15回 ゼミ報告

書記 白木 学 

 今回のゼミは、ゼミ応募者に対しての公開ゼミが行われた。公開ゼミの目的は、ゼミ応募者に対して、望月ゼミの活動報告をすると共に彼らに来年から自分なりの目的意識を持ってもらおうとするものである。公開ゼミに参加してくれたのは全部合わせて50名余りであった。応募者にはネット上で望月ゼミのホントの所という項目を設け、ゼミ生の心境を載せた。

 公開ゼミの方法として、教授に今年の活動及び来年の活動、欲しい人材等の話がされ、次にゼミ生が「望月ゼミに入って」というテーマで各人なりに語った。

 望月ゼミ募集要項要旨を以下に掲載する

 経済学部教授 望月宏採用予定人数 2年次10名、3年次若干名

テーマ「グローバルな情報化の中の日本経済」

内容日本経済が大きな転換期を迎えた今、その基本的な強さと問題点について洞察を深め、グローバルに情報化が展開される21世紀の世界における日本の役割を探る。具体的には、経済・産業政策、労働市場、企業経営、技術の役割などを諸外国との比較を交えて検討し、日本型情報化社会の構築に向けての方向性を考察する。当ゼミでは、問題発見的、実証的な経済分析力、コミュニケーションのツールとしての英語力の向上、情報受発信及び、分析手法の基礎としての情報処理能力を高め、国際的に活躍できる人材の養成を目指す。

ゼミナール活動状況

1年次>合格者に対して10月よりプレゼミを実施する。基礎的な経済文献の輪読発表に加え、インターネット、表計算などに親しむ。春合宿には英語によるプレゼンテーション(ハーバード大学の卒業生の答辞を暗記して発表)を行う。

2年次>前期は新人戦に参加しながら論文の書き方、議論展開の手法を学ぶ。必修授業である「電算機入門」で、コンピューターを使った実証的な経済分析の基礎を学びながら経済原論の修得と応用に努める。最初の進級論文の作成。

3年次>ゼミ活動の中心年次として、学外ゼミ大会にむけての論文作成において指導的な役割を果たす。その過程で経済分析能力を高めると共に実践的なプレゼンテーションの訓練を行う。また、必修の「情報経済論」を受講し、情報化社会の分析を試みる。各自のテーマを深めた進級論文の作成。

4年次>就職活動を終えた人からゼミに復帰し、後輩の指導、育成に努める。2年、3年次の進級論文の総まとめとしての卒業論文を書き上げる。

「能力と興味に応じて能力をのばすための機会を各人に与えること」を目標とする密度の濃い指導を行う。

 望月ゼミに入って  

 2年次は輪読を中心に日本経済再浮上の構想を使いながら、大きく日本経済について学習した。3年次は輪読から離れ、バブルという年間のテーマを設け、3年生がプレゼンする形で行われた。確かに課題は難しく時間がかかるが、その分看返りも大きい。また多くの機会があり、大学生活においてもまたこれからを考える上でもゼミの存在価値は大きい。これからこのゼミを応募する人には、目標を持ってゼミに臨んで欲しいということを述べた。

 

 ゼミ応募者の表情は目的意識を持ちやる気に満ち溢れている者、落胆した者様々に見えたが、1年当時の自分自身を思い出してしまった。