授業評価は、毎年行っているが、今年は以下の通り、他の授業の平均を3とする評価法による調査を実施した。赤字で平均値が記されている。
これによれば、
授業の内容については、コンピュータに関することの方が、経済原論、数学、統計学の内容に比べ理解がしやすかった。
授業の難しさも、同様に経済原論、数学、統計学の方が、コンピュータに関するものよりも、難しく感じたようである。
教え方については、全般的に平均を超えているが、授業の進みかたが早いとするものが多かった。
授業への取り組みは、予習復習とも平均を超えている。また、週あたりのコンピュータ利用時間は4時間近いが、これは主として宿題のためであろう。(なお、週60時間を超える学生もいたため、2時間程度が一番多かった。)
宿題については、平均よりも多く、かつ難しかったようである。
最後に授業に対する満足度を見ると、4と5に集中しているため、かなりの程度充実感を得ていると考えてよい。
まとめてみると、コンピュータの利用の面白さに触れた後で、それを経済学へ応用することによって、初めてファクトファインデイング的な経済分析を行うことができたため、経済原論で学んだこと(骨)に身がついたようである。しかし、学生側の基礎的な経済学の素養が乏しいため、一般に経済分析への応用は、今一つ理解が及ばない学生が多かった。特に、IS−LM分析については、かなり理解するのに困難であったようである。しかし、実際の経済データを利用するために日経ニーズデータにアクセスすることに慣れたり、インターネットによって教員と学生との間のコミュニケーションを活性化したことによって、授業の内容の確認や、宿題に大いに効果があったのみならず、個々の学生の関心を知ることができ、一部個人的な指導もできたことがうれしかった。また、コンピュータのみならず、経済そのものに興味を持つ学生が多くでたことは成果であった。
この授業は、コンピュータを使った経済分析を学ぶことが主眼としているため、最初はコンピュータの利用から始まるが、次第に内容が経済学そのものになるため後半は、個々の学生の経済学の素養が授業の理解に大きな影響を与えてくる。宿題もほぼ毎週出る上、量的にも質的にも授業内容は濃いため、次第についていけない学生が出てくるが、大半は最後まで汗をかきながら、やりとおす。そこで得られた達成感は大きなものがあり、それが授業に対する満足度につながっている。今年は、77名が最終試験に臨むことができた。この中の半分以上が全回出席者である。この数字を少しでも上げていきたいと考えている。
電算機入門 授業評価調査 (他の授業の平均を3とする評価法による)望月宏 1998.1.14
履修時間 (水曜日3、4時限)学籍番号: 年次: 名前: 所属ゼミ:
1授業の内容理解 平均値
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2授業の難しさ
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3教え方
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教え方について、具体的に書いてください
4 授業への取り組み
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どの程度コンピュータを利用したか。 (週 時間)______4.38
5宿題について、
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6授業に対する満足感。
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7良かった点、あるいは面白かった点
8問題点、あるいは改善すべき点
9その他なんでも、どうぞ。