2002年ゼミ活動第9回(6月13日) 書記:原 Web:白井

(1) 出欠席
(2) 連絡事項
(3) 今週の顔
(4) 金融市場プレゼン


(1) 出欠席

遅刻:福村 出席:永松・田村

(2) 連絡事項
長谷川

・ ゼミ対抗ボーリング大会が5月25日に開催されます。他ゼミとも積極的に交流をはかって行きましょう。 ・ 新人戦が6月16日に行われます。10:00〜です。

(3) 今週の顔
山本

   「故郷、富山県高岡市について」 出身地である富山県高岡市は、住み良い町ランキングで全国25位に選ばれるほどの豊かなところであるにもかかわらず、現在は若者の町離れが進んであり過疎化に悩まされているのが実情である。故郷が大好きな山本さんはこの過疎化を止めるためには街にどのような経済的要素が必要なのかを自分なりに考えます。(来週は、金子さん)


金融市場プレゼン

<前提> ゼロ成長から自立的成長へ向けて有効活用されていない資金を見る。

マクロ班
岡田・長谷川・高橋・関・金子・島崎

スラックス定義:GDPギャップ(需要と供給)
        短期と長期の潜在成長率のギャップ
        資金の需給ギャップ

【マクロ経済の背景】
資産デフレ
☆ 株価下落の影響
1. 資産効果を通じての消費への悪影響
2. 金融システムの不安定化

需要の低迷(1=家計の消費、2=企業の投資)

☆ 地価下落の影響
地価の下落⇒設備投資への影響(土地神話→土地神話崩壊)
上記の☆2点から、フィナンシャルアクセルレーター(金融的加速因子)の影響
株価や地価の下落⇒需要の低迷物価の下落(デフレ)
    →AS曲線が一定のもとで、AD曲線が下方シフトすると、物価は下落する。
    資産デフレ・一般物価の下落・景気低迷・一般物価の下落・・・⇒デット・デフレーション

【資金需要と供給】
資金の供給側
・ マネーサプライ → 信用乗数の低下(金利低下・金融不安・準備率上昇)
・ 不良債権    → 債権処理の長期化、不良債権の新規発生が経営を圧迫
・ 銀行の国債保有 → 国債に投資(国債には確実に利益が上げられる信頼がある)
・ BIS規制   → BIS基準が銀行の貸出行動を制約

資金の需要側
・ 企業の投資   → 来期の収益が見込めない場合、企業は投資を減らす行動を取る
・ 期待      → Yield Spreadから期待の低下

「ゼロ成長から自立成長へ向けて」 ⇒ 金融システムの安定化・信用の正常化

マクロ班プレゼンファイル

ミクロ班
井口・原・朴・山本・福村

短期的…GDPギャップが存在している
・不良債権の存在
・住宅ローン増
・社債・株式発行減
・ 国際の保有増
・貸出額の減少
・借入減
    →投資の減少により資本ストックの伸びが低下しGDP成長率は抑制される。
    →資金の供給減+資金の需要減

長期的…潜在成長力の低下が見込まれる
 銀行が本来貸し出すべき産業に投資をしておらず、収益性の低い部門への貸出量が多い。そのため、日本の競争力は低下していくことが予測される。

ミクロ班プレゼンファイル

国際班
・白井・間仁田・大城



為替レート、金利、資本係数は、資本収支や経常収支に影響を与え、
資本収支や経常収支は投資に、投資は潜在成長率、需給ギャップ、GDPに影響を与えている。

現在の状況は、為替レートは円安、金利は諸外国と比べ約4%も低く、
資本係数も上昇トレンドにあり(先進国の中でも少し高くなっている)、
資本の流出=資本収支赤字に繋がっている。また経常収支黒字も資本収支赤字に繋がる。

資本の流出により、国内の投資の減少要因となり、それが、
短期的には需給ギャップを拡大、GDPを低下させ、
長期的に見てあるべき潜在成長率よりも潜在成長率を下げている。

国際班プレゼンファイル

金融市場司会
白井

各班とも、バブル崩壊に伴う影響、特に、金利、不良債権、貸し渋り、資金の固定化、 逆資産効果、銀行の国債大量購入により資金が有効活用されず、経済成長に影響を及 していることが分かったと思います。また、質問の時間には、各班内の新たな問題の 発見、発表時には2年生も積極的に発表に参加し、より有意義なものとなったのでは ないでしょうか。来週のディスカッションでは金融市場の総括として、金融市場の各 班の内容の一層の理解をしまとめられるようにして下さい。

労働市場司会
岡田

来週より労働市場に入りますが、まずは「労働市場を流動的にし、活性化させる」ということを全体の前提条件として定める。これをスタートラインとして、今後各班それぞれの視点から労働市場を考察し、より良いプレゼンができるよう3週間しっかりと司会を努めていきたい。



書記からの連絡

* 今回の書記に関して、何かご意見がございます方は、書記係原までお願い致します。

原→w120058@isc.senshu-u.ac.jp


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