993月          伊勢原春合宿

1日目

 毎年恒例、合宿は新2年生の英語発表から始まった。

皆それぞれの仕方で文章を覚え発表していたため、各自発音などの課題が見つかったかもしれない。そして、やはり英語の文章を覚えるということに英会話の基礎があるように思う。そういった意味で、今年の優秀者は誰であろうか?残り34名を明日の朝に持ち越し、夕食を済ませた。

 中休みの後、映画鑑賞会が始まった。今回は昨昨年と同じ「ルディー」を観た。2時間ちょっとある長い映画だった。この映画は主人公ルディーが幼少時代から名門大学ラグビーチームに入門しプレイするという夢を追いかけその夢を実現させるという、いわばアメリカンドリームである。しかし、この夢追い人の目にはそれを持つ人々と同じ熱意と情熱という普遍性をもっている。そして、この映画は観ている者を考えさせる大変いいものだ。皆今の自分を見つめ、将来の自分を想像してみる、そして今思ったことを他のゼミ生に伝える、このプロセスを経ることでプレゼンテーションの力をつけることも可能だ。この様に時間の流れは常に一定だが、それぞれ人によって時間の流れる速さ内容は変わってくる。こんなことを考えながら、皆の感想を聞いていた。ここで一部の皆の感想を載せてみる。

 

  Hori.Y  

「ルディ]と答辞についての感想

自分の目標に向かって積極的にアプローチしていくルディの行動力を見て、私にいつも足りていないのは、目標を達成するための熱意と持続できるモチベーションだと感じました。ミッシエルとルディに共通して言えることは、今、そしてこれから自分が何をするべきなのかということをはっきりと分かっていることだと思います。それは、自分の夢や目標を強く持っているからで、まず、大きな目標から目の前の目標を組み立てて、目標設定をすることが今から進む私の第一歩だと思いました。

 

Kawanishi.M  

  ルディとミッシェルの答辞の感想

 まず、それぞれにすばらしいと感じたところは、ルディが貪欲なほどに自分の好きなことに没頭していた所、ミッシェルでは自分の夢を実現できたのは自分に関わるすべての人の助けがあったからこそという感謝の気持ちを忘れないところだった。

 そしてこの2つから実感したことは夢を持つことの大切さ、自分の歩んできた道、歩んでいく道にプライドを持つということだった。これらを今度は自分の立場に置き換えるとどうだろうか?このような当たり前だがとても大切な気持ちを持っているだろうか?これからも常に自分の行動に自信を持ち責任をもてるような人になりたいと思う。

 Takachi.Y

春合宿の映画と答辞の感想として、共通して言えることは、二人とも自分の信念というものをはっつきりともっつていたということである。だから、周りの意見に負けず自分というものを貫きとうせたのだろう。答辞の彼女にしても高等教育をす晴らしものだとはっきりと理解し自分に与えられた機会をvolanteerなどをとおして自分のためだけの高等教育ではなく、すべての人が平等にうけるものであると考えそれを次の代の人達に受継がせようとするたいどもまたすばらしかった。映画や答辞の感想とかさなってしまうが、合宿に参加して先輩方や教授が自分の意見をはっきりともっつているのをかんじました。今年一年間の目標としては、経済学や英語、パソコンなどの知識をふかめるのはもちろんそれよりもなにより精神的な自立が出来るようになりたいと思います.

 

 Oono.S

ルディーとミシェルの感想

初日に行けなかったので、自宅で見ました。

今、私が置かれている状況をほんとうに感謝しなくてはならないと感じました。

大学に行くことも、今の日本では何も考えずに大学や高校に通っている人も多い。

だから、これからは夢や目標をもってそれを実現できるようになりたいと思った。

そして、かなえるための努力をおしまないような人になれればと思う。

 

 Kohata.H  

 ルディとミッシエルは、夢を持って、先の事を考えているから、その時その時を頑張れたのだと思った。それに比べて自分は、実際のところ先が良く見えていない。自分も進むべき道を見据えその時その時を大切にしていきたいと思った。

 

 Tamamura.N  

 RudyMichelleを通して思ったことが二つある。一つ目は、成功への秘訣は、行動。それに尽きるということだ。“社会”と言う場で、自分の存在価値を確立させるためには、自分の内にある考えを外に引き出すという行為、すなわち、行動こそが、すべての始まりなのではないかと考えたからだ。二つ目は、先程から述べている“成功”とは、過程に対する単なる評価に過ぎないのではないかと言うことだ。何故なら、私が思う“成功”とは、社会に対するアプローチが成功したと言うことであり、過程においてどのようなことをして来たかによっても、後の成功も様々なものになるであろうと考えるからだ。勿論、“失敗”は、社会において、何の意味を見出すことも出来ないかもしれない。

