私は中谷巌さんの歴史的転換を読み終えて、私は日本経済を不死鳥のごとくよみがえらせるのには、国民の意識が一番重要ではないかとおもう。とくに私は、起業家精神の必要性を例にあげたい。
日本はかつてはベンチャー立国であった。松下電器の松下幸之助、三洋電器創始者の井植歳男さん、本田の創業者本田宗一郎などはまさに日本をベンチャー立国にのし上げた人達であっただろう。わたしは、彼らを研究して思うのだが、彼らは決して文部省型のあしき平等がたの教育は受けていないのである。みんな、高い教育はうけていない。彼らが共通して持っていたものは、自分なりの考え、自分の目で時代を観察し、それをどうにかしようという起業家精神があっただけだと思う。私は、今、日本は確実にそういう時代になりつつあると思う。まだごく少数であるが、起業家精神というものが増えてきたのではないかと思う。僕が参加しているいろいろな起業関係のフォーラムなどに行くと、学生で起業とかしてる人がたくさんいて、こんな社会の状況のなか頑張っている姿に刺激をうけました。彼らに共通していることは、DO、SEE、PLANであった。僕には何も知識がないからできない、経験をつんでからやると言う人が多い、しかしやった後に本当の経験とかが体験できるのであってやる前からここはこうだああだマイナス要因ばっかりあげて先に進まない、これは、個人レベルではなく国レベルでも同じ事がいえると思う。まずとにかくおもついたら実行、失敗したら、また次、次とフレキシブルにできるような、失敗者
にもすぐに復帰できるから大丈夫と意識をもってほしい。またそういう環境形成も必要であると思う。私は起業家精神というのは起業することだけを意味していません。例え、どこかに就職したり、公務員になったりしても、そこで発揮できる世の中をいい方向に自分が変えていこうという精神は絶対必要だと思う。既得権をなどをぶち破っていくのもわたしは起業家精神だと思う。
わたしは、今、起業家精神を育成しようとして学生起業家サークルを運営している。わたしは、いまの大学生を見ていて悲しくてしょうがない。時間の使い方が特にもったいない、なにか目標をもってやっている人も確かにいる、しかし極めて少数である。ただボーっと学校にきて、適当にバイト、サークルなどして、テスト前だけ適当に勉強する、こんな人がほとんどである。みんな苦労して受験勉強して大学にはいったのにいったい何をやっているのか。と思いつつ自分もこの流れにのめり込まれそうな事も以前はあった。私は大学
生に隠された才能を発見、生かす場が必要なのではないかと思いサークル活動を始めた。
まだまだ、少数ではあるがサークルのセミナーなどに参加する人も増えてきている。
自分達の動きが徐々にではあるがある人の何かをする原動力となっていると思う。
僕たちのサークル以外でもこういうような活動をやっている団体がいっぱいあるのですがまだまだ、都会中心と言う感じで地方ではまだまだ動きがないというのが現状です。これから日本全国にこういう活動がひろがっていけば学生の意識とかも変わっていくのではないかと思う。またそういう学生に大人達が刺激をうければ、起業家精神がたかまり、かつてのようなベンチャー立国にもう一度なれるのではないかと思う。
わたしは、日本の国が起業家精神をもっていかないとだめだなと思っている。日本は今、着実に変化してきている。だが、まだまだ実態が表面化してこないのが現状である。
僕からみれば今は毒を取り除くのに精いっぱいな感じだと見える。けれど、これでいいのだろうか?確かに毒を取り除くことは、必要なことかもしれない、しかし、僕は毒が少々あっても耐えることができる抵抗力をつけるべきであると思う。そのためにも、私は強い起業家精神を持って、いろんな分野で革新的な大胆な改革などをやっていく必要があると思う。
日本と言う国自体が起業家精神をもってこれからのいろいろな問題点にぶちあたっていけるのならばわたしは、日本経済は不死鳥のようにまた復活できると、この本を読んで確信
しました。