望月宏ゼミ 憲法 (1996.4.15)

A ゼミの目的

21世紀に、日本と世界を背負ってゆくべき真の国際人の養成を目指す。

B ゼミの内容

1.経済学、