しかし、失敗の原因追求により後に繋げることが出来るのではないかと思う。すなわち、過程があってこその成功なのではないだろうか。以上のようなことは、いまさら述べる必要もないことなのかもしれないが、Rudyの失敗し続ける姿、そして、ついに彼の思いを成し遂げる姿を見て、私は、以上のようなことを考えずには、おれなかった。

 

 Yoshizawa.H  

 「ルディ」と、ミシェルの悼辞の感想

ミシェルの悼辞を聞いて、私が感じているのは、ミシェルは自分が高等教育を受けられたのは、偶々社会から機会を与えられたにすぎず、そのことに感謝しているということです。そして自分もその社会の一員として、社会に機会を与えていこうとする姿です。

そして、機会を与えられるのは、ルディのような社会的マイノリティを背負っている人達です。

私は、この二つのことに「継承」ということを感じました。「継承を」受けた人達が、次は自分達が「継承」をする。こんな風に、世の中は廻って行くのでしょう。自分も高等教育を受けられることに感謝し「継承」ということを意識してこれからの学生生活を送りたいです。

 

 Kawai.N  

ルディとミッシェルの感想

「夢を持っている人間は強い」と私は改めて感じました。常に自分の進むべき道を見据え、その到着点に向かいひたすらにまい進できる人は今の自分にとってはとてもうらやましく感じました。しかし、それと同時に夢を持つことで視野が狭くなり自分の可能性を閉じてしまうこともあるのではないかとも感じました。夢は必ずしも現実のものになるとは限らずないからです。けれども夢を持つことによってそれだけで生きて行くことがたのしめるのだとも思いました。

 

 Morozumi.T

・ルディとミッシェルの感想

我々が生活しているこの世の中にはおそらく3つのタイプの人間が存在しているだろう。1つは ルディやミッシエルのように夢や理想を追い続けて実際に実現させる物、2つめはルディの仕事仲間であった黒人のように夢や理想に対して努力はしたが結局は挫折してしまった者、3つめは神父のように自ら自分の能力の限界を認め実現可能な物の中からベストな選択をする者。

この3タイプのうち、どれが私に最もふさわしい生き方なのだろうか?・・・葛藤。ただ3つめのタイプは何につけても自分に対しては決して満足する事の無い私の性格からいって選ばない(選べない)だろう。そうすると残るは2つ。どちらにせよ結果的に夢や理想が実現すれば再び新たな目標へ向かって成長していくだろうし、実現しなくとも、結果は残らず社会的にも評価されないかもしれないが、それまで努力してきた過程で誰かのために涙を流せたりともに喜びを分かち合えるなどの人として一番大切であろう人間性という自分の中だけでの財産を得る事ができるだろう。

とにかく今の自分に必要なのは熱意と努力を持って結果を恐れず与えられた機会に出来る限り挑戦していく事だけである。

 

Minato.T

「ルディ」とミッシエルの論文を読んでの感想

僕がこの映画と論文を見ていて思ったのは、どちらとも自分の将来をしっかり見据え、まようことなくその夢に向かって進んでいるという事です。とにかく悩んでいる時は、まず体験したり実行することでその経験を反省したり、今後の何かしらの役に立つと思いました。これは先輩方のインターンにも言える事だと思います。またその夢に向かって失敗を恐れていては駄目なんだという事も学びました。今まで僕は物事をする前から不安を抱いたりしていたので、これからはつねにプラス思考で行こうと思いました。

 

 様々な意見が飛び交ったまさに有意義な時間だった。こうして1日目は幕を閉じた。そのあと皆が何時に就寝したのかは定かではない。ただ明朝例年にない異変が起きたことだけは確かだ。

 

第2日目

 教授が食堂に来る頃には既に皆そろって着席していたのだ。どういうわけだか、皆早起きだ。2日目はまず、昨日の英語発表の残りから始まった。続いて3年生の進級論文発表へとうつった。今回は各自の論文をスクリーンに出すプレゼンテーション方式となった。

      

また、皆が論文を読み、感想をBBSに載せてあり準備の段階から大変よかった。そのため、明確に各自身の課題を見つけたり、来年の構想を考えたりしていたと思う。一方、2年生にもいい刺激になったかもしれない、そして自分の論文についても思いをめぐらしたかもしれない。

