今週の顔


国際研修館の生活


経済学部国際経済学科2年 小西 加津奈

専修大学には海外からの留学生を受け入れる制度があります。一年に春、夏、秋、冬と日本語を勉強したい学生を世界から受け入れています。それは専修大学の授業とはまったく別になっておりすべては研修館と言う専修大学から五分ぐらいの下ったところでおこなわれています。授業から食べる所、そして寝る所まですべて研修館でおこなわれているます。私はその研修館でアシスタントをやりました。その仕事は研修館の留学生を助けるといえば少し大げさなんですけど、事務所の人がいない夜間もしものことがあったときなどのためや、事務所と留学生をむすぶ掛け橋みたいな仕事や事務所の雑用などをやりました。とてもいい経験でした。最初はかなり戸惑ったり、いろいろ他のアシスタント(飯野君、えりさん、武さん)に迷惑をかけたりしましたが、私は本当に楽しかったです、、、、
私はなぜそのアシスタントをしたいと思ったかというと高校生の時にNZに1ヶ月間留学したことがあってそこで日本人同士固まってしまって現地の人とあまり仲良くなれなかったという思い出があったからです。だから日本に来た留学生がそういう思いをしないように、そしてグループで固まらないようにしたいなーと思って、いろいろな企画を研修館で行いました。日本人の友達を作りやすいように料理パーティー、鎌倉(交流会企画)皆が仲良くなれるためにカラオケ、バスケ、お台場、浅草、箱根、誕生日パーティーなど、ほとんどがあまり成功したとは思えませんが(反省は絶えません)、今感じると夏コースにまとまりができたような気がします。
まーいろいろなことをやったので、これからそこで感じたことや、いろいろな思い出を何項目に分けていまから書こうと思います。

留学生の面白い日本語  (研修館の日本語を使って書きます)
研修館の日本語はとってもへんです。いまからそれを研修館の日本語でかいてみようじゃねーか!!研修館でよく使いましたのは「〜じゃねーか!」一人の留学生がよく使ってたのでアシスタントの一人エリサンが真似したら、研修館みんな使うようになり、それを日本語の授業の時に使って注意された留学生もいたそうです。つぎに研修館の日本語はとても丁寧です。例えば「私はお金がなかったですから、それを買えませんでした。」とか、何でも「です。」を付けたりします。でも砕けすぎの日本語をぜんぜん日本語が話せない留学生に教えたら、(例えば「今日は何をしましたか?」っと、突っかかりながらやっと言えるような)留学生が急に「まじでー」とか言った時にはかなり驚きました。あとアメリカ人が言ったことなんですけど、留学生それぞれに留学生語があるらしく例えばアメリカ人のステイン語というのは、代表例としては「ズボン下」です。それは何かというと「靴の下に履くのが靴下、ならズボンの下に履くのがズボン下」つまり「ズボン下」とは「パンツ」のことだったらしいです。面白いですよね!!

今回の留学生の国別に見る行動様式
まず韓国、、今回の韓国人のことでとても驚いたのは、二か月分の食事を全部韓国から持参したことです。最初の日、韓国人の部屋に行って見るとダンボールが転がっていました。よくみると「辛ラーメン」と書いてあり約50個ぐらいのらーめんのダンボールと冷蔵庫にはもちろんキムチのおおきなケースとのりがいっぱいになって入ってました。そして韓国の留学生が「かずな一緒に食べよう!」という時は必ず辛ラーメンで、三日に一回は食べてたような気がします。
帰るときもたくさんの辛ラーメンをお土産としてもらいました。ご飯のときも日本で買った食べ物を一度も見たことがありません。いつもテーブルには赤い色の韓国からもってきたキムチや佃煮(もちろん赤い)が並べられていました。一般的に韓国人留学生は日本語がうまい!この前、メッセージに「気立てのいい加津奈へ」と書いてあったのは、びっくりしました。気立てのいいって、、、、日本人でもあまり使いませんよね!!

