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まずは資料請求でしょう! 就職活動の入口は、資料請求です。ハガキやEメールを企業に送るのが一般的です。私が資料請求をやりはじめたのは2月の初旬でした。後期試験が1月末まで続いたために、この時期に請求しました。リクルートから送られてきたハガキを使いました。暇さえあれば、何かに取り付かれたようにハガキを書いていました。少なくとも200社には請求しました。官製ハガキを使った方が有利とも言われていますが、あまり関係ないように思います。大手企業に対するアプローチはとにかくスピードが最重要です。
資料請求は12月のうちに済ませるのがベストです。ハガキを書くのは時間がかかるので、各企業のホームページからの書き込みや、リクルート・ナビ等の一括メール送信をおすすめします。
就職合宿はどう? 2月初旬に、専修大学の就職課主催の就職合宿に参加しました。プログラムのほとんどが自己分析に当てられていて、はっきり言って疲れました。しかし私にとって収穫はありました。それは企業の人事の方による模擬面接です。私は当初、某通信会社の人事と面接をする予定でしたが、あちらの事情で来られないということでした。そのおかげで、なぜか(?)就職部長と某都市銀行の人事とで、2回面接の練習ができました。言いたいことが言えなくて、自分の力不足を痛感しました。
時間とゆとりがあって、伊勢原好き・温泉好きの人には勧められます。
オープンエントリーと言いながら……
ほとんどの企業がオープンエントリーと、うたっていますが、まだリクルーター制は根強く残っています。いきなり家に電話がかかってきて、呼び出されたことがありました。リクルーター面接では、すでに選考が始まっています。某証券会社ではリクルーターと3回面接した後、やっと人事面接に進めました。
Uターンしたいなら……
地方は東京に比べると、就職に関する情報が少なすぎます。でも裏を返せば、押さえるところを押さえておけば、いいんです。一番の情報源は、合同企業説明会でしょう。細めに足を運ぶべきです。私は3月に地元で2回、4月に東京で1回、参加しただけです。企業からはもちろん、来ている他の学生からも得ることは多いでしょう。ただし合同説明会には大きな欠点があります。自分が思ったほど多くの企業とは接触できなかったことです。人気のある企業には、必ず学生の行列ができます。1時間並んでも、目当ての企業の方と話せないこともありました。これほど時間を無駄にするくらいなら、行列のできるうまい店に並んだ方が賢いです。
第一関門の筆記試験 面接に進む前に、筆記試験を課す企業が多かったです。私が受けた筆記試験は、SPI、SEの適性検査、一般常識、小論文、クレペリンがありました。大手企業はほとんどがSPIでした。採点が楽だからでしょうね。SPIでは塾講師のバイトで中学生に教えていたことが役に立ちました。SEの適性検査は数列や図形があったりと、頭の体操のようなものです。一般常識はマスコミに多いです。新聞を読めば何とかなります。小論文は天声人語のように、目まぐるしい展開で書くようにしました。最初に結論を書かないようにしました。クレペリンは対策法がありません。ひたすら計算するのみ。
筆記試験で落とされるのは、面接で落とされる以上に悔しい思いをします。筆記の対策は侮れませんよ。
セミナーの実態
「セミナーですでに選考が始まっている」「セミナーの後に、筆記試験や面接がある」と就職活動を始める前に聞いていました。けれど協定廃止2年目の今年は、活動がさらに早期化したため、私が参加した多くのセミナーでは選考は含まれませんでした。ただし、5月以降のセミナーでは直後に選考もありましたが。
OB訪問は「あり」です 入りたい企業のOBとは話をしておくべきです。一人ではなく何人とも。はっきり言って、セミナーは「右肩上がり」の説明ばかりです(疑いたくなるくらい)。OBは後輩に本音で話してくれます。
私は全くOB訪問しませんでしたけど。
面接は習うより慣れろ! 面接の対策本は、読んでもあまり意味がないのでは?買って損しました。でも、立ち読みするんならいいかな。 間違いなく面接で聞かれることは、自己PRと志望動機です。何度も紙に書いて考えました。4月には自己PRを固め、業界別・企業別の志望動機を作りました。でも、面接は質問に答えればいいというわけでなく、いかに会話ができるかがポイントです。面接官が理解して共感してくれるように心掛けました。「自分がどんな体験や苦労をして、どうやって克服して、何を得たか。その経験を御社のこの分野で生かせます。」ここまで言えたら文句ないでしょう。
面接は数をこなしたもん勝ちです。何度もこなせば、うまくいくもんです。
イメージ
就職は消費行動に似ています。企業を選ぶときに、つい見た目やイメージで決めてしまいます。もっと企業の中身を知りたかったのですが、実際には難しい面もあります。最近は、日本でもインターンを受け入れる企業が多くなっています。機会のある人は、インターンに参加してください。企業の実態を見れますよ。
最後に 2月の資料請求に始まり、3月からセミナー参加。銀行、証券、保険、カード、情報、通信、メーカー、商社、人材派遣、シンクタンク、調査、マスコミといった業界をまわりました。体力的にキツかったのは、4月から5月にかけてでした。この時期、営団地下鉄とドトールには、どんなに貢献したことでしょう。 6月に、D銀行(地元の地方銀行)から内定をもらいました。自分の興味のあるところには、まわれたので、7月に活動を終了しました。
誰でも将来は不安です。10年後、20年後のことを考える暇があったら、今のことを考えましょう。完全失業率アップ、有効求人倍率ダウンといった暗いニュースが続いていますが、そんな数字は全く気にしないでいいです。自分を信じて、自分に自信をもって活動してください。誰にも負けない自分のアドバンテージを売り込むいい機会です。また、就職はゴールではなくスタートであることを忘れないでください。
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