々もまだ多くいらっしゃることを思うと、心が痛みます。自然災害だから仕方ないと諦めずに、何か前向きに考えていかねば・・・と思うこのごろです。

◆2019年2月。早くも入試シーズンです。そんな折、ミシシッピ州のSNCC活動家ホリス・ワトキンズ/C・リー・マッキニスによる回想録Brother Hollis(2016年)の拙訳書『公民権の実践と知恵―アメリカ黒人 草の根の魂―』が出版されました。本書は、活動家とはいえ、日常を生きる「人」の視点から過去・現在・未来を見通して書かれている他に類のない回想録です。歴史研究の史料としても、「人として生きる」ということを考える書としても、多くの方々に読んでいただきたいと思っています。その一方で、どこまで著者に寄り添って生の声を日本語で反映できたか、これは訳者にとって永遠のテーマです。それはまた、歴史をいかに現在に伝えるかという叙述のありように関する永遠の課題だとも思っているところです。というわけで、試行錯誤は続きそうです。



◆2018年4月。授業が始まって、ばたばたしているときに、うれしい知らせが舞い込みました。フレデリック・ダグラスの最初の自伝(1845年出版)の訳書『アメリカの奴隷制を生きる』が5月半ばに2刷されることになりました。樋口ゼミのプロジェクトとして本書の出版に関わった元ゼミ生のみなさんと喜びを分かち合いたいと思います。同時に、本書をこれまで手に取って読んでくださった読者のみなさまに感謝します。奴隷制の歴史を知る史料としても、現在を「生きる」ことの意味を考えていただく参考文献としても、これからも多くのみなさんに親しんでいただければ、ありがたいです。

◆2017年6月。このところ「公民権運動」という用語は使わないようにしています。「公民権」を考えるとき、「公民権運動」と一般的に称されている事象と同じ射程を想定していないこともあり、今のところ「公民権をめぐる活動」と表現しています。それもまだ十分な表現ではないように思っています。とはいえ、まず<変容する>「公民権」の実態をその広さと深さごと展望し、そこに生きる人々の姿を、その生活・身体・思考・感情などがうごめく空間のなかで、できるだけ具体的に理解することに努めたいと思っています。それは「闘い」というより、「人が日常を生きる営み」のようにも見えているこのごろです。きょうのところは、このぐらいで。

◆2017年2月。昨年の1月には、ゼミ生たちの翻訳の仕事を『アメリカ奴隷制を生きる―フレデリック・ダグラス自伝―』と題して出版しましたが、読みやすい訳だという声を多くの方々からいただいています。その出版に関わったゼミ生のうち11名がもうじき卒業です。


つい最近のことですが、高校の歴史の授業で参考文献として奨励したところ、各自それぞれ読んで考えていたという、うれしい便りがゼミの卒業生から届きました。多くの方々に読んでいただきたいものです。 

   昨年5月末にはヘザー・アンドレア・ウィリアムズのHelp Me to Find My Peopleの翻訳を『引き裂かれた家族を求めて―アメリカ黒人と奴隷制』と題して出版することができました。カヴァーは、著者のキルト作品を、デザイナーの渡辺将史氏にアレンジしていただいたこともあって、すこぶる好評です。歴史叙述の方法を問う研究としても注目すべき書物だと思い、翻訳しましたので、7月には小さな書評会を開きました。昨年12月には日本アメリカ史学会の例会(合評会)でも取り上げていただきました。研究者たちの眼にはどのように映るのか、みなさんの率直な感想をいただければありがたいと思っています。

 (『引き裂かれた家族を求めて』のカヴァーには、著者の作品であるキルト3点が使われている。)


◆2016年10月。すでに10月も半ば。共同研究のメンバーと研究会の日取りが決まったところです。歴史研究において「人が生きる」ということをどのように捉えていけばよいのか、その語り口も含めて、この大きな問題に参加者全員で挑戦してみたいと思います。