台湾人
台湾人といても台湾から日本に来た人は一人もいません。みんなカナダかアメリカに留学してから日本に遊びに(勉強か、、、)来ました。個人的な意見なんですが台湾人が一番日本人と似ている、つまり感覚や、ものの考え方などが一番近いような気がします。韓国人は昔の日本人のような感じを受けます。、やっぱり韓国では年功序列のようなイメージを受けるからでしょうか。。。台湾人と全般として一つ感じたことがありました。中国人をやっぱりあまり好きではないようです。北京の中国語を聞くと気持ち悪いとか、中国人は偉そうだ!とかいってました。そこにアジアの政治的関係が浮き彫りにされている気がしました。

香港人とマカオ
今回の女の香港人、マカオの人は本当にすごかった!!三人組でいつも買い物に出かけていました。そして帰ってくると大量の紙袋を持って「見て見て!これ1000円 これも1000円」といって出てくるわ出てくるわ一日5.6着買っていました。それで最後の日に買い物でいくら使ったの?と聞くと約35万円ぐらいといってました!それが三人共ですよ!本当に驚きました!花火大会のときも駅まで一緒に行ったんですけど、駅で「私達も電車代払うの?」と聞かれ「そうだよ」と答えると「なら、私達原宿にいくね」と言い出して、とても驚きました!男の香港人も面白い人でした!渋谷ボーイになりたいといって日焼けクリーム(名前は極黒クリーム)をかったり眉毛整えセットを買っていました。(その男の子と密かにそのクリームを飯野君に塗ろうという計画も立ててたんですけど、、、失敗しました!!残念!)

モンゴル人
今回のモンゴル人はすごい面白いんです!研修館で大人気でした!モンゴル人といって思い出すことは個別の面白かったことしか思い出せないんですけどあえて共通した性質見たいのをあげてみます!まずモンゴルのお酒、40度のお酒を飲んだことがありますか?チンギスハンのラベルで、飲むと今お酒が体の中どの辺にあるのかすぐわかります。すごく熱いんです。モンゴル人はおなかの中の虫を殺すため飲むそうです。こんなことを書くとモンゴル人はお酒が強いと思われるかもしれませんが、そんなことはないんです。不思議ですよね、、
あとは、二人が言うにはモンゴル人は目を見たら人の考えていることが解るとか人の秘密のことは絶対に口外しないと言ってました。確かにすこし寂しいときとか「加津奈、どうしたの?」とか聞いてくれますし、確かに秘密といったことは口外してないです。それがすべてのモンゴル人に当てはまるかは知りませんが、今いる留学生はそんな人たちです。

アメリカ人、カナダ人
日本で結構その様相で得をしているみたいです。京都でも一人で歩いていたらおじさんに話し掛けられてタクシー代やコヒーをおごってもらったそうです。あと富士山に行ったときも何回もヒッチハイクをしたりしていました。
その他にフランス人 インドネシア人 ロシア人が研修館にいましたが、共通した性質みたいのを見つけられないのでカットします。(上の文章も共通しているかといわれると少し疑問です、、、)


みんなの日本での生活

お土産
やはりみんな女の子はキャラクター系が大好きです。日本人より詳しいし、、、大量に買っていきます。今回の一番人気はキティーちゃんで、二番目はプーさん、でした、、、あとは一人一つ好きなキャラクターがあって、ピンガー(ピングーではない)やスヌーピー、ブルブルドック(知ってますか??)ミッフィーが人気がありました。大体みんなキャラクターに少なくとも1万円は使っていたと思います。偶然大阪のゲームセンターで大きいスヌーピー(約1メーター)を当てた子がいて、持って買えれないから私の物になるのかな?!と思っていたのですが大事そうに抱えて一人(一人と一匹)で福岡に行ってしまいました!あと変なお土産を欲しがる子もいました。ホンダのサイドブレーキのメタルのグリップとか、、日本でしか売ってないらしいのですが、、、

