2002年ゼミ活動第2回(4月18日) 書記:原 Web:白井

(1) 教室について
(2) ゼミ連より
(3) PC班より
(4) コラムについて
(5) ディスカッション1
(6) ディスカッション2


(1) 教室について

本日の教室は95J。5月以降の教室はまだ未定ですので決まり次第おって連絡します。

(2) ゼミ連より

ゼミ連費\500の秩E収

(3) PC班より

PC班より2年生へプロフィール提出要求。PC班で仕事が出来ませんので2年生は早く白井君に提出するようにして下さい。

(4) コラムについて

「今週の顔」のコラムをGW明けまでに書いて提出して下さい。HPに今までのコラムが出ているのでそれを参考にして下さい。

(5) ディスカッション1

【議題】「デフレ経済の特秩Eとはなにか?」
(意図したこと) バブル崩壊後の日本経済を概乱し、デフレ経済といわれる現在の日本経済が抱える問題点を整理すること。
(参考文献から) 日本経済の宿題 「失った10年」を超えて 
土志田 征一 著 (ダイヤモンド社)
主に4章について

(6) ディスカッション2

【議題】「財・金融・労働3市場の問題点は?(スラックスという視点から考える)」
(意図したこと) 前期テーマである「スラックス」という視点から、3市場の問題点を定義し、G.W.以降から始まる、3市場の分析の際、その問題点をゼミ生共通の認識とし、効果的な分析が進むようにするため


「デフレ経済の特秩Eとはなにか?」

A班
原・長谷川・井口・大城・山本・関

定義:物価の下落と経済規模の縮小
・ 今の日本経済のデフレは、金融システム不安との関連性が強い。
・ 過剰雇用・過剰設備・過剰債務→部門格差有
・ 不良債権
・ 金融ビックバン

なぜ日本はデフレにまで陥ったのか??
・不良債権への対応の遅れ・先送り体質
・土地を担保に取る銀行の融資体制・土地神話・Japan as number one
・国民性・高貯蓄

B班
朴・伊藤和・岡田・福村・間仁田

デフレの定義…物価下落と実体経済の縮小

需給ギャップ
・過剰企業(オーバーカンパニー)
・需要不足

不良債権問題
・処理の先送り
・貸し渋り
またこれに、円安・グローバル化という背景が付加要因とされる

C班
高橋・伊藤ル・白井・金子・島崎


P.110の図を簡略化したものだが、バブル崩壊による資産デフレを契機とし現在日本経済が陥っているデフレ経済の現状(物価下落と実質経済の縮小が相互作用かつ累積的に進行する事)こそが特秩Eであると言える。

司会者まとめ
高橋

デフレ経済の特秩Eとは?
「物価下落と実体経済の縮小が相互作用的かつ累積的(スパイラル的)に進行すること。
1. 物価の下落が企業の売上高を減少させる
2. 企業の売上高減少から、企業収益が低下し、減収減益となる
3. 企業の先行きに対する不安が、設備投資を抑制し、国内需要を悪化させる
4. 雇用調整_所得減_個人消費の低下_需要の緩和
5. 需要緩和がさらなる物価下落をまねく

背景
1. 世界的デフレ傾向(社会主義国の崩壊・市場経済の拡大・大競争時代の到来)
2. 円高による構造変動(内外価格差の縮小・企業戦略)
3. 需給バランスの悪化


「財・金融・労働3市場の問題点は?(スラックスという視点から考える)」

A班
原・長谷川・井口・大城・山本・関

<財>過剰設備投資(質的アンバランス有)
   需給のアンバランス

<金融>不良債権問題・貸し渋り
    土地・株の資産価格の低下
    金融市場の不安定感

<労働>労働移動がおきにくい
    過剰雇用への調整対応不足(ミスマッチ)
    高コスト
    産業の空洞化

B班
朴・伊藤和・岡田・福村・間仁田

<財> 需給ギャップ、過剰企業 → 需要不足
<金融> 金融機関の不健全化 → 貸し渋り
<労働> 不採算企業の生き残り、高コスト体質
      → 流動化がされにくい市場 ⇒ 失業者が発生

C班
高橋・伊藤ル・白井・金子・島崎

<財市場>
・企業の在庫調整
・需要の低下
<金融市場>
・貸し渋り
・ハイパワーマネー
・マネーサプライ
<労働市場>
・雇用のミスマッチ

司会者まとめ
高橋

「財・金融・労働の3市場の問題点とは何か?」

<財市場>
企業の過剰設備投資
需要・供給のバランス
企業の在庫
経常収支黒字

<金融市場>
貸し渋り(ハイパワードマネーとマネーサプライの関係)
個人金融資産
過剰債務

<労働市場>
過剰雇用
雇用のミスマッチ
空洞化



書記からの連絡

* 今回の書記に関して、何かご意見がございます方は、書記係 原までお願い致します。

原→w120058@isc.senshu-u.ac.jp


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