 様々な考察の上で書き上げ、創造的論理的思考のもとで述べる論文の難しさも痛感できたと思う。Kawanishi.Mさんは、「2年生の発表も同様で内容もとても面白かったし来年の論文への可能性も感じました。また今回、自分で痛感したことは、プレゼンテーション能力、論理的思考力が低いことでした。これは今年の課題にしたいと思います。」と論文発表を振り返っている。今年のゼミの目標がまた一つ明確になった。

 論文発表の合間には、イントロネット会議を挟んで人事の配置などを決めた。その後、論文発表を終え、最後の夕食へと移った。

 

 

 この写真は夕食後の懇親会の模様だ。この場にこそ、毎回の春合宿のもう一つの意義がある。本当に新3年生と新2年生ともに仲良く成れたと思う。

 ここで、無事春合宿を終えたみんなの感想を聞いてみよう。

 Hori.Y「英語の発表も無事に終わり、先輩方や一年生、先生と話ができて、楽しかったし、ほっとしています。」

 Kawanishi.M「この合宿の「コミュニケーションを深める」というメインテーマは去年の私達に比べて1年生同士でも2年生との関係でも自分達の素直な気持ちをぶつけ合い、本音トークができた気がします。1年生の発表はみんな堂々としていて気持ちが良かったです。自分も負けないように頑張らなければと感じさせられました。」

 Shiraki.M 「春合宿を通じて、新ゼミ生とうまく交流ができたことが本当に良かったと思う。また機会という言葉が印象に残った。ある意味、この春合宿も私にとっては重要な機会であったといえる。春合宿前、教授にいろいろ言われたが、合宿を終え、達成感を得た。何かをやり遂げるということは、とても気持ちがいい。またこのゼミに入って、自分が何をしたいのか、何をしなければいけないのかということを問い直すことができた。」

 

 Kohata.H 「合宿全体を通してみんなと仲良くなれたので良かった。また、自分の事も少しだけみんなに分かってもらえたのでわないかと思った。みんないい人で本当に良かった。」

 Yamamura.N 「私は、春合宿に参加して、ある程度モチベーションを持つことが出来たと思う。その点に関して、私の合宿参加は、有意義だった。しかしながら、二年生の論文発表の時書く論文に対するアプローチ不足のため、自分からの質問、意見等が出せなかったことが遺憾である。教授 の補足説明、見解等は、大変勉強になったが、それだけでは、ゼミの価値を、十分に利用できていず、実にもったいない事だと思う。以後、徐々にでも、自分の枠を広げ、様々なテーマに対する知識、見解を豊かなものにしておきたい。」

 Yoshizawa.H 「今回の合宿では英語の課題を全く何も見ないで発表するつもりでしたが、駄目でした。これが悔しいです。ですが、他のゼミ生や、先輩方と仲良くなれたので、有意義な時間だったとおもいます。有意義な時間を用意して下さり有り難うございました。」

 Kawai.N 「今回の合宿で自分の英語力不足を痛感しました。それだけでも大変有意義な合宿でしたが、先輩方の論文発表を聞き来年の自分はあそこまでレベルアップできているように頑張りたいと改めてゼミ活動への意欲が沸いてきました。また1年同士、先輩方とも交流も非常にうまく行き、これからの活動がスムーズにいけるような気がします。とても充実した三日間でした。」

 Morozumi.T 「先日の春合宿は私にとって大変有意義な3日間となりました。1年生はそれぞれ英語のスピーチを無難?に終えたと思います。また、それぞれが今までに重視してきた分野の違いから、英語の能力に関しては個人差があったかもしれません。ですが分野別に互いの能力を知る事は今後のためにも重要な事です。得意分野がある者は皆をサポートし、結果的に経済、英語、コンピューターの全般

を互いがレベルアップできればと思います。そして、互いを知り合うという点では、懇親会や1,2年合同の夜を徹しての情報公開により、ある程度はそれぞれがどのような人間であるか理解し、うちとけたと思います。加えて夏合宿の情報公開に向けて早速ネタをためておく事にします。」

 Minato.T  「今回の合宿でまず僕にとってのメインはやっぱり英語発表でした。前日までは覚えていたような単語が急にでてこなくなったり、人前に立ちながらの発表で自分では正直なところあまり納得のいくものではなかったと思いました。しかし最後まで発表できた時の達成感は今までにないような思いでした。また先輩方の他では学べないような素晴らしい論文をきかせてもらい貴重な経験をさせてもらったと思います。来年は自分が発表しなければならないので、先輩方に負けないよう頑張りたいと思いました。」