研修館での生活
っと言って最初に思い出すのは夜がとても遅い、、みんな12時前には絶対に寝ません、、大体みんなが寝るのは1時ごろ、、三時ごろでも6.7人ぐらいは起きてました。日本語のテスト勉強や宿題を夜遅くまでしています。それは偉いんではなくて、勉強をし始めるのがとても遅いからです、、なら昼は何をしているのかというと買い物、遊び、昼寝(夜が遅いから)をしています。だから昼研修館に遊びに行っても誰もいません!!ほんとに昼はつまらなかった!!!
研修館の夜は皆と話したり、カラオケに行ったり、一緒に勉強したり、遊びにいったり皆思い思いの行動をしていました。
皆でカラオケに行った時(電車が止まるぐらいの台風が来ていた時です。)は、日本の歌と洋楽は半々ぐらいでした。英語だけではなく中国語韓国語の歌も聞けました。皆根本的に歌はうまくて、カラオケボックスの中で踊りまくってました。留学生も一生懸命日本の歌に挑戦していました。一番人気だったのが倉木麻衣です。留学生と一緒に一ヶ月に十回以上もSECRET OF MY HEARTを歌いました。(かなりあきあきです)
普段平日は何をしていたかと言うと皆で部屋に集まって話をしたり、勉強をしたり、日本語の発音のチェックをしたりしていました。
私は留学生TIMの髪の毛を夜中の2時ごろ切ったりもしました。すごい暑くってTIMはへばっていましたけど、なかなかその時はかっこいい髪形になりました。だけど朝TIMを見てみたら、頭が昔はやったマッシュルームカットみたいになっててかなりあせりました。(評判はあまりよくありませんでした、でもまたTIMの髪の毛をきるつもりです!)
あとはみんなで遊びに行ったことを話そうと思います。みんなで箱根の温泉に行きました。これだけ聞くとそうなんだと思われるかも知れませんが、留学生と温泉に行くということは少し特別な意味を含むのです。昨年も留学生と一緒に温泉に行ったことがあるんですが、そのときは私達グループしかいなかったんでよかったんですが、なんと一人の留学生が水着を着て浴槽まで入って来たんです。どんなに説得しても聞かず結局水着で温泉に入りました。(どうやって体を洗ったのかは不明です)それに今回の留学生もシャワー室と脱衣所があって、普通脱衣所で脱いでシャワー室に行くんですが、そうしているのは日本人だけ、あとの留学生は洋服のままシャワー室までいってそこで着替えていました。そういう意味もあって、留学生と温泉に行くのはとても不安でした。そして実際行ってみると、温泉は留学生には熱すぎたようでみんな水風呂にはいっていました。。。温泉にいったとは言えないですね、、、と思ってたら、韓国人があかすりをやり始めたりして、(もう一人の韓国人はあかすりをわすれたらしく すごく泣きそうな感じでした!)少し文化の違いを感じました。

最後に
研修館の生活は本当に大変だった時もありましたが、でもそれ以上に楽しいことがたくさんありました。普通の友達以上にみんなと親しくなったと思います。
研修館から家に帰ったときすごく寂しかったのを覚えています。今でもみんなとICQやE―MAILをしています。(今度またいつか皆でモンゴルでも行きたいなーと思っていて、今計画中です。)そしてみんなも研修館の生活がとても面白かったと言ってくれるのがとても嬉しいです。お互いの文化をこえ助けあって楽しい研修館の生活ができたことは、本当によかったなーと思います。そしてこんなすばらしい経験を与えてくれた研修館のオフィースの人や、いろいろ迷惑をかけっぱなしでしたが、(本当だよ!と言われそう、、、)同じアシスタントの武さんえりさん飯野君には心から感謝をしています。そして留学生の皆もありがとう。皆に助けられ助けたりして、楽しい研修館生活をおくれました。

本当にありがとうごさいました。