反省すべき点は多いがそこから学べる点もある。
論文作成にあたり不備な点が多かった、それは作成者間の見解の統一の不徹底から生じた。しかし、本来の目的は他大学との討論にある。そのため、他大学との協議による論点の一層の明確化が必要不可欠であった。そして、こういった討論会には「何を目的に討論するのか」その前提こそが重要視されるべきだ。
今回の討論会の目的は、「今後日本経済を活性化させるには」であった。我々の論文は、日本経済の担い手である企業にその視点を当て、今後日本経済を活性化させるのは国家や政府主導のものでなく民間主導のものでなくてはならないという方向性を持ち、そのためにも日本経済システムは構造改革を推進しなくてはならないというスタンスを持った。
しかし、参加大学の中央大学は日本経済を「消費・投資」分析から入ってしまった。一方、駒沢大学は日本経営システムにおけるアメリカ型経営システムとの比較から「終身雇用制・年功序列」問題を分析してしまった。立正大学に集まる前からすでに論点は食い違っていたのである。
実際の討論会の論点は流れから駒澤大学が主導権を握ってしまった。結果、「終身雇用制・年功序列問題」を朝まで生テレビ風に各大学の各人が自由に意見を言い合うというものに終わった。しかし、人から借りた言葉でなく自分たちの言葉で自由に意見を交わす雰囲気と学生らしさという点は良かった。
だが、たとえこういった論点だとしても、マクロを構成するものがミクロであるため、話はリストラクションの一つの手段であるレイ・オフ問題であったとしても、リストラが企業の生産性の向上を通じて経済の活性化に結びつくという論点に少なくとも入らなくてはならなかった。そして、現在企業のリストラは当該企業にとっては体質改善につながる一方、経済全体では雇用削減などを通じて不況を深刻化させかねないという論点の方向性があってしかるべきであった。
総じて、駒沢大学・中央大学ともなぜかあくまで終身雇用制維持方向の主張を続け、レイ・オフされる余剰労働者問題ばかりを意識していた。世界の潮流はまさに労働資源の効率的流動化の流れを汲んでいるにもかかわらず、かれらの保守的な姿勢の多さには驚いた。しかし、レイ・オフ問題の本質はまさに若い経験値のないわれわれにこそ、その牙は向けられているのだ。
メリット
他大学と取り上げたテーマについて、討論が出来る
論文を作成する上で各自が勉強をして知識を得ることが出来る
デメリット
作成のために本ゼミ等時間を割かなくてはいけない
(サブゼミを有効に使えなかったのも問題があるかもしれないが)
結局個人が担当するのはホンの一部で論文の全体を把握することが出来ない(全体を把握できるのは総括した人のみ)
結局論点があっていないので、討論と言うより、論文発表会、意見発表会として終わってしまう
来年からは本ゼミの時間を有効に使うためにも出たい人が出るということで良いと思います。〔勿論本ゼミに負担をかけないということが前提で〕
これはあくまで私個人の意見であるため、来年からインナーに出る出ないはゼミの状況にもよると思います。
今年はテーマが日本経済が活性化するための政策提言でしたが、各大学のアプローチの仕方がばらばらでした。(高地君の記事参照)
よって政策提言まで話が持って行けず、結局3大学の共通の論点である雇用問題だけで話し合いをせざるを得ませんでした。
相手の大学の勉強、当日までの用意にもよりますが、最低限話し合うテーマについての論点が明確でないと活発な討論が行われないというのが今年のインナー大会の日経班における教訓です。
インナー大会ははじめての参加ということで、他大学の学生と討論ができると期待していました。事実、当日も活発な討論が成されたと思いますが、各ゼミのスタンス、切り口があまりにも違ったため、非常にミクロ的な日本の雇用制度という分野での討論となってしまいました。各ゼミで最初から意見の交換をもっと綿密にしていれば良かったと思います。来年への反省点の一つです。そんなバラバラなゼミを何とかまとめてくだっさった議長の先輩方には本当にお世話になりました。自分自身も当日は体調不良のためあまり積極的に議論に参加できず残念でした。論文提出作成を含め、日経班の皆様にはご迷惑をおかけしました。来年はもっと小人数で、参加者全員がきちんと論文作成から、当日の討論までかかわれるようにすれば素晴らしいものになると思います。