◆2015年9月。何も書かずに約1年が経過しようとしていることに今、気が付きました。だからと言って、この1年、何もせず眠っていたわけではありません。「暇」ができると、ヘザー・A・ウィリアムズの書いた研究書を翻訳するという仕事に挑んでおりました。この書は、一般書としても通じる研究書です。今年度の出版を目指します。ミシシッピ州でのインタビューをどのように活かすか、考え中です。それに共同研究のチーム作りもぼちぼちと開始しております。それから、アメリカにも3月と9月にゼミ生を伴って出かけました。ゼミ合宿も1月は例年どおりに沖縄で、夏8月はゼミ生たちの希望どおり長崎で、それぞれ実施しました。過去5年間に学部ゼミの成果として『専修史学』に掲載されてきた翻訳(フレデリック・ダグラスの自伝)を学部ゼミ生がまとめたので、今年度中には出版される予定です。先週末は、日本アメリカ史学会の年次大会が北海道大学で開催され、橋和雅さん(専修大学の大学院文学研究科歴史学専攻の博士課程に在籍)も自由論題で報告して、「学会デビュー」を果たしました。いよいよこれからですが、まずは概ね好評だったようです。この大会では久々に複数の刺激的な研究報告に接して、充実感を覚えました。さて、これから後期の授業が本格化します・・・。

◆2014年10月。11月を目前に控えて、またしても時間の経過の速さに驚いています。課題山積のなか、今月は科研費申請書作成に明け暮れたような気がします。研究課題に関する議論を、アメリカ史だけではなく、ドイツ史や日本史など、守備範囲の異なる人々と共有できたことは、それだけ時間もエネルギーも要したけれど、ありがたく有意義なことでした。共同研究の醍醐味は、そういうところに始まるとも言えそうです。複数の研究協力者を含めて総勢20名の大所帯で、みんな一生懸命なので、後はただただうまくいきますようにと祈るのみです!

◆2014年6月。あっという間に梅雨の季節です。どうにか『アメリカ公民権の炎―ミシシッピ州で闘ったアロン・ヘンリィ―』が出版され、フリーダムサマー50周年記念事業(トゥガルー大学で6月20日ころ開催)に間に合いました。どんなことが話題になったかなど、8月には話がいろいろ聞けるだろうと期待しています。

◆2014年1月。また年が明けました。授業のほうは学年度のもろもろの仕事が山積。口述試験のために読む卒論は23冊ほど。とにかく頑張ります。今から3月にゼミ生2人とのミシシッピ州訪問を楽しみにしています。アロン・ヘンリィの回想録の翻訳ももう少しで脱稿です。ゼミ生と学んでいるフレデリック・ダグラスの自伝もいよいよ来年度で最後。もう一つ公民権に関する手記もゼミ生と着手して進行中です。始めたものは終わらせなくてはなりません。さて、本当に頑張らなくちゃと、初心にもどる年始となりました。

◆2013年12月。ゼミ生は、口述試験を控えてはいますが、卒業論文を提出して、一息ついているようです。私の共同研究は、『<近代規範>の社会史―都市・身体・国家―』が出版されて一段落。これから出るかもしれない書評が気になるところです。数年前から取り組んでいる「コミュニティ」関連の共同研究もさらなる展開を目指して継続していきます。先日、新メンバーも含めて顔合わせの会を開いたところです。さあ、どうなりますことか・・・。

◆2013年10月。この夏はミシシッピ州に2週間滞在し、再会した人たちも含めて数名の人たちにインタビューすることができました。まだ全貌は見えてきませんが、1960年代以降も「公民権」をめぐる活動が継続されていることが少しわかってきました。来週末は、専修大学のエクステンションの企画する「歴史を紐とく」シリーズ「造られた『偶像/虚像』とその時代」で、「ロザ・パークスという『虚像』―『公民権運動』の『母』として―」と題してお話しすることになっているので、目下準備中です。それから昨年終了した科研費プロジェクトの成果として『<近代規範>の社会史―都市・身体・国家―』が近々出版される予定です。

