専修大学馬術部監督引継ぎのご挨拶 
長島修二(馬術部前監督)2000年1月吉日

拝啓, 21世紀を目前に控え、最終年の、お正月行事が、各地から熱ぽく届く、今日この
頃です。皆様におかれましては益々ご健勝の事とお喜び申し上げます、いかが御過ごしで
すか。御無沙汰いたしております。
学生馬術界も昨年11上旬に全日本学生が終わり成績の如何を問わずホツと一息ついて
いるところです。ちなみに団体成績は賞典障害3位、賞典馬場5位、賞典総合3位、三種
目総合3位の結果で終わりました。昨年は、関東学生総合馬術で14年ぶりに優勝を果た
していたので、チーム自体が気負い過ぎた気がします。しかし近年まれに見る白熱したゲ
ームでしたのできっとこの経験は今年に生かされると思います。
私も昭和63年度の途中から監督に就任して足掛け13年となり専修大学馬術部の監督と
しては、最長不倒距離だそうです。38歳で就任して以来早いもので51歳になりました。
おかげさまで良き後継者の富沢君も育ち、立派に独り立ちできると判断いたしましたので、
皆様のお許し得、後進に道を譲りたいと考えています。
又、外では、JOC,日本馬術連盟、全日本学生馬術連盟、関東学生馬術協会の依頼に
より,広島アジア大会のコーチとして、他にも、海外遠征の日本代表監督、コーチ、役員
として数多くの競技会に参加させて頂きました。こちらのほうは、私のライフワークとし
て、さらに母校の名誉の為にも今までの経験を生かし頑張って参りたいと考えております
ので、引き続きご支援の程宜しく御願いもうしあげます。
現役の監督として、あまり後ろを振り返る事なく歩んで参りましたが、就任当時、長男、
康平が小3年、次男、啓介が幼稚園でした、今年、長男は、いよいよ社会人、次男は
大学2年生となります、それぞれ身長180cm近く有りいつも見下ろされている毎日で
す。こんな事実を突き付けられると、アツと言う間の13年間でしたが、卒業して行った
部員達の上にも同じように年輪を重ねると感慨ひとしおの思いがして参ります。
私自身、昭和46年卒業以来、株式会社レナウンに入社し27年営業畑を歩いてまいりま
したが、ソ二一生命保険株式会社より熱心なお誘いを受け、1998年6月に転職いたし
ました。
サラリーマンから独立事業家として、不安一杯のスタートでしたが皆様のご支援により
一歩一歩なんとか前に進む事が出来ました、厚く御礼申し上げます。
今後は、専修大学馬術部の直接の現場を離れ、一段高いところから相談役として側面より
現役を支援し、新監督の良きアドバイザーとして静かに見守ってやりたいと考えています。
最後になりましたが在任期間中は、格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。本当に楽
しく、有意義で、愉快な仲間と共に歩むことができましたのも、皆様の暖かいご支援のた
まものと、感謝いたしております。本当にありがとうございました。
末筆ながら皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げますと共に書中を持ちましてお
礼のご挨拶に代えさせていただきます。                      敬具
                    1999年度専修大学体育会馬術部 監督 長島修二

専修大学体育会馬術部 
Senshu University Equestrian Team, Kanagawa, Japan. 2000