2000年ゼミ活動第17回(10月12日)  書記 辻文野

@事前連絡(●サブゼミの基本方針)

A公開ゼミ参加人数の発表

B今週の顔TOPIC49 田村直之「飛行機について」

C「経済白書」討論
D新テキストの紹介
@事前連絡

●サブゼミに基本方針

・ 本ゼミと直結したバックアップ方式。

・ 語学、経済原論の学習、テキストの疑問点について。 (各班で疑問点、及びフォローが出た場合はBBSにのせる。)

A公開ゼミ参加人数の発表

経済学科男子 32人、女子 2人 国際経済学科男子 15人、女子 11人 合計 60人

B今週の顔 田村直之 TOPIC49「飛行機について」

ここでは今週の顔として、ゼミ生のコラムを紹介していきます。今回は2年生田村直之のTOPIC49「飛行機について」です。

現在製作中です。もうすこしおまちください

 

C「経済白書」ディスカッション

*始めに、教授より:グラフを一つ一つ理解するのも大切だが、まずは幹を理解しましょう。

参考文献紹介

平成12年度版『経済白書−新しい世の中が始まる−』

編集 経済企画庁

発行 大蔵省印刷局

巻頭言 「経済は変わった。そしてますます変わりつつある」。経済企画庁としての最後の「経済白書(平成12年度次経済白書)」の序文をこのように書き出せるのは、必ずしも歴史的偶然ではない。世の中の変化が政府行政機構の改革を求め、機構の改革が経済の変質に対応しているといえるからだ。−−−経済企画庁長官 堺屋太一


望月ゼミでは昨年度はバブル崩壊とその後の経済分析をもとに経済原論に基づく日本・世界経済の理解、本年度前期は輪読形式による経済学の様々な分野の理解、また教授の授業を通して、回帰分析をもちいた経済学(情報経済論)を学んできた。そして今回データに基づく経済分析の導入として経済白書を選択するに至った。後期ゼミの中心命題は「IT」い設定し、ITが日本経済に与えた、与える効果の分析を行っていきたい。

●「日本的な環境のなかでのITの本質的影響とは?」

各班の中間発表

A班

・ 日本的環境として日本型経営・企業系列。(p168・図8)

・ 影響として日本型経営システムの崩壊、企業設備の情報化。

・ 日本設備の情報化は進むと考えられるが、総資産は平行線をたどっている。 (p184・図)

B班

・ 産業協働の不成立。

・ ITアレルギー、キーボードアレルギー。

C班

・日本的環境として、インフラの未整備、護送船団方式、法の未整備(p195)

・ 特許許可が降りるまでの期間が長いのはインフラの整備がなかなか進まない理由の1つと考えられる。

D班

・ 日本的環境として、大学教育がうまく機能していない。(p173)根強い同質 社会感、島国、同民族。

・ 影響として、上記の日本的なものが崩される。そして、みずからが考える社会に

E班

・ 日本的環境として、キーボード・英語アレルギー、規制大国。

 

教授の補足説明

・ ITと日本的環境との間には相互作用がある。

・ 日本には創造性が欠如している。

・ 創造性の根源は「組み合わせ」である。

・ クリエイティブな組み合わせを考えてITと日本的環境相互作用を考えてみる。

各班のまとめ

A班

・ ITの導入によって日本型経営システムの崩壊。

・ スピードと合理性がない企業は競争力をもてない市場になるから。

B班

・ キーボードアレルギーのため、パソコンよりも携帯が普及した。

・ 英語アレルギー。

・ 規制大国。

C班

・ ITの可能性を広げた 携帯 (日本的環境からITへ)

・ 日本の環境に合った技術革新 (ITから日本的環境へ)

・ 結論:日本の構造変化。そしてまた、日本的改良も加わってITの構造変化。

D班

・ ITの導入により日本的環境が壊れる。

・ 日本的環境がIT普及を阻害する要因として、キーボードアレルギー、創造性の欠如、日本的経営システムがある。

E班

・ 産学協同の不成立によって特許が取れない。(法律の壁がある。)

・ キーボードアレルギーも考えられるが、それ以前に日本人はITアレルギーなのではないだろうか?

 

 

 

D新テキスト紹介

著者 宿南達志朗

発行所 PHP新書

巻頭言

「インターネット・パソコン・携帯電話を核とするディジタル技術革新がもたらした経済、eエコノミー。情報の伝達速度と範囲の飛躍的な増大は、時間と空間の制約を超えた、新しいスタイルの経済活動を可能にした。

 ネット経済の規模はどこまで拡大しているのか?ITと経済成長・生産性向上はどのように関わっているのか?ECでめざましい成果を上げる企業に共通するポイントとは何か?新しい経済社会の全体像がよくわかる、ビジネスマン必読のテキスト。」

 

 

 

書記からの連絡

* 今回の書記に関して、何かご意見がございます方は、書記係川嶋・辻までお願い致します。

川嶋→w110181@isc.senshu-u.ac.jp

辻→e110251@isc.senshu-u.ac.jp