◆2013年6月。アメリカ学会年次大会が東京外国語大学で開催され、そのシンポジウムでの報告も終わりました。以前から考えていたことを述べただけではありますが、自分のなかで整理すべきことが少し整理できたかな・・・と考えています。10月には、勤務校の「歴史を紐解く」シリーズでローザ・パークスを取り上げることになりました。同じ脈絡で「偶像」がつくられているという筋でどれだけわかりやすく提示できるか、チャレンジです。それは後期に考えることにして、目下山積の仕事に追われています。

◆2013年1月。年が明け、試験、卒論や修論の口述試験で忙しい時期を迎えました。年末から年始にかけて、カラーブラインドをテーマに書いた論考について何人かの方々から有意義なコメントをいただき、感謝しています。

◆2012年11月。科研費のプロジェクトで仙台合宿(11月16日〜18日)をして、一段落です。帰りがけに閖上(ゆりあげ)に立ち寄りました。瓦礫が取り除かれてはいるものの、災害から1年半経過するというのに住民の生活はまだ軌道に乗らず・・・。仮設住宅住まいでは、流されて消えた街を再生するエネルギーも一つにまとまりづらいという現状を、目の前に突きつけられたような気がしています。今のわたしたちに何ができるか考えさせられます。
 ミシシッピ州で公民権を求めて活動した女性Winson Hudsonの聞き書きを、Constance CurryがまとめたMississippi Harmonyの翻訳『アメリカ黒人町ハーモニーの物語』が12月に店頭に置かれることになりました。Winson Hudsonは死去していますが、その孫や姪、それにCurryさんが待っていてくれますので、クリスマスの前には届くように送ります。200ページ余りの小さな本ですので、多くの人たちに読んでいただきたいものです。

◆2012年6月。シンポジウム(6月9日)とワークショップ(6月10日)は無事に終了。シンポジウムは、雨の日にもかかわらず参加申し込み者のうち106名の方々が各地から足を運んでくださった。よく考え抜かれたコメンテーターからのフィードバックも功を奏し、実りある内容であったという感想も寄せられ、主催者側としてはとりあえず安堵している。まだこれから仕事は山積しているので、新たな気持ちで一歩を踏み出したところである。

◆2012年4月。写真家として頑張っている藤島亮さん(樋口ゼミ2期生)とジョージア・アラバマ・ミシシッピの3州をレンタカーで回りました。いろいろおもしろい発見がありました。

◆2012年2月。学年度末の試験もおわり、早くも入試シーズンに入りました。あわただしいことです。来週あたり『流動する<黒人>コミュニティ―アメリカ史を問う―』が店頭に並ぶことになりました。多くの方々が読んでくださることを願っています。

◆2011年9月。今週から授業が始まっています。9月9日・10日にUNC(チャペルヒル)の歴史学部との共済で実施された科研プロジェクトのワークショップは有意義でした。UNCの研究者のみなさんと科研チームのみなさんに心より感謝します。
 それにしても、今年の夏は実に忙しく過ぎました。アフリカ系アメリカ人コミュニティ形成研究会の論文集に入る原稿を仕上げ、9月18日のシンポジウム(日本アメリカ史学会年次大会)の報告準備、9月9日・10日のUNCでのワークショップ準備、それにゼミ生のフレデリック・ダグラス関連のプロジェクト(翻訳と解題原稿の校閲)など。一息つくまもなく・・・、と言いたいところですが、片道5時間車を走らせて35年ぶりに訪れた港町チャールストン(サウスキャロライナ州)では、奴隷制プランテーションの史跡めぐりやおいしい食事をして、しっかりと楽しんできました。いつかゼミ生と一緒に訪れたい町の一つです。

◆2011年4月。今年度は、東日本震災の影響で授業開始も2週間遅れとなりました。今年は受講生と何を語ろうかと、ぼんやり考えています。どうにか小論「暴力の不可視化を伴う秩序形成」の原稿も目途が見えてきました。アフリカ系アメリカ人コミュニティ形成史研究会のプロジェクトも、今年で一つの成果を出したいと考えていますので、例年以上に課題の多い年になりそうです。山を歩くことにも同じような情熱を傾けたいものです。去年歩いた山道と風景が懐かしい!

