2000年ゼミ活動第3回(4月27日)  書記 山村直子
@事前連絡(●新人戦について)
A今週の顔 両角卓馬 TOPIC38「企業メセナについて」
B討論「景気と国際金融」第二章
C教授からの一言
D次週までの課題
@事前連絡

●新人戦について

担当分野 代表者 参加ゼミ 討論テーマ(現在調整中) 議長団
金融班 高村雅秀 野口ゼミ 規制緩和について 吉沢
財政班 江藤裕史 鶴田ゼミ・正村ゼミ 財政政策について 両角
国際経済班 三宮慎大郎 正村ゼミ・吉家ゼミ アジアの経済について 河合

 

 

新人戦日程 

6月1日  論文提出

6月17日 新人戦

新人戦班分け

金融班
国際経済班
財政班
田村直之(書記2年)

高村雅秀(2年)

石井英嗣(2年)

永松和宏(2年)

小西加津奈(2年)

吉岡千晶 (2年)

宮澤奈緒(書記2年)

株屋根彩子(3年)

稲嶺しのぶ(2年)

鈴木竜介(2年)

三宮慎大朗(2年)

 

辻文野(書記2年)

正根寺舞子(2年)

佐々木麻希(2年)

川嶋靖代(2年)

飯野勝也(2年)

江藤裕史(3年)

 

A今週の顔 両角卓馬 TOPIC38「企業メセナについて」

ここでは今週の顔として、ゼミ生のコラムを紹介していきます。今回は3年生両角卓馬のTOPIC38「企業メセナについて」です。

現在製作中です。もうすこしおまちください

 

B討論「景気と国際金融」第二章

テキスト紹介  小野善康著『景気と国際金融』 岩波新書

内容紹介    本書の土台となった理論は、現代現代マクロ経済学の基礎をなす、ダイナミクス(動学理論)の考え方である。しかし、現在のほとんどの動学理論では需要不足が引き起こす不況という発想がきわめて軽薄である。本書の特徴はそれを中心据えて分析しているところにある。

学習方法

@ゼミ生は本ゼミまでに、指定された範囲を読み、火曜日24時00分までに掲示板に感想と論題を書きこむ。

A毎週交代で三年生が討論の司会進行をする。(司会は掲示板より論点と班分けをしてくること。)

B班別で論点整理をし、全体のディスカッションから結論を導き出す。希望者はパワーポイント等を用いたレジュメを作成してくる。また次週ゼミまでに感想を掲示板に書きこむ。

 

司会・吉沢裕典

方法・テキスト第一章を再確認して、その上で第二章をグループディスカッションする

@グループディスカッション、第一章のまとめ

 
A班
フローとストック

フロー   ⇒経常収支  物の取引   増減あり

ストック  ⇒        資産の取引  増減なし

景気と為替の関係 仮に絶対水準を決定すると⇒国際競争力⇒失業率増⇒景気⇒消費⇒金利上がる⇒円安⇒絶対水準が決まる
 
B班
フローとストック

フロー   ⇒物やサービスの移動

ストック  ⇒資産の移動

景気と為替の関係

好況⇒黒字⇒日本の生産増⇒国際競争力高⇒黒字増 ⇒ 適正水準 ⇒レートの決定

不況⇒赤字⇒日本の生産減⇒国際競争力低⇒赤字増 ⇒ 変化率が作用

 
C班
フローとストック 経常収支を決めるのは、消費者の時間選好  ・ストック売買の瞬間は等価交換がおこなわれる
景気と為替の関係 消費意欲下がる⇒不況⇒デフレ⇒日本製品の円価格⇒国際競争力不変⇒慢性的な不況
 
D班
フローとストック ・国際取引 ストック、フロー  ・経常収支は、フローで決まる。  ・経常収支は、時間選好により決定
景気と為替の関係

好景気⇒金利上がる⇒外国資金流入 ⇒  円高  日本製品売れる⇒円が必要 ⇒ 為替調整  

不景気 ⇒失業率上がる⇒貯蓄上がる⇒経常黒字⇒円高 ⇒消費下がる ⇒金利下がる⇒日本資金流出⇒円安 ⇒モノが売れない⇒ドルが必要

教授からの補足説明

          一般         MMF

金利       0.5%         5.0%

預けた金額   100万        1万ドル

利子       5000円       500ドル(1ドル100円とした時5万円       

       ↑円高圧力  

不況時 : ドル資産の利子率=円資産の利子率+為替により調整 ・均衡条件(長期的に均衡

・開放経済モデルでは、均衡になるように為替の調整が働く。

・利子率が低い→不況  

・金利低い  →円高圧力かかる

対外商品の価格に比べて国内の価格が上下による国際競争力の高低

P自国 下がる  ⇒  国際競争力が高まる 

Pf外国 上がる

P自国 上がる  ⇒  国際競争力が低くなる

Pf外国 下がる  

・国際競争力の絶対水準は、図れない。

◎国際競争力の方向性をみる方法

・国際競争力が高まる時 ⇒外国商品の価格と比べて国内価格が低い時  

・国際競争力が低くなる時⇒円安(実質為替レートを見たとき。物価水準は除く)

◎Pが下がる要因 ⇒ 需要の停滞                   

     下げる   ⇒ 生産性を上昇させればよい  ←テキストでは、強調していない

◎ "生産性の上昇が5%上がると、実質賃金も5%上がる"ということから言えること。     

・経済成長の基礎である。   

・商品を価格を下げて安く提供できると国際競争力も上がる。  

・実質賃金を上げるためには、生産性の上昇を図るべき

◎ 経済において"="の意味するもの   

@定義の場合 … 例:GDP =    

A長期的に均衡している場合     

B短期的に均衡している場合 ただし、均衡に向かって圧力がかかるということ意味している。

 

◎ 小野氏の見解   

・金利水準が為替を決定している

 

 

D次週までの課題 司会吉沢より

○ 第2章をまとめてくること。 金利、為替レートを押さえましょう。

○ 開放経済モデルを学習すること。

 

E事後連絡

○ "今週の顔"の担当の人は、用意をすること。来週は江藤くんです。

○ 進級論文をPC班富田に提出 対象:BBSに載せていない方、PC班に送っていない方

○ 新人戦の記録と数学の記録をそれぞれ担当の方はPC班富田に提出

書記からの連絡

書記係山村から英語班、数学班、新人戦の書記へ

○ 木目細かなフォローのため、英語班、数学班、新人戦班の担当の方は、それぞれ記録書を作成し、PC班富田の方まで直接提出するようにお願いいたします。

* 今回の書記に関して、何かご意見がございます方は、書記係山村までお願い致します。→e100548@isc.senshu-u.ac.jp