今回インナー大会に参加した訳だが、私にとってはさほど有意義なものではなかった。その理由に金子(中央)森(駒沢)望月ゼミのそれぞれの論点が異なっていたためディスカッションをするにはかなりの無理が生じていた等が挙げられるが、何よりも我々のインナー大会参加への意識の低さによるところが大きい。それにより2年に関しては前期新人戦を終えての課題であったコミュニケーション不足を招き、大会前に本ゼミで指摘されたように論文としての一貫性が欠けてしまったり、その修正においても責任者から何一つ連絡が来ないなどの不備が生じてしまった。加えて、事前に日経犯としての論文に対する統一見解を確認していなかった為に当日ディスカッションの際、ゼミ内で考えがくいちがってしまった。これらの問題はすべて容易に解決できるものであるが、それらを日経班の責任者が自ら進んで修正しなかったのは疑問でる。個人的にはディスカッションにおいてもそれぞれの論文の内容から日本的経営システムがテーマになると予想されたため、多少は準備をし、ある程度は参加できたと思う。それにより自分の論理的思考力の不足やその他幾つかの課題が見えたため、その点では大会に参加した成果があったように思える。しかし今回もっとも強く感じた事は組織のリーダーにおける責任の重要性であった。
インナー大会に参加してかんじたことが、
1、それぞれのゼミの論点がくいちがっていたこと
2、自分達の論文のテーマからはなれてしまうとなかなか討論ができなくなってしまうこと
3、自分の勉強不足
大会では、雇用問題についての討論だったが自分としてはあたりさわりのない意見しか思いつかず討論に参加することができなかった。
新人戦と同じ反省を今もなをしているようなのでこんどこそ3度目の正直で頑張りたいです。
今回、インナー大会に出て、自分の担当個所だけ分かっていれば良いと言うわけではないことが分かった。正直言って今回自分が担当した個所だけ分かっていれば良いと考えていたが、それでは知識が浅くなってしまうため、討論の進展が良く分からなくなってしまったりすることが在った。今回の経験を元に次回何等かの形で討論会に参加する時は、完璧を目指したい。
インナー大会に参加して。
とにかく当日までどのようになるのか自分自身がつかめてなかった。
現状分析を担当したのだがゼミのときに指摘があったように、
最近のデーターまでは考えてなかったのが個人的な失敗だろうと思う。
中央大学の論文が自分の担当したところの内容に近く、突っ込まれると思ったのだが、
今回の討論が現状分析についてほとんどなかったので中央大学にも悪い気がした。
これは多分お互いの大学の事前の切り口があまりにも違ったためかもしれません。
ただ、当日他大の意見などを聞いていて自分の担当以外の箇所以外も知識を増やすことと、
発表することの難しさを痛感した。 意見をいうことは難しいです。
そして担当の教授(立正大)のアメリカとの比較ではなく、アジアに目を向けてみたらどうか、
という意見も自分としては新鮮だった。考えてみるとアジアとの比較はしたことがなかったので。
反省点が多かったが良い経験にはなったと思います。
今回初めてインナー大会というものに出ました。そしていろいろなことを感じました。まず第一に自分の勉強不足を感じました。それは、自分が担当した章は少しは勉強していきましたが、論文すべてを通しての勉強はあまりしませんでした。
あとはディスカッションの論点がいまいち噛み合わなくて、各ゼミが言いたい事をただ言っているだけのように思える事が多々ありました。あと、自分達日経班は時間が無かったりしてみんなで話し合う機会があまり取れずゼミとしの統一した見解を出さずにインナーに望んだから当日にゼミの中での意見が合わなかった事もありスムーズには行かなかったように思いました。
今回、インナー大会に参加してみて、まず感じたことはテーマがとてつもなく広すぎたことにあったように思います。そのため、本番の討論会でも、最初のうちは思うように行かなかったところが多く、討論した内容も、結局労働問題を中心とした討論となり、中央大学の行ったマクロ的政策や駒沢大学の日本的経営といった分野にまで話が回らなかったと思います。これは作成会議の段階でテーマを日本経済の今後をどうするか?というだけで、具体的にどこをやるのかなどといった点を詰めていなかったことにもよると思います。この点に関しては、非常に迷惑をかけたと思います。ただ、当日は中盤からようやく議論らしくなり、いろいろな活発な議論なども聞けたのでそれなりに意義はあったように感じられました。