2002年ゼミ活動第7回(5月30日) 書記:原 Web:白井

(1) 連絡事項
(2) 今週の顔 『ダンスについて』
(3) 新人戦の概要説明
(4) 財市場のディスカッション
(5) 金融市場


(1) 連絡事項

* 6月からサブゼミは98D教室で行います。
* 6月2日のインナーのテーマ設定会議は文京学院大学で行われます。開始時刻は13;00〜になります。
* 今月の近況メールを送ってください。

欠席:伊藤ル(発疹)・大城(風邪)  
遅刻:関(お見舞い)

(2) 今週の顔 『ダンスについて』
島崎 恵子

 大学に入ってからダンスサークルに入りました。高校のときに友達がダンスをしていて、ずっとやりたかったそうです。今はサークル・ゼミと忙しい毎日。でも、人間の表現力豊かなところが魅力で続けていけるそうです。舞台も結構見に行きお勧めはレ・ミゼラブル。海外のミュージカルが好きです。 詳しくは『今週の顔』をご覧ください。

(3) 新人戦の概要説明

A班 デフレ化の日本経済
B班 景気回復のために〜財政金融政策の問題点と対策〜


各班の共通点は?

1班
伊藤・朴・金子・間仁田

<スラックス>
・成長トレンドと現実の潜在成長率とのギャップ
・経常収支
・資本収支

2班
高橋・白井・原・山本・島崎

・生産性要素の低下→潜在成長率の低下
・ 資金の固定化
・ 投資の減少

3班
長谷川・井口・岡田・福村

 <共通認識> 潜在成長率↓ = 資本ストック成長率↓ + 労働投入量成長率↓ + 技術進歩率↓

投資が有効に活用されていない。

ミクロ班・マクロ班 = 実質GDPと現存の潜在成長率の間にギャップを見ている。
( ⇒ 需要面から見ている。景気循環の中のひとつとして見ている。)

国際班 = 現存の潜在成長率と供給面が本来のポテンシャルを発揮したら達成される潜在成長率との間にギャップを見ている。

 ※スラックスをみるポイントが国際班とミクロ・マクロ班とでは異なったが、どちらにも共通していた点は上の2つにあるように、潜在成長率の低下があり、それを構成する三要素がいずれも低下しているということと、投資が有効に活用されていないことがあげられた。

司会者
井口

<財市場におけるスラックスの定義>
・ 市場にある各生産要素が、本来持ち合わせているポテンシャルを発揮した状態まで、
有効に活用されていない状況の結果として生まれるギャップを指す。
その実態として、短期的にはGDPギャップに、
長期的には現存の潜在成長率と供給面が本来のポテンシャルを
発揮したら達成される潜在成長率とのギャップがある。

<財市場におけるスラックスの定義(まとめ)>
 スラックスとは、市場にある生産要素が有効に活用されていない状況をいう。
それは短期的には需給ギャップ、長期的には実質成長率と潜在成長率のギャップによってあらわされる。
 このギャップが生まれる要因としては、投資・資金の固定化、日本の国際競争力の相対的な低下が挙げられる。


金融市場

マクロ班
長谷川・高橋・岡田・関・金子・島崎

スラックス:資金需要・供給間のギャップ
潜在成長力に対する需要(GDPギャップ)と供給(潜在成長率間のギャップ)




定義:生産要素が有効的でない。
 短期…GDPギャップ
 長期…成長トレンドと潜在成長率のギャップ
背景:バブル崩壊・不良債権
    ⇒生産要素を効率的に本来のトレンドへ

ミクロ班
朴・原・井口・福村・山本

ゼロ成長から自立的成長へ向けて有効活用されていない資金を見る
銀行から先に資金が回らない理由。収益性の高い産業に資金が回らない理由を考えていく上で銀行貸出とその内訳、貸出先の収益率、不良債権、国債を来週は見ていきます。

国際班
・白井・間仁田・大城

<今週見た指標>
・金利
・経常収支
・資本収支

<今後着目する指標>
・内外価格差(アメリカと比較、その他アジア諸国との比較も面白いかもしれません)
・為替レート(これは長期と短期の影響を考えます、実質為替レートと、名目為替レートを調べます)
・GDPデフレータ(物価上昇率で用います)
・貯蓄
・資本係数(資本収益性)

司会者
白井

スラックスは
「ゼロ成長から自律的成長へ向けて、有効活用されていない資金を見る」
を前提として考えていきます。

その他、班の裁量により、定義的なスラックスを考えていってください。共通した視 点として、今回前提を掲げました。また、スラックスは供給面が主役ですが、需要面 にも着目し、バランスを取るようにしてください。そして、問題の背景などにも着目 し、金融市場においても、建設的な議論、プレゼンができるようにしていきましょう!



書記からの連絡

* 今回の書記に関して、何かご意見がございます方は、書記係原までお願い致します。

原→w120058@isc.senshu-u.ac.jp


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