インターンシップ体験記

インターンシップを通して学んだこと

Kawanishi.M

 私は2学年春期休業という期間を利用し「株式会社イデアインターナショナル」にてインターンシップを経験しました。

まず私がインターンシップを行った目的としては、

  1. 経済学、経営学(自分の興味)の理論や現状認識を机の上だけで終わらせてしまうのではなく企業に入り実体験として学ぶことにより理解を深めたい。 
  2. 自分が会社を通じて社会に恩恵をもたらしたい。その上で自分の力量は今、果たしてどの程度なのかを試してみたい。 
  3. 海外取引に興味があり、会社での海外業務とはどのように行われているのか学びたい。

このような理由からインターンシップを行いました。

 実際私がインターン先として働かせて頂いた「株式会社イデアインターナショナル」は主に時計の企画、開発、販売を行っており、消費者のニーズを第1に考えた効率のよいダイレクトな商品展開をしています。またELLE PARISの時計部門の販売権利を頂くなど海外業務も積極的に行われています。

その中で実際に私が行った仕事としては、まず基本的な電話応対、接客、時計の発注、伝票の打ち込み、整理から通信販売、雑誌社への自社商品のPR・アプローチ、商品開発・企画のプレゼンテーションまで本当に沢山の仕事を任せていただきました。

 この業務内容の中で私が重要であると感じたことは、やはり自分の会社の長所・短所、自社製品の特質・性能など会社全体のことを確実に把握しておくということです。これなしには企業経営・体質の向上はありえないと考えます。

現在、沢山の企業が倒産に追い込まれている状況下で、経営者が会社の業務内容や経理状況(どれくらいの企業収益をあげていて、どの部門にどれくらいの赤字があるか)などの基本的なことを知らなかったというなんとも信じがたい事実が報道される時があります。これからの企業は、常に能動的におごらず、現状に問題意識を持って短期的な視野だけで物事を判断するのではなく中長期的に市場を良く理解し自分の企業がどう取り組んで行くべきかを従業員1人1人が問題意識を持って仕事をする姿勢が大切だと感じました。

 この2ヶ月間「イデアインターナショナル」でのインターン経験を通して私が学んだことは、本当に数え切れないほど沢山あります。先ほども述べましたが、第1に

  1. 常に能動的に問題意識を持ち市場を的確に捉え行動する。
  2. 会社にとって20:80の20の人材になれるように行動する。
  3. 本当に基本的なことが重要なことでその些細なことが会社の信用を失うことになる。言い訳はきかない。
  4. ex.電話応対、接客、注文書と伝票や品物の誤差

               …つまりお客様と直接接している部分が一番大切である。

  5. 実際の仕事を経験することによって、今まで勉強していたことが実感として感じ取る   

ことが可能となった。(目的1の達成)

あと、このインターンの目的2・3については社会への恩恵を通じて、新たに自分の中の視野が広がり、自分の能力・実力の限界・未熟さもとことん知ることができたと思います。この点はこれからの課題として克服していきたいと思っています。

それでは、これからインターンシップに参加してみたいと思っている方へアントレプレナー交流会(ETIC主催)での講義を参考に私なりのアドバイスをしたいと思います。

  1. この大切な時間をどうしてこの会社のために費やしているのか。そして自分はこの企
  2. 業のためにどうやって貢献しどのような価値を見出すことができるかを考える。

  3. インターンシップは「考える」だけでは通用しない。「行動する」そして結果を残せるこ  
  4. とが最良である。

  5. 自分達がインターンシップで得た恩恵を後輩に示し継承していけるようにする。

最後に、インターンを通じてお世話になった会社の方に本当に感謝したいと思います。私がこの会社でインターンをできたこと、また1人1人の人材が素晴らしく、その中で沢山のことを教えて頂いたことは私にとって素晴らしい体験となりました。

また、私がインターンシップに参加するまでの過程で沢山の協力やアドバイスを頂いたことを感謝します。本当に有難うございました。

またこれからインターンシップを経験しようと思っている皆さん、必ずや自分にとって貴重な体験となると思います。頑張ってチャレンジしてみてください。