このページは,XBRLのページで配布しているXBRL_sample.xlsm で作成した Excel用の関数の使い方とソースを掲載します.
研究ノートで紹介したものに,エラー処理などの機能を追加しています.
関数名: | XBRL_accread |
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機能: | XBRLファイルから,勘定科目,年などを指定して,値(ファクト)を取得する |
引数1: | XBRLファイル名.拡張子「.xbrl」は付けない |
引数2: | 要素名(勘定科目名) 2014年以降の場合,プリフィックス「jppfs_cor:」を勘定科目名の前に付ける. それ以前のものは,「jpfr-t-cte:」を付ける. |
引数3: | 属性「contextRef」の属性値を指定する. 当該期の場合,「CurrentYear」,前期の場合,「Prior1Year」を指定する. 連結非連結を指定する.2014年以降の場合,連結の場合指定せず.非連結の場合「_NonConsolidatedMember」を指定する. それ以前のものは,連結の場合「Consolidated」,非連結の場合「NonConsolidated」を指定する. 2つの指定はつなげて,指定する. |
引数4: | エラーメッセージを消すかどうか TRUE: 本マクロ独自のエラーメッセージを表示せず,空白を表示 FALSE:本マクロ独自のエラーメッセージを表示 |
=XBRL_accread("A2015","jppfs_cor:NetSales","CurrentYear",FALSE)2014以降のXBRLファイル A2015.xbrlを読み込み,当該期の連結 売上高を取得.エラーがあればエラーメッセージを表示
=XBRL_accread("A2013","jpfr-t-cte::NetSales","Prior1YearNonConsolidated",TRUE)2013以前のXBRLファイル A2013.xbrlを読み込み,前期の非連結 売上高を取得.エラーがあるばあい,空白を表示
関数名: | XBRL_elread |
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機能: | XBRLファイルから,指定した要素の値を取得する. 指定した要素が複数ある場合,最初に出現する要素の値を返す. |
引数1: | XBRLファイル名.拡張子「.xbrl」は付けない |
引数2: | 要素名 |
引数3: | エラーメッセージを消すかどうか TRUE: 本マクロ独自のエラーメッセージを表示せず,空白を表示 FALSE:本マクロ独自のエラーメッセージを表示 |
=XBRL_elread("A2015","jpcrp_cor:CompanyNameCoverPage",FALSE)2014以降のXBRLファイル A2015.xbrlを読み込み,社名を取得する.エラーがあればエラーメッセージを表示
関数名: | XBRL_contextread |
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機能: | XBRLファイルから,要素 xbrli:context で, 属性「id」の属性値が引数1で,子要素の要素名が引数3の値を返す. |
引数1: | XBRLファイル名.拡張子「.xbrl」は付けない |
引数2: | 要素 xbrli:context の属性値を指定. 「CurrentYearDuration」や「Prior1YearInstant」のように指定する. |
引数3: | <xbrli:context id=引数2>の子要素で,この引数の要素名の値を返す. |
引数4: | エラーメッセージを消すかどうか TRUE: 本マクロ独自のエラーメッセージを表示せず,空白を表示 FALSE:本マクロ独自のエラーメッセージを表示 |
=XBRL_contextread("A2015","CurrentYearDuration","xbrli:period/xbrli:startDate",FALSE)2014以降のXBRLファイル A2015.xbrlを読み込み,その中に次のような要素があるとき, 2014-04-01 を返す.
<xbrli:context id="CurrentYearDuration"> <xbrli:entity> <xbrli:identifier scheme="http://disclosure.edinet-fsa.go.jp">E00000-000</xbrli:identifier> </xbrli:entity> <xbrli:period> <xbrli:startDate>2014-04-01</xbrli:startDate> <xbrli:endDate>2015-03-31</xbrli:endDate> </xbrli:period> </xbrli:context>
このページに関する問い合わせは、 takahagi@isc.senshu-u.ac.jp(高萩栄一郎) までおねがいたします。
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