◆2011年1月。昨年12月に日本アメリカ史学会例会でシカゴのアフリカ系アメリカ人銀行経営者ビンガとそのコミュニティに関する中間報告をする機会を得ました。お陰で、少し考察の整理ができましたが、まだこれからです。1月からは卒論口述試験も含めて試験が山ほどあり、そのまま2月の入試シーズンに突入です。まさに修羅場です。

◆2010年9月。中期研修期間はあっと言う間に終わり、9月16日から大学業務に復帰しました。その最初が神戸へのゼミ合宿でした。阪神・淡路大震災について学び、日伯協会でブラジルへの移住の歴史に触れ、実り多い合宿になりました。もちろん卒論準備の報告にもじっくりと耳を傾けました。これから中期研修期間中につくったデータと悪戦苦闘です。12月4日までに何とかしなければ・・・。そうそう、この夏の渡米中に誕生日を迎えました。チャペルヒルの知り合いたちがsurprise birthday partyを開いてくれました。感謝!

◆2010年4月。科研プロジェクト基盤研究B「近代市民規範のポリティクス―『社会改良』の複合的メカニズムに関する史的考察―」の採択内定通知が届きました。プロジェクトの山への挑戦がしばらく続きそうです。14名の研究者からなる大所帯です。プロジェクトの進展は、上のリンク「共同研究プロジェクト」で発信していく予定です。

◆2008年4月。先月はアン・ムーディの自伝Coming of Age in Mississippiの翻訳『貧困と怒りの南部―公民権運動への25年―』(彩流社、2008年)のゲラ校正に追われました。本としての形を成していくプロセスというのは、楽しくもありますが、自分の手を離れていくまでの責任を重く感じる時期でもあります。アン・ムーディの世界の重厚さを精一杯日本語訳で再現できるように、いつものことながら、のめり込んでしまいました。これを機会にミシシッピ州との縁を少しでも温め続けたいと思っています。
 と同時に、社会秩序というものが古今を問わず諸要素によって紡がれ、そこに多様な問題が生じてきたことを考えるとき、「公民権運動」なるものを「人種」に特化することなく、もっと柔軟に捉えなおさなければならないような気がしています。また、「公民権運動」とは、アメリカ合衆国での運動のみを指すと解されることにも疑問を抱きはじめています。他の地域にも展開されてきた同じような運動との関係性などもこれから解明されるべきでしょう。要因の点でも運動の「場」という点でも、「公民権運動」を広義に捉えなおす必要がありそうです。そうすることで、現在の諸問題の検証と理解、さらには「和解」のプロセスにも歴史研究が少しは貢献できるのかも知れません。





略歴
1950年三重県生まれ。1973年東京女子大学文理学部(英米文学科)卒業。1976年成蹊大学文学研究科修士課程西洋文化専攻修了。1981年The University of North Carolina at Chapel Hill歴史学研究博士課程中退。1998年文学博士(立命館大学)。The University of North Carolina at Chapel HillにてLecturer(1981-1990年)、共立女子大学国際文化学部専任講師(1990年)助教授(1994年)教授(2001年)を経て、2003年より現職(専修大学文学部教授)。成蹊大学(1982-2003年度)・明治大学(1998-2002年度)などで非常勤。アメリカ学会清水博賞(1998年)。

所属学会---歴史学研究会、日本アメリカ史学会、日本アメリカ学会、日本歴史学協会、National Organization
      of American Historians


著書・翻訳・論文など
1、研究書
・共編著『<近代規範>の社会史―都市・身体・国家―』彩流社、2013年
  ***『ニュース専修』(2013.11.15. p. 4)右下に紹介されました。⇒ここをクリック

・編著『流動する<黒人>コミュニティ―アメリカ史を問う―』 彩流社、2012年
  ***『ニュース専修』(2012.3.27, p. 11)右下に紹介されました。⇒ここをクリック

・共編著『歴史のなかの「アメリカ」―国民化をめぐる語りと創造』 彩流社、2006年
・単著『アメリカ黒人と北部産業―戦間期における人種意識の形成―』 彩流社、1997年.


