2000年ゼミ活動第10回(6月22日) 書記 山村直子
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@事前連絡(●就職活動の報告 ●前期納会のおしらせ ●ゼミ費徴収について ●新人戦を終えて) |
A今週の顔TOPIC44 永松和宏「DVDについて」 |
B討論「銀行の経営状態を情報公開させるために、政府はどういう対策を立てれば良いか。。」 |
C教授からの補足説明 |
E次週までの課題 |
@事前連絡
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●就職活動の報告
高地良典先輩の就職先が内定し、ゼミに復帰されました。先輩が就職活動をつうじて学んだことを教えていただきました。
○内定:PC関係の営業
○手段:Internetのみ。 早い者勝ちの傾向が見られる。従って、就職活動における情報格差(digital divide)の問題は大きいと考えられる。
○対策:筆記試験の勉強は、特に念入りにしておいた方がよいのではないか。顔を合わせることなしに、落されるのは無念。
○感想:よい相談相手がいるといろいろな意味で助けられます。
●前期納会のお知らせ
○納会 ・前期ゼミ終了日に納会を行います。予定調整のほうをお願い致します。
○ゼミ費500円 ・春合宿の時に徴収した費用で賄えますので、別途徴収は致しません。
●新人戦を終えて(詳細はまとまり次第アップします。)
先週の土曜日に、学内ゼミ新人戦が行われました。望月ゼミからも、3班17名が参加しました。テーマ設定から論文の作成、じっさいの討論会を通じて、各人が感想を発表しました。ここでは議長団として参加した3年生の意見を掲載します。
・議長団3年生より
両角:質問の内容が討論を引っ張っていくようなものではなかったので、それが残念でした。
吉沢:現段階でオリジナリティーを求めないまでも、一貫した主義主張があるような論文であるといいのではないでしょうか。
河合:論点が大きすぎて、迷惑をおかけしました。しかし、論文の完成度は高いと思いました。 *新人戦で学んだことを次につなげるとよいですね。
教授より: 出来るだけの相手の意見を聞きながら、建設的な議論を目指しましょう。
担当分野 | 参加ゼミ | 討論テーマ(現在調整中) |
金融班 | 野口ゼミ |
テーマ 規制緩和〜日本の景気回復を考える〜 ・財政→ケインズ政策における公共投資の効果 ・金融→金融ビックバンについて ・産業→消費者について、これからの日本経済に必要なものとは? |
財政班 | 鶴田ゼミ・徳田ゼミ |
テーマ 景気回復 ・雇用→能力給の是非について ・税→公共投資について ・金融→21世紀に向けて、不良債権を発生させないためには? |
アジア経済班 | 野口ゼミ・徳田ゼミ鶴田ゼミ |
NEISの中でのグローバル化。また、それによるグローバル化を 図る。 ・金融:現在作成中 ・産業:現在作成中 |
3年生からのアドバイス
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・具体的な政策に関して考えておきましょう ・金融ビッグバンの波及効果、その他の政策はすでに過去のことで、波及効果のデータもあるはずです、では今後 どうするのかと言う点を良く考えておきましょう。 |
新人戦日程
6月1日 論文提出
6月17日 新人戦
新人戦班分け
金融班
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国際経済班
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財政班
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田村直之(書記2年)
高村雅秀(2年) 石井英嗣(2年) 永松和宏(2年) 小西加津奈(2年) 吉岡千晶 (2年) |
宮澤奈緒(書記2年) 株屋根彩子(3年) 稲嶺しのぶ(2年) 鈴木竜介(2年) 三宮慎大朗(2年)
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辻文野(書記2年) 正根寺舞子(2年) 佐々木麻希(2年) 川嶋靖代(2年) 飯野勝也(2年) 江藤裕史(3年) |
A今週の顔 永松和宏 TOPIC44「DVDについて」
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ここでは今週の顔として、ゼミ生のコラムを紹介していきます。今回は2年生永松和宏のTOPIC44「DVDについて」です。
現在製作中です。もうすこしおまちください |
金融システムの未来「3章」