 Kaneko.W 「3日間、実際に最終日はほとんど片付けのみだったので実質は2日間という短い期間ではあったが、非常に充実した時間がすごせた。ゼミ生同士でもこれまで以上に親睦が深まったこともそうだが、論文の書き方や大学生との心得はもちろん、先輩方の高度な論文や研究成果を学べたことや、他の同級生の英語の発表をじっくり聞けたことがより大きな収穫だった。」

 

 

 夜はすぐにふけて行ってしまいました。

 

第3日(最終日)

 10時解散を前にして、ミニ討論会をすることに。テーマは「血液型と自分そして将来展望」。血液型は昨晩教授を囲んで話題に上ったもので、血液型はその人の性格と関係するというのが定説で、みんなの血液型を当てあったりしていろんな話をしていた、という経緯を経てのテーマだ。やはり自分の血液型の長所・短所をみんな自分なりに認識している模様で、なかなかおもしろい討論会だった。

 定刻と同時にみな伊勢原を後にした、、、、

 

  最後に、今回の春合宿の総集編として皆の「将来展望」について

 

 Hori.Y  留学前に、自分の勉強したいことを具体的に決めてなるべく多くの知識を身につけ、「ルディ」の中にもあったように、時間を無駄にせず、留学という機会を有意義なものにすることが今年の目標です。

 Kawanishi.M 今年の目標は

 ・自分がこうありたいという思いを純粋にそして自発的に過ごしていきたい

 ・常にある時間をそのある事のために費やしていることに対する問題定義を

  持つということ

 勉強面では

  語学…英検準1級、TOEIC600点、中国語検定3級取得

  専門分野…グローバル経営について深く追求する

 欲張りにいろいろなことを書きすぎですが目標は高く持ったほうがいいのでこれらを手段として他のbaseの部分を夢に向かってしっかりと磨いていきたいと思います。

 Takachi.Y 自分の今年の目標は、スキル向上です。今回の論文のテーマである「マルチメディア」についての考察と、夏の短期留学に向けてのまた将来に向けての英語学力向上と、PC担当としてのスキル向上であります。この向上心を持ちつづけること、それは今あるそのチャンスを最大限に活かすことにつながるはずだ。

 Tsugahara.M 今年一年間の目標としては、経済学や英語、パソコンなどの知識をふかめるのはもちろんそれよりもなにより精神的な自立が出来るようになりたいと思います.

 Ooni.R メリハリをつけて生活をすること。

(授業、ゼミ、サークル、自宅の手伝い、趣味 をバランスよくそのときにできる限りのことをして、あきらめないようにがんばる。)そして、英語の学力を戻す。トフルなどを受けたことがないのでまずは受けたい。経済など日々の情報をちゃんと身につけ、2年生の論文を理解できたい。将来の夢、目標をみつける。

 kohata.H 今年は、特に英語を頑張りたい。一年後、先輩たちのように論文が書けるように、特に経済の勉強では基礎をしっかりみにつけていきたい。

 Yamamura.N 私の今年の目標は、来年の進級論文の時に明らかに自分の成長を感じられるような論文を書くよう日々精進するということだ。具体的には、経済に対する自分の、知識を増やし、自分なりの見解を持つように意識しながら、生活するということ。私の場合、すべては、そこから始まると思う。

 Suga.M  今年1年間の私の目標は、簿記2級を取得することと、2000年6月に控えている試験に合格することができるよう、着実に準備を進めていくことである。

 Yoshizawa.H 今年、私はトフル500点を目指したいと考えています。

 Kawai.N 自分の当面の弱点である英語の克服と経済学については基礎をしっかりと固めたいとおもいます。また様様な物に興味を持って好き、嫌いを問わず自分の可能性について考えていきたいと思います。

 Morozumi.T まずは精一杯活動についていく事が当面の目標である。それプラス経済、英語、コンピューターそれぞれのしっかりした基礎を固め、固定概念に捕われずに良い物をすんなり受け入れられる柔軟性も身につけたい。更には夢を持つ事も。

 Minato.T  今年は日常生活に必要な最低限の経済知識を学び、それらを英語で言われても解かるぐらいの英語力などを付けたいと思います。またできる限りなにかしらの資格やTOEICなどを受験しようと思います。

 Kato.Y 今年は公務員になるために一生懸命勉強していきます!!!