2、翻訳書
・ホリス・ワトキンズ/C・リー・マッキニス『公民権の実践と知恵―アメリカ黒人 草の根の魂―』彩流
   社、2019年
  ***『ニュース専修』(2019.3.15, p.8)に紹介されました!⇒ここをクリック

・ヘザー・A・ウィリアムズ『引き裂かれた家族を求めて―アメリカ黒人と奴隷制―』彩流社、2016年.
  ***『ニュース専修』(2016.7.15, p. 2)に紹介されました!⇒ここをクリック

・フレデリック・ダグラス『アメリカ奴隷制を生きる―フレデリック・ダグラス自伝―』(監修)彩流
  社、2016年.
  ***『ニュース専修』(2016.3.15, p. 12)にゼミ生が紹介されました!⇒ここをクリック

・アロン・ヘンリィ&コンスタンス・カリー『アメリカ公民権の炎―ミシシッピ州で闘ったアロン・ヘン
  リィ―』(「訳者あとがき」付)彩流社、2014年.
  ***『ニュース専修』(2014.7.15, p. 3)左下に紹介されました。⇒ここをクリック

・ウィンソン・ハドゥソン&コンスタンス・カリー『アメリカ黒人町ハーモニーの物語ー知られざる
  公民権の闘い―』(「訳者あとがき」付)彩流社、2012年.
  ***『ニュース専修』(2013.1.15, p. 2)左下に紹介されました。⇒ここをクリック

・アン・ムーディ著『貧困と怒りの南部―公民権運動への25年―』(付録アリ)彩流社、2008年.
・ドロシー・S・レッドフォード著 『奴隷制の記憶―サマセットへの里帰り―』 (訳者解説付)
   彩流社、2002年.
・ディレイニィ姉妹、エイミー・H・ハース著 『アメリカ黒人姉妹の一世紀―家族・差別・時代を
  語る―』(訳註・訳者解説付) 彩流社、2000年.


