第10章ディベート

渡辺「今後どのようにして中国経済を発展させるか」

宇田 沿岸部と内部の格差。華僑ネットワークによって沿岸部に集中しすぎ。

華僑は短期的な投資であり小規模である。労働力を農業から工業に移行して成長

してきたが、その後どのようにして経済のサイクルをまわすのか

田辺 投資家の育成が必要

河西 中国の成長の可能性は大きいが、経済基盤や社会制度の見直しが必要

小野 経済成長を邪魔しているものは何か

どのような施策が考えられるか

先生 アメリカ(ハーバード)では何十億の寄付があり、桁が違う。日本の場合税制度が邪魔をしている。 中国の北京の大学では企業との接触が多くベンチャーが育成されている。アメリカでも大学と企業が連結してベンチャーが成功している。日本の場合企業と接触することに対して偏見が多い。

中国の経済成長の可能性が低いと世界的に食糧問題が深刻になるのでは。

小野 日本はどうすべきか

留学生などの中国人の人的資源の育成

日本と中国の合同企業

効率のよい経済のためのインフラ整備

IMFなどの金融支援 しかし中国は日本と異なり自力でも何とかなる国力がある。

外資の影響によって破綻するのではないので金融支援まで

は必要ないのでは。

直接中国を支援するのではなく、周囲アジア諸国を通し

て間接支援が望ましい。日本もアジアのリーダーにならな

くては。

先生 最近の中国経済の悪化は急速である。2,3年後はひどいのでは。現在、デフレ初期の傾向が見られる。

田辺 何より日本の景気回復が必須

先生 ベンツ、クライスラーの合併によって分かるのは、日本への戦壁を築いたということ。

世界は日本をパートナーとしてくれない。日本は生産性が低く、コストが高い。よって日本のグローバルスタンダード化が課題である。