就職活動最終報告
Akimoto.R(運輸省)
私は公務員を希望しており、何とか国家公務員U種に合格し、運輸省(のちの国土交通省)から内定をいただきました。大学入学当初から就職について考えていたわけでなく、大学三年になってから考えるようになり、「公務員になろう」と決意しました。なぜ公務員か皆さん理由を聞きたいであろうと思われるので、教えましょう。
一言でいうと、「自分が自分であるため」というちょっとカッコよさそうなものです。私は大学生活というのは大学自体よりも重要であると考えます。だから、授業を受けて勉強することも、またサボることも酒を飲むことも、サークルをすることも、本気で勉強することも(主にゼミで)、全てが大学生活であり、勉強だけでも遊びだけでも駄目だと思っています。
そんな考えを確立していた大学三年の春、毎年恒例のサークル勧誘が始まりました。するとどうでしょう。当時超円高となり不況でした。一年生のほとんどは「資格」「公務員試験」などなど社会への歯車としての大学生活をおくろうとしていた人たちでした。(もちろんそうでない人もいます。しっかりと目標を定めてやっている人や私の言う意味で大学生活を送っている人には敬意を送りたいと思います。)
「それならば」と私は思いました。「それならば、サークル活動をしていても公務員くらい合格できるのだというのを見せてやる。」それが公務員受験のきっかけです。ここで言っておくのは、あくまで「きっかけ」であって、その為だけに公務員を目指したわけではないということです。(一応誤解の無いように)
さぁ、という訳で実際の活動を振り返りましょう。公務員は「勉強」と「面接(スケジュール含む)」です。勉強に関しては「やれ!!」としか言いようが無いので「面接」の話にしましょう。私は色々と受験したのですが(国家T種や地方上級など)、結局国家U種しか合格しなかったので、それだけに限らせてもらいます。
8月1日:合格発表。
この日は電話でいろんな省庁にアポをとりましょう。警察庁などはこの日から説明会を開始しています。面接などやっている省庁は多数です。
8月5日〜7日:官庁業務合同説明会(今年は5月)
この日はある意味で「勝負の日」です。欠席厳禁です!自分の本当にいきたい省庁のみならず、あまり意味が無いところの説明も聞きましょう。そうして面接のアポをとります。
合同説明会後は自ら官庁に出向いて面接をします。私が官庁訪問をやっていて気づいたことは、3〜5省庁を平行してやり、あまり沢山やりすぎないことです。結構するどい質問もあるのでそれなりの対策が必要だからです。「なぜ公務員か」だけでなく、「なぜ国家公務員か」や「なぜこの省庁か」まで考える必要があります。また、「白書のあらまし」という薄い本でこの省庁がどんな事をやっているか知るのも重要なことです。(
300円くらいで買えますが、この時期すぐ売り切れるので早めに購入するのが良いでしょう。)あと、自己PR、サークル、ゼミなどは民間と同様に聞かれます。まぁ、こんな感じで面接が進み、内々定が貰える訳ですが、しっかり対策していれば必ず希望省庁から内々定がもらえますのでがんばってください。
Wたしも対策をしっかりやりはじめたらあっさり内々定がでました。さぁ、次は注意事項です。世に出回っている雑誌や専門学校で悪い知識を身につけているようです。
注1:内々定や内定は数多くもらった人が勝利者という訳ではない!
誠意を持ってきちんとことわりましょう。そんな事をしていると必ずしっぺ返しがきます。
注2:うそをつきすぎない
「うそも方便」という言葉もある通り、多少自分を大きく見せることも重要ですが、度をすぎるとアウトです。あと、本音を言い過ぎないのも重要です。まあ、どんな形であれ、人と人との場なので理性ある行動をとるべきです。
注3:マニュアルどうりでかまわない。
全部が他人とまったく違うというひともどうかしています。オリジナリティがあるのは結構なことなのですが、他人と同じようなことがあってもかまわない訳です。あくまで、素直な自分をだすように。
以上秋元亮一による面接対策でした。質問は木曜4限ゼミ71号室にいるのでききにきてください。