2000年ゼミ活動第15回(9月28日)  書記 川嶋靖代

@事前連絡(●数学班より ●BBSについて ●田中先輩より ●今後のゼミについて ●新ゼミ生の募集について ●サブゼミについて 

A今週の顔TOPIC47 川嶋靖代「フェア‐トレード」

B「経済白書」ディスカッション
C来週までの課題
Dストリーミングサービス「VORAX」プレゼンテーション
@事前連絡

●数学班より

数学班から→ゼミで分析をやるという事で、プレゼミの最初の15分間を微分・積分をやる時間にあてます。

高校のときに使っていた教科書等ある人は持ってきてください。

●BBSについて

*2年生は進級論文を載せる事。

*前期ゼミの感想を載せてない人は早く載せましょう。

BBSの載りがかなり悪いので、みなさん早く載せるように!!!

●田中先輩より

田中先輩がゼミに参加してくださいました。皆に拍手で迎えられ就職活動についてなど、近況報告がありました。

●今後のゼミについて

2年生の結論としては、基礎的な分析を勉強し、ツールをして使いたいという事になりました。

1年生への対応としては、経済原論やエクセルの指導を行う。プレゼミはプレゼミ長が責任を持ち、ゼミ生がサポートすることで、毎週2回以上やりたい。

●新ゼミ生の募集について

新ゼミ生の募集→10・3に教員によるゼミの説明会があります。

教授より:ゼミの目的は、国際的に活躍できるバランスのとれた人材づくり。

望月ゼミの詳しい募集要項は10月1日更新します。しばらくおまちください!!

●サブゼミについて

本ゼミの土台となるような話し合いを行いたいので、ぜひ4年生の方にも参加していただきたいです。

来られない場合は、BBSのサブゼミナール通信の方に載せてください。

A今週の顔 川嶋靖代 TOPIC47「フェアートレード」

ここでは今週の顔として、ゼミ生のコラムを紹介していきます。今回は2年生川嶋靖代のTOPIC47「フェアートレード」です。

現在製作中です。もうすこしおまちください

 

B「経済白書」ディスカッション

*始めに、教授より:グラフを一つ一つ理解するのも大切だが、まずは幹を理解しましょう。

参考文献紹介

平成12年度版『経済白書−新しい世の中が始まる−』

編集 経済企画庁

発行 大蔵省印刷局

巻頭言 「経済は変わった。そしてますます変わりつつある」。経済企画庁としての最後の「経済白書(平成12年度次経済白書)」の序文をこのように書き出せるのは、必ずしも歴史的偶然ではない。世の中の変化が政府行政機構の改革を求め、機構の改革が経済の変質に対応しているといえるからだ。−−−経済企画庁長官 堺屋太一


望月ゼミでは昨年度はバブル崩壊とその後の経済分析をもとに経済原論に基づく日本・世界経済の理解、本年度前期は輪読形式による経済学の様々な分野の理解、また教授の授業を通して、回帰分析をもちいた経済学(情報経済論)を学んできた。そして今回データに基づく経済分析の導入として経済白書を選択するに至った。後期ゼミの中心命題は「IT」い設定し、ITが日本経済に与えた、与える効果の分析を行っていきたい。

 

テーマ「日本的な環境の中でITの本質的影響は何か?」(1章・第1節)

《A班》 需要面:消費者の選択肢が増える

     供給面:経営方法の選択肢が増える

     雇用面:労働市場の流動化促進による職業選択の幅が広がる。

     金融面:銀行が選べる.

     ⇒この四つから、閉鎖的な環境が選択肢の広がりにより開放的で効率的な経済環境となる。

《B班》 需要面:設備投資は景気改善に寄与、IT消費、消費の下支え

      供給面:生産性の向上、スピードの向上、コストの削減

     雇用面:中高年層の労働市場の減少、派遣社員の増加

     金融面:効率性(利便性)の向上、金融資本市場の不安定化

     ⇒特に供給面、ITはサプライサイドからだから、供給によって他の3つにも影響を与えている。波のもとをつくったのは供給面である。

《C班》 産業構造の変化→今の日本的環境下では難しい。

     ・法の整備不足

     ・人材(知識・技術)不足

     ・労働者の年齢層が高すぎる→ITの導入によて高齢者のリストラが起こり、この高齢者がIT関連の労働市場にかえって来られるのかは疑問

     ・たての企業系列が無い

《D班》 ITが日本経済に与える影響

     ・流動化する

     ・技術革新

     ・消費者主体の経済活動

     ・IT産業への需要が増す

     ⇒なかでも、最大の特徴は流動化  

《E班》 需要面:民間消費・・・IT関連商品の物価の低下や消費者のITへの意識のたかまりから、PCなどの消費が増えた。

     企業・・・資本ストックシェアの増加

     供給面:ITの供給→技術革新→労働生産性のUP

     雇用面:コストの削減などで、労働市場の形体が変化、熟練工の必要がなくなった。

     金融面:利便性のUP、金融市場の不安定性

     ⇒結論:日本の旧型経営システムがIT発展の阻害要因となっているので、それ自体をかえなければIT発展は望めない。

 

<教授より>

・ITは日本的経営システムではない。

・労働市場の流動化が高いほど、IT効果も高い。

・流動化によって選択肢が増えたほうがITにとっては良い事である。

・ITの本質=労働生産性の中で潜在的な生産力を高めうる。

⇒それを実現するには、それに対応するための構造改革が必要なのではないか。

 

C来週までの課題

@P165〜P205までを読みBBSに要旨等載せる事。

来週のテーマ「何が今の経営システムで問題になっていつのか?また、それがITによりどう変わるのか?」

DVORAXプレゼンテーション

本ゼミ終了後、株式会社「VORAX」よりストリーミング配信サービス用サーバーについてのプレゼンテーションを受けました。来年8月からの教授の海外留学までに、ゼミの活動風景をオンライン公開を行うことが、ゼミの一つの大きな目的であり、今回はそのための設備としてVORAX社のプレゼンテーションを受けさせてもらいました。この件についての詳細は後日公開の予定となります。

書記からの連絡

* 今回の書記に関して、何かご意見がございます方は、書記係川嶋・辻までお願い致します。

川嶋→w110181@isc.senshu-u.ac.jp

辻→e110251@isc.senshu-u.ac.jp