12月(第18.19回ゼミナール)


第18回ゼミナール活動報告

12月4日(THU)14:40〜18:00(書記 小川剛史)

 

<連絡事項>

(鎌田)

今日6時から新歓コンパがあるので北口養老の滝に集合してください。その際の費用3000円とゼミ費1000円合計4000円を後で回収します。

(先生)

いつもいっていることだが、私が一度言ったことはすぐにやるように。出来ないのなら辞めてもらってもかまわない。今後私が言ったことはすぐにすぐにやるように。

<ゼミ活動>

(TIMEキーワード800単語・英文テスト)

UNIT63「財政」単語13個

UNIT64「税金」単語14個・英文3個

(来週今までの範囲すべてのテストをします。)

 

<ディスカッション「再浮上の構想」第6章>

レジュメ担当…野崎・斉野・小野

(佐山)空洞化はゼミでも何回も取り上げてきたが、日本国内を魅力的なし場にするためにはどうすればいいと思いますか?

(渡邊)法人税を安くする

(野崎)今現在法人税を安くしているのは東南アジアの国々だが日本は人件費が高いからあまり効果がないのでは?

(渡邊)規制緩和を進める。

(宮沢)今、渡邊君が法人税を下げると言ったが、確かにこれにより外資系企業の進出が増えてくると思うし、これにより今の日本の飽和した常置を改善できると思うし、企業間の競争が活発になると思う。

(斉野)今日に日経新聞に今の日本で起きていることは外国では考えられないことだ、と書いてあった。日本的なルールが今でもたくさんあるので、そういうところを改善したほうがいいと思う。

(小野)日本は魅力がないと言うのがみんなの見方だが、トイザラスのように日本に進出してくる企業もあるので魅力がない訳ではないと思う。

(渡邊)それは小売業の話で、ここでいっている魅力の無さとは違うと思う。

(先生)マクドナルドが日本の高コストの中どうして普及していると思いますか?日本は本当は魅力があるのです。

(野崎銀行法があるのにも関わらず、あのようなことが起きている。でも、魅力がなければ外資系企業は支店を置かないと思う。

(先生)シティバンクの経費どうやって削減していると思いますか?まず儲かっているのにリストラをし、徹底的に情報開示をしている。またマーケティングにも力を入れている。日本は無駄な人が多すぎる。それとアメリカのように専門知識を持った人が少ない。

(宇田)話が変わると思うけど、日本に魅力がない、株であっても会社同士の馴れ合いがあり、株主総会も手抜きだし、社長を辞めてもお金をもらえるなどこのような事が積もって魅力のない制度になってしまったと思う。また、アメリカのように企業間において透明性を取りいれるべきだと思う。

(清水)論点からずれますが日本の市場が国際的分業を進めるならば、なぜこれほどこれほど海外の基準を知らないのだろう。

(先生)日本型ヒューマンウェア技術という言葉があるが、現在リストラで技術者(40〜60)を切りすぎて仕事が出来なくなってしまって戻していると言う話がある。つまり日本はこれから情報化が大切だが製造業を捨てていいのだろうか?

(清水)僕はオヤジと仕事をしているが50歳ぐらいの職人には負けてしまう。いつも10年早いと言われている。そして跡継ぎが見つからないためこのままではせっかくの技術もなくなってしまうのでは?

(奥沢)定年制度の廃止、社会環境の整備。

(吉田)定年を定めるのではなく定年になっても企業のニーズと本人のニーズが合えばいつまでも働いていいのではないか?

(秋本)働きたくない人は?

(吉田)このままの状態では働かざるをえないと思います

(清水)働くことを義務に感じるのは60までだとしてもそれ以降は労働の自由がいいと思う。

(宇田)老人が多いと派閥が起きてしまうのでは?

(先生)銀行では40代から出向、50代で半分以上いなくなり、その他の一握りの人が社長などになるから派閥はそれほどないと思います。

(清水)働きたい人とのバランスは?

(先生)外国人労働者、新人を考えて高齢者の市場を考えるべきでは?

(野崎)企業で身体障害者を雇用すると国から補助金が出るのに真似て高齢者を雇用すると補助金が出る制度を導入する。

 

(野崎)少子化について話しましょう

(野崎)中国の1人っ子政策を真似て2人っ子政策を導入するのはどうでしょう

(先生)堕胎する子供を少なくするだけで50万の人が増えるということも考えられる。日本ではこの事に対する制度があいまいだと思う。

 

3年生進級論文中間報告>

長尾さん−中国経済について(成長要因と今後の方向性)

佐山さん−公共投資のあり方

小倉さん−日本型経営システム

安西さん−情報化社会における電子通信のあり方

野崎さん−アメリカにおける航空規制緩和と日本航空会社の相違

三富さん−東京への集積より成立した日本経済(一極集中の弊害と利点)

石井さん−労働市場における第三次産業の役割について

<連絡>

<宮沢さん>先日から開設されたBBSについて補足説明をプリントアウトしてきました。目を通しておいて下さい。



第19回ゼミナール活動報告

12月11日(THU)14:40〜18:00(書記 大前慈子)

<連絡事項>

(鎌田)