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テキスト紹介 堀内昭義著 『金融システムの未来』 岩波新書 内容紹介 株価や通貨が世界的に動揺するなか、日本では金融機関の破綻が相次いでいる。本書はシステムの機能不全の原因として不良債権問題に焦点をあてることで、市場メカニズムの抑圧、有効な競争状態の欠如、金融行政のあり方、といった根本的欠陥を健勝するとともに、金融再編成時代の課題として、透明性と公開性を柱とする具体策を提示する。 学習方法 @ゼミ生は本ゼミまでに、指定された範囲を読み、火曜日24時00分までに掲示板に感想と論題を書きこむ。 A毎週交代で三年生が討論の司会進行をする。(司会は掲示板より論点と班分けをしてくること。) B班別で論点整理をし、全体のディスカッションから結論を導き出す。希望者はパワーポイント等を用いたレジュメを作成してくる。また次週ゼミまでに感想を掲示板に書きこむ。
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司会・金子渉
方法・テキストを元に、グループディスカッションを行う
@グループディスカッション、「銀行の経営状態を情報公開させるために、政府はどういう対策を立てれば良いか。」
A班
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金融当局の強化 ・マニュアル作成(破綻処理)⇒不良債権処理の選択肢増加 ・チェック体制の強化(銀行経営) →必要となってくる人材、ルール作成 ・銀行が危うくなる前に防ぐ事が出来る。 ⇒これが、結果としてセーフティーネットとなる。 |
B班 |
・情報開示のガイドラインの確立 ⇒共通基準を設ける 政府が法律等の利用で促す ・急激な変化は混乱を招くのでセーフティーネットなどを利用する |
C班
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・ペイオフによる保証金額の引き下げ 情報公開の声を民間から引き出す。 →市場規律が高まるのでは? ・金融当局とは、独立したアナリストによる国体をつくり客観的情報公開 |
D班
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・セーフティーネットによって ・銀行破綻による損失の消滅 →預金者の関心の減少 ・正確に理解できない=難しい →現状では、専門化が必要 ・コストがかかる |
E班
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・政策:セーフティーネットの緩和 →セーフティーネットの緩和は、政府が手を緩める原因となる →市場規律の強化 →健全経営の必然として行われる ⇒消費者の関心が強くなるため ⇒情報開示への意識が高まる |
教授からの補足説明
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@海外では自己資本比率を10〜20%に設定している。 しかし、現段階での日本の自己資本率は4%と8%である。 何故なら、この低い数値にしか設定できないのだ。 このことは、日本の体質だと言えよう。 |
A金利は自由設定。低く設定しても他の銀行が高く設定していれば 収益を期待できる |
B海外に機会はいっぱい転がっている。 |
・貸し渋りは、借金返済要求と相反するものである。(銀行の大きないじめ) ・自己資本比率→銀行が海外から業務を引き上げる動き。 理由:円高ドル安時には、自然に自己資本比率が減少してしまうから。 銀行業務の核:収益源の確保→預金を集める(本業) |
このための努力 1.金融商品 2.証券業務に手を出す 3.手数料(振込)が高い。収益源の源 4.資産の貸付 ・預金金利を低く設定したり、利幅拡大のために期間限定で高く設定するなどの操作を行う |
・公的資金注入により、救われた中小企業が結構ある。 ・本来の銀行業務の強化することで利益、収益源を増やす。 ・日本に機会(Oppotunity)はないので金融商品等、知識を吸収し、日本に還元する人材が必要である。 |
D次週までの課題 来週の司会津ヶ原・木幡より
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○班のマトメ、及び、個人の感想として 一般預金者レベルまで情報内容を解りやすくするために政府はどういうサポートを したらいいのかという意見も含めること。
○全員日曜日までに第4章、第5章の論点、及び感想を書きこむこと。
E事後連絡
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○教授の仰った議題に対して、班ごとに見解を出してください。また、感想もあれば記入してください。(BBSに)
書記からの連絡
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書記係山村から英語班、数学班、新人戦の書記へ
○ 木目細かなフォローのため、英語班、数学班、新人戦班の担当の方は、それぞれ記録書を作成し、PC班富田の方まで直接提出するようにお願いいたします。
* 今回の書記に関して、何かご意見がございます方は、書記係山村までお願い致します。→e100548@isc.senshu-u.ac.jp