イリノイ体験記

 E09-0337K  田中 聡


今回、僕は、イリノイ州にあるアーバナシャンペインと言う小さな町で3週間の語学研修に行ってきました。初めてここに着いた時は、40度近い暑さで、湿度も日本と同じくらいありこれからどうなるかととても心配しました。今回訪れた、イリノイ大学は世界的にも非常に優秀な大学であり今回行くに当たって非常に魅力を感じていました。実際この大学に訪れたときには、スケールの大きさに非常に驚きました。施設も日本の大学と比べると比較にならないくらい充実していました。スポーツ施設に図書館、パソコンセンターなどたくさんありました。 最初のころは、慣れない環境(食事、習慣、住まい、etc)もあってなじむまでには苦労しました。実際初めて現地の人と会話をしたときははっきりいってぜんぜんうまく話せなかった。しかし数日もすればだんだん慣れていき少しづづ会話も出来るようになっていった。 今回、教えてくれた教師たちはとてもやさしくてフレンドリーだった。この研修を通じていろんな人に会ってきたが、ほとんどの人が優しくて、親切で親しみやすかった。この期間に色々なところ(裁判所、博物館、etc)を訪ねたがこちらが慣れない英語で色々と質問したりしたときでも、丁寧に答えてくれた。アメリカ人は日本人に対して偏見を持っているとか、差別意識を持っているとかあるが、実際行ってみてこれが違うと言う事が良くわかった。 あと文化に関してだが、最も印象に受けたのイリノイ大学内にある日本館の存在であった。この日本館というのは、その名のとおり日本の文化を紹介し、又その文化を学ぶ目的で立てられたものである。ここで僕たちはお茶を頂いた。お茶といっても普通に飲むお茶ではなく、わび、さびなどでおなじみの茶道を体験した。このようなことはもちろん初めての体験であり非常に興味深いものであった。そのとき、今回お茶を入れてくださった郡司先生がおっしゃっていたことだが、「文化というのは国固有のものではなく人と人とのつながりにより生まれるものである」、この言葉を聞いたとき国際化の第一歩とは、人と人とのコミュニュケーションを深めることだというのを感じた。実際ここでは、毎年100人ほどが毎年日本の文化を学ぶわけだがアメリカ人であってもちゃんと日本の文化というものを理解できていた。 最後に今回はシアトル、シカゴ、ニューヨーク、ワシントンとさまざまなところに行くことができた。シアトルではビルゲイツの自宅を見たし、シカゴでは、世界一のシアーズタワーに昇りニューヨークではマンハッタンで買い物を楽しみ、ワシントンではスミソニアン博物館を見学した。このように実りある体験をいろいろできた1ヶ月であったと感じた。