3、論文など
・「20世紀米国の『カラーブラインド』という遺産―『暴力』の忘却と秩序形成―」『専修史学』
   第53号(2012年11月)pp. 120-149.
・「白い肌の『黒人』―アメリカ合衆国ジムクロー社会に生きたアレックス・マンリー―」真島一郎編
   『20世紀<アフリカ>の個体形成』、平凡社、2011年 〔『専修人文論集』79号
   (2006年10月)からの転載〕.
・「アメリカ合衆国の人種秩序をめぐる近況―チャペルヒルの道路改名問題と再開発の事例から―」
   『歴史学研究』865号、2010年4月、pp. 33-42.
・「アメリカ合衆国の公的記憶から消されるフランス/ハイチ革命のの功罪―自由黒人・奴隷蜂起・移住
    問題をめぐって(1790年代〜1830年代)―」『専修人文論集』80号、2007年3月、pp. 41-83.
・「白い肌の『黒人』―アメリカ合衆国ジムクロー社会に生きたアレックス・マンリー―」『専修人文
   論集』79号、2006年10月、pp. 1-28.
・"Billiken Club: 'Race' Leaders Educating Children," Transforming Anthropology:
    Journal of the Association of Black Anthropologists
13 (October 2005): 154-159
    (2003年のペーパーの転載)
・"Reconsidering Economic Endeavors by Slaves as a Clue to Reinterpreting Slavery,"
    The Proceedings of the Kyoto American Studies Summer Seminar, July 29-
    July 31, 2004
, Ritsumeikan University, pp. 139-148.
・「シカゴ黒人新聞『ディフェンダー』の子どもたち―ビリケン倶楽部の成長と人種・国民意識
   (1921-1942年)―」(平成14年度〜平成16年度科学研究費補助金基盤研究B1研究成果報告書
    課題番号14310183/研究代表者樋口映美「アメリカにおける国民意識の歴史的考察」
    2004年3月)pp.163-180.
・"Billiken Club: 'Race' Leaders Educating Children," Interrogating Race and
    National Consciousness in the Diaspora
, Institute of African American Research,
    UNC-CH, 2003年, pp. 7-16.
・「戦間期から見る20世紀のアメリカ黒人―労働・消費・人種意識―」 『歴史学研究』 増刊号、2001年
    10月、pp. 2-10.
・「『文化戦争』 の概要と理念」 (トッド・ギトリン著/疋田・向井訳 『アメリカの文化戦争
     ―たそがれゆく共通の夢―』 彩流社、2001年 9月、pp.277-316).
・"The Study of Whiteness: How Effective Is It as a New Conceptual Approach to
    Understanding the History of Race Relations?" The Proceedings of the Fifth
     Kyoto Summer Seminar
, Ritsumeikann University, pp.145-152.
・「米国における1980年代の黒人雇用―戦間期の状況に照らした一考察―」 『米国におけるビジネス
     カルチャ―』(研究代表者: 大東英祐)--平成11年度外務省委託研究報告書 (日本国際問
     題研究所)、2000年 3月、pp. 54-63.
・「戦間期における人種意識と黒人コミュニティの広がり」 『共立国際文化』第15号、1999年 3月、
     pp. 27-42.
・「人種関係に見る新しい南部―1920年代人種間協力委員会の動向をめぐって―」 『共立国際文化』
      第11号、1997年 3月、pp. 37-54.
・「合衆国低南部農村の近代化―1920年代農村改善運動とその限界―」 『共立国際文化』 第10号、
     1996年 9月、pp. 49-78.
・「ヴァージニアのタバコ産業と奴隷制社会」 『TASC Report』 (たばこ総合研究センター) 創刊号
      1996年3月、pp. 1-24
・「黒人教会と大企業の労働管理―1920年代におけるフォード社の事例―」 『西洋史学』 第174号、
     1994年10月、pp. 19-35.
・「世紀転換期の米国綿花地帯における黒人農民とその生活」 『共立国際文化』 第6号、1994年
     9月、pp. 77-97.
・「アメリカにおける黒人中流層の現実」 『アメリカ中産階級の現在』 (研究代表: 有賀夏紀)--
     平成5年度外務省委託研究報告書 (日本国際問題研究所)、1994年 3月、pp. 54-63.
・「1920年代におけるフォードの黒人観―理想主義から現実肯定主義へ―」 『アメリカ研究』 第28号、
     1994年 3月、pp. 111-129.
・「1941年に訪れたデトロイト黒人コミュニティの転機―フォード自動車会社の黒人労務管理体制をめ
     ぐって―」 『共立国際文化』 第5号、1994年 3月、pp. 77-101.
・「白人経営者と黒人工業労働力―1924年の移民制限法と効率追求の行方―」 『共立国際文化』
   第4号、1993年 9月、pp. 25-56.
・「両大戦間期における黒人消費者の購買力をめぐって―黒人コミュニティと白人経営者の交錯―」
   『成蹊人文研究』創刊号、1993年 3月、pp. 77-100.
・ 「『新黒人』への模索―1920年代の黒人指導者と黒人工業労働力―」 『共立国際文化』 第3号、
     1993年 3月、pp. 113-140.
・「20世紀初頭アメリカの黒人指導者―北部工業と黒人大移動のはざまで―」 『共立国際文化』 第2
     号、1992年 3月、pp. 245-272.
・「アメリカの人種関係における社会史的アプローチ―1880年代から1920年代に関する最近のアメリカ
     での研究動向―」 『アメリカ史研究』 第12号、1989年 8月、pp. 51-67.
・「白人優越主義と黒人社会―世紀転換期のノース・カロライナ―」 『アメリカ研究』 第18号、1984年
      3月、pp. 134-156.
・「再建期における白人優越主義の台頭」 『アメリカ史研究』 第6号、1983年 8月、pp. 29-41.
・「白い革命と南部社会―1898年のウイルミントンの場合―」 『アメリカ研究』 第13号、1979年 3月、
      pp. 71-95.


4、その他
・語句解説「人種と貧困」アメリカ学会編『アメリカ文化事典』(丸善、2018年)pp. 178-179.
・口頭報告「アメリカ史におけるカラーブラインドと公民権」〔シンポジウム2:平等概念の多様性
   アメリカ学会第47回年次大会、2013年6月1日、東京外国語大学
・巻頭言「不気味な大統領選挙戦」『アメリカ学会会報』第180号(2012年11月)p. 1.
・口頭報告「アメリカ南部の奴隷制秩序形成とハイチ革命」〔シンポジウムB:伝播する革命とアメリカ、
    日本アメリカ史学会第8回(通算36回)年次大会、2011年9月18日、北九州市立大学北方キャ
    ンパス本館〕
・口頭報告「銀行利用者リストから垣間見える紐帯―サウスサイド(シカゴ 1930年)(日本アメリカ史
    学会例会「人種・歴史・表象」2010年12月4日 専修大学7号館)
・講演記録「アメリカ『黒人』と<ステレオタイプ>―奴隷制、ジムクロウ法の時代、そして現代―」
    専修大学大学院公開講座委員会編『現代米国の虚像と実像』同文舘出版、2009年、pp. 57-86.
・史料紹介「全国黒人向上協会(NAACP)青年部史料」『専修大学図書館便り』第67号(2009年4月)
    、p. 3
・記事 「『黒人』大統領バラク・オバマ誕生―アメリカ社会の『人種問題と歴史』の視点から―」
  『専修ニュース』460号(2009年1月19日)p. 3.
・書評 「秋元英一・小塩和人編著『豊かさと環境』(ミネルヴァ書房、2006年)」『西洋史学』227号
    (2007年)pp. 88-90.
・史料解説 「貧困からの脱出をめざして」アメリカ学会編『原典アメリカ史 社会史史料』(岩波
    書店、2006年)pp. 243-253.
・共著 「社会史とは―社会史の叙述と史料―」アメリカ学会編『原典アメリカ史 社会史史料』(岩波
    書店、2006年)pp. 3-29.
・書評 「古川博巳・古川哲史『日本人とアフリカ系アメリカ人―日米関係史におけるその諸相―』
    (明石書店、2004年)」『日本史研究』(2005年9月)
・新刊紹介  「岡田泰男・須藤功編著『アメリカ経済史の新潮流』(慶応義塾大学出版会、2003年)」
    『アメリカ学会会報』第152号(2004年1月)p.6.
・「モンタナ大学マンスフィールドセンターの試み(続報)」 『歴史学研究月報』 第491号 (2000年
    11月)pp. 4-6.
・新刊紹介  「木下順 『アメリカ技能養成と労資関係―メカニックからマンパワーへ―』 (ミネルヴァ
    書房、2000年)」 『アメリカ学会会報』 第139号 (2000年10月) p. 4.
・「モンタナ大学マンスフィールドセンターの試み」 『歴史学研究月報』 第471号、1999年3月、pp.
    2-3.
・書評  「竹中興慈『シカゴ黒人ゲトー成立の社会史』(明石書店 1995年)」 『歴史学研究』 第681
    号、1996年2月、pp. 57-60.
・「黒人と雇用差別の100年」 『国際交流』 (国際交流基金) 第57号、アメリカのビジネスカルチャー
    特集号、1991年、pp. 27-32.


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