2001年ゼミ活動第2回(4月19日)  書記 川嶋 靖代
<<連絡事項>>

@今週の顔出して下さい。(PC班)

A来週より2年生が今週の顔をやります

B各班で各自が持ってきたデータを出し合って、デフレの財政面での問題点を話し合う。(ディスカッション)
 
ディスカッション


各班で各自が持ってきたデータを出し合って、現在のデフレにおける財政面の問題点を話し合う。

A班

・価格の低下・ @技術革新(経営改善)
A独占企業の開放
B需要の低下

・・・現状の日本・・・
@に成功した企業が行う価格破壊
         ↓
同種の他企業が以前の体制のままで価格低下させようとする。(ここが問題!!!)
しわ寄せが下請けや従業員の賃金低下に集まる。
         ↓
       将来不安
         ↓
       預金増大
         ↓
       消費減退
B班
  ・消費者動向の一緒
  ・消費価格は下がる
        ↓
    (消費者の傾向)
価格の安い商品を好む傾向にある
        ↓
 企業努力が必要になる!=コストを下げる→リストラ→収入減
C班
@Yt+1=Zt(消費者信頼感の低下)
      Zt=Ct+It+Gt
         Ct=C0+C1(Yt−Tt)

      Zt=C0+C1(Yt−Tt)+It+Gt
      Zt=C1Yt+(C0+I+G−C1−T)

→来期の販売は今期の所得に依存する。

AZ=Y0+Y1(Y0)
  =Y0+Y1(Y−T)+I+G
D班
@95年基準
実質賃金指数 完全失業率
1997年 △0.5 3.5%
1998年 △1.2 4.3%
1999年 △0.3 4.7%
2000年2月  2.1 4.8%
2001年2月  0.5 4.7%
⇒実質賃金は上がっていない。(失業率も2000年を境に4.8%台をキープしている。

A消費者物価指数は・・・・・
前年比
1999年 (△0.5%)
2000年 (△0.6%)
2001年 (△0.1%)
⇒下落傾向
 国内卸売部下指数も同じような下落傾向


B家計消費支出 (実質前年比)
1997年 354.615円 (▲2.5)
1998年 (▲0.9)
1999年 (▲1.3)
2001年1月 (0.0)
⇒良いデフレ悪いデフレと言うよりも、時期が問題であり、この状態が続く事に問題があるといえる。
教授より

これらの原因は?

デフレーション インフレーション スタグフレーション
・賃金水準の低下
・需要過少
・コストダウン(失業)
・円安、物価水準↓
・賃金の高騰
・供給過多
・コストプッシュ
・輸入インフレ
・期待過多
景気は↓で、物価↑

*最近の消費者の傾向は、大事な部分にのみ消費して、他の部分では贅沢をしない。一転豪華主義

*実質賃金=W/P

 賃金自体はあまり下がらないはずだが、今は下げざるを得ない。Wの減少が大きすぎるために実質賃金の減少が起っている。

*また経済は消費者の心理状態がかなり影響を与えると言える。現在は日本の将来予測が悲観的である・・・これが原因か?

次週からのプロジェクトチーム

これからのゼミで、データ班、ミクロ班、原論班に分かれてそれぞれ知識を持ち寄る。

データ班・・・小西、正根寺、伊藤(る)、三宮、飯野、長谷川
ミクロ班・・・・永松、秋山、鈴木、井口、渋谷、辻、田村、岡田
原論班・・・・高橋、朴、吉岡、高村、稲嶺、原、川嶋

来週までにそれぞれの班の課題をやること。

書記からの連絡

* 今回の書記に関して、何かご意見がございます方は、書記係川嶋・辻までお願い致します。

川嶋→w110181@isc.senshu-u.ac.jp

辻→e110251@isc.senshu-u.ac.jp