2000年ゼミ活動第9回(6月15日) 書記 山村直子
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@事前連絡(●新人戦について) |
A今週の顔 三宮慎大郎 TOPIC43「自分らしさとはなにか」 |
B討論「円を国際基軸通貨にしたときのメリット、デメリット。その後、円が基軸通貨になることへの是非の検討を。」 |
C教授からの補足説明 |
E次週までの課題 |
@事前連絡
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●新人戦について
担当分野 | 参加ゼミ | 討論テーマ(現在調整中) |
金融班 | 野口ゼミ |
テーマ 規制緩和〜日本の景気回復を考える〜 ・財政→ケインズ政策における公共投資の効果 ・金融→金融ビックバンについて ・産業→消費者について、これからの日本経済に必要なものとは? |
財政班 | 鶴田ゼミ・徳田ゼミ |
テーマ 景気回復 ・雇用→能力給の是非について ・税→公共投資について ・金融→21世紀に向けて、不良債権を発生させないためには? |
アジア経済班 | 野口ゼミ・徳田ゼミ鶴田ゼミ |
NEISの中でのグローバル化。また、それによるグローバル化を 図る。 ・金融:現在作成中 ・産業:現在作成中 |
3年生からのアドバイス
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・具体的な政策に関して考えておきましょう ・金融ビッグバンの波及効果、その他の政策はすでに過去のことで、波及効果のデータもあるはずです、では今後 どうするのかと言う点を良く考えておきましょう。 |
新人戦日程
6月1日 論文提出
6月17日 新人戦
新人戦班分け
金融班
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国際経済班
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財政班
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田村直之(書記2年)
高村雅秀(2年) 石井英嗣(2年) 永松和宏(2年) 小西加津奈(2年) 吉岡千晶 (2年) |
宮澤奈緒(書記2年) 株屋根彩子(3年) 稲嶺しのぶ(2年) 鈴木竜介(2年) 三宮慎大朗(2年)
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辻文野(書記2年) 正根寺舞子(2年) 佐々木麻希(2年) 川嶋靖代(2年) 飯野勝也(2年) 江藤裕史(3年) |
A今週の顔 三宮慎大郎 TOPIC43「自分らしさとはなにか」
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ここでは今週の顔として、ゼミ生のコラムを紹介していきます。今回は2年生三宮慎大郎のTOPIC42「自分らしさとはなにか」です。
現在製作中です。もうすこしおまちください |
金融システムの未来「1,2章」
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テキスト紹介 堀内昭義著 『金融システムの未来』 岩波新書 内容紹介 株価や通貨が世界的に動揺するなか、日本では金融機関の破綻が相次いでいる。本書はシステムの機能不全の原因として不良債権問題に焦点をあてることで、市場メカニズムの抑圧、有効な競争状態の欠如、金融行政のあり方、といった根本的欠陥を健勝するとともに、金融再編成時代の課題として、透明性と公開性を柱とする具体策を提示する。 学習方法 @ゼミ生は本ゼミまでに、指定された範囲を読み、火曜日24時00分までに掲示板に感想と論題を書きこむ。 A毎週交代で三年生が討論の司会進行をする。(司会は掲示板より論点と班分けをしてくること。) B班別で論点整理をし、全体のディスカッションから結論を導き出す。希望者はパワーポイント等を用いたレジュメを作成してくる。また次週ゼミまでに感想を掲示板に書きこむ。
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司会・江藤裕史
方法・テキストを元に、グループディスカッションを行う
@グループディスカッション、「論点: “貸し渋り”は、どうして起こったのか。 これから“貸し渋り”をどうしていけばいいのか。」
A班
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現状 金融機関(銀行) ↓ 貸出総額に対して一定比率以上の自己資本を持っていないといけない ↓*バブル崩壊 資産価格の下落(不良債権の発生) ↓ 貸し渋り(自己資本÷資産↑=自己比率↓) ↓ ・担保徴求めるの厳格化・審査機関の長期化(ほどよい規定)・金利引上げ⇒不良債権の再発は抑えられる |
対策 パターン1: 中小企業の集い〜ネット上のパイオニア〜 パターン2: 直接金融の時代 ペイオフの実施→預金の減少(=企業の資金繰りは困難に)→資金は株により集められる |
B班
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現状 1.自己資本の比率の低下(BIS規制によって国際業務のためには最低8%) 2.リスク回避 3.不良債権処理 |
対策 ・条件付公的資金導入 例:資金のうち、一定比率の貸出を強制→中小、企業に最終的に資金が投入されるような制度の設定。 ・銀行にスペシャリストをつける 例:中小企業やベンチャーにアドバイスしたりする人 |
C班
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現状 貸し渋りが起きた理由は? ・バブル期に異常な貸出を行ってしまったから ・銀行が性格に経営状況(企業の)を見極めることが出来なかったから。 ・バブル崩壊とともに不良債権の発生 ・銀行の現金資産流出 ・自己資本比率低下⇒対応として貸し渋り |
対策 ・優良な中小企業以外は潰す ・中小企業を守る案の打ち出し ・中小企業に特化した金融機関を作る 注目: ・中小企業に特化した金融機関を作る 内容: ・企業の審査基準と方法を強化する ・BIS規制をはずすために海外取引を禁止する ・取引企業の資金で制限する ・コンサルティングを業務内容に入れる 融資対象の主なものである中小企業を活発化し、融資を増やす ・日本技術の基盤である中小企業を救うため |
教授からの補足説明
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@海外では自己資本比率を10〜20%に設定している。 しかし、現段階での日本の自己資本率は4%と8%である。 何故なら、この低い数値にしか設定できないのだ。 このことは、日本の体質だと言えよう。 |
A金利は自由設定。低く設定しても他の銀行が高く設定していれば 収益を期待できる |
B海外に機会はいっぱい転がっている。 |
・貸し渋りは、借金返済要求と相反するものである。(銀行の大きないじめ) ・自己資本比率→銀行が海外から業務を引き上げる動き。 理由:円高ドル安時には、自然に自己資本比率が減少してしまうから。 銀行業務の核:収益源の確保→預金を集める(本業) |
このための努力 1.金融商品 2.証券業務に手を出す 3.手数料(振込)が高い。収益源の源 4.資産の貸付 ・預金金利を低く設定したり、利幅拡大のために期間限定で高く設定するなどの操作を行う |
・公的資金注入により、救われた中小企業が結構ある。 ・本来の銀行業務の強化することで利益、収益源を増やす。 ・日本に機会(Oppotunity)はないので金融商品等、知識を吸収し、日本に還元する人材が必要である。 |
D次週までの課題 来週の司会山村より
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○“自己資本比率を増加させるための方法”を考えBBSに書き込んでください。
○第3章セーフティーネットに関する文献を読んでおいてください
E事後連絡
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○教授の仰った議題に対して、班ごとに見解を出してください。また、感想もあれば記入してください。(BBSに)
書記からの連絡
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書記係山村から英語班、数学班、新人戦の書記へ
○ 木目細かなフォローのため、英語班、数学班、新人戦班の担当の方は、それぞれ記録書を作成し、PC班富田の方まで直接提出するようにお願いいたします。
* 今回の書記に関して、何かご意見がございます方は、書記係山村までお願い致します。→e100548@isc.senshu-u.ac.jp