春合宿の日程は3月18日から20日です。3.4年も忙しいとは思いますが顔をだしてくれたらうれしいです。

<ディスカッション「再浮上の構想」第7章>

発表者:清水・三富・鎌田

三富:レジュメ1発表

安西:質問ありませんか

清水:ないようなにで付け足しをします。ブレトンウッヅ体制はホワイト案とケインズ案が出ました。ホワイト案は金本位制を打ち出していて、ケインズ案は単一通過反対と言う案を打ち出していました。ここではホワイト案が採用された。このころ、日本は敗戦国で復興はまだだった。だけれども固定相場制のおかげで日本の製品は品質は上がっても値段は上がらなかった。そのため輸出に有利になった。1970年以降のニクソンショックからアメリカの双子の赤字は増えた。ITOは失敗に終わった。それは拘束力にかけたからです。

渡辺:P.130の8行目が良く分からないのですが。

清水:乱降下のことを言うんだよ。(図を使って説明)

先生:ファンだメンタルは1.短期的投機 2.中・長期的投機、購買力平価によって決まる。ファンダメンタルとはその国の力、財政などを現す。日本はこれからまだ円安に向かいだろう。

清水:経済の基礎的要因はファンダメンタルで決まる。

先生:私はブレトンウッズに行ったことがありますが、森林資源豊富なきれいなところでした。金本位制の必要性を考えてみます。フランス人は危機が感じると紙幣を金に替えて持つといいます。日本は今、お金の流動はあまり見られない。でも、銀行にたくさんお金があるわけでも戻ってきているわけでもない。つまり、日本人はたんす貯金をしているのだ。だから、投資も行われていない。昔はアメリカが発権国だった。今、アメリカのちからは落ちている。それは、この間のコダックのWTOの訴えの取り下げからも分かる。今までアメリカのルールが世界のルールだった。それが変わりつつある。またそれは世界が1つになるつつあるということも言える。

三富:レジュメ2発表

安西:それでは円の役割について考えたいと思います。今、円は130円になろうとしている。円安の時は円安はいけない、円高の時は円高がいけないといわれたいるが本当はどっちのほうが良いのか?

秋本:現実問題としてユーロは実現するのか?基準はみんなクリアーで切るのか?

先生:円高、円安のどちらが良いかということだが、日本は長い間の円高の体制で100えんや90円ぐらいの円高には耐えられるような体制ができあがっている。日本には本当は力はあるのだ。アメリカは日本に対して不透明さを指摘して日本の弱さをいっているが本当は日本を恐れている。それは日本には製造業という底力があるから。韓国には日本のような底力がない。そのためもしも韓国に日本のバブル崩壊のような不況がきたら耐えられないおと言われている。

先生:将来、世界規模の経済になるのだろうか?その時代には円やマルクやドルはあるのか。世界通貨になれば為替はなくなる。国際公共財を世界規模で考えた場合、市場だけでは考えられなくなる。世界と自国を考えた場合、矛盾が生まれる。これからは510年五後を考えた時今何をするべきなのかを考えるべきだ。

先生:政府は規制を強化するか緩和するかは市場をみて判断しなくては行けない。1015年後日本の立場はどうなっているのか。

渡辺:通貨を統一しても先進国優先になる。富の再分配があるから。今、富が先進国に偏り過ぎている。

安西:豊かさの基準は何にあるのか。

渡辺:先進国中心の世界ではいけない。

先生:今はむしろ後進国優先。

清水:確かに中国はすごい成長している。

飯田:世界通貨になるためにはその通貨の使いやすさや安定性が重要になってくる。

安西:将来、世界通貨ができたとしてもそれがドル、マルク、円になるのだろうか。ユーロだけでも基準をクルアーするのが大変なのに本当に世界通貨は出来るのか。

渡辺:世界通貨の利点は何なのか。

先生:為替レートがなくなる。

梶山:今の貨幣評価と50年後の貨幣評価はどう変わってくるのか。

先生:貧富の差があると世界通貨はやりにくい。

三富:レジュメ3発表

安西:自由貿易が一番いいが、リスクが大きい。WTOの権限をもっと強くする。

先生:日本は他国に貢献する時、国際機関を通して貢献したほうが良いのではないか。そのためにWTOやIMFの権限をもっと強くする。

市川:日本のOECEのイメージ打開のためにも先生の言った国際機関の権力強化や良い案だと思います。

石浦:今、伸びているアジアの国は他の国に金銭的な援助ができるほどまだ発展していない。国際機関に対する日本の貢献度をもっと上げるべきだ。

市川:日本のイメージを国際機関を通すことで変えることができるかもしれない。

奥澤:日本の組織がしっかりしていれば信頼はえられる。

おがわ:そのためにも、もしアジアだけでIMFのような機関を作る時は日本は率先して頑張るべきだ。

ヨウ:援助とはただお金をだせばいいということではない。

発表終わり

<2・3年中間レジュメ発表>

宮沢淳ー情報技術導入のよる競争原理の導入

矢内司ーアジアを索引する要素

市川明子ー後発途上国と援助

宇田良隆ーアメリカが日本の手本であるという証明

大前慈子ー日本型経営から世界標準へ

小川剛史ー情報化社会における日本の戦略とアジアネッワーク

奥澤啓之ー日本的金融改革の行方

小野公樹

鎌田大介ー自動車産業の変化とあり方

庄子穏行ー情報化と産業構造

田辺健太ー今後の日本企業のあり方

渡辺健太郎ー持ち株会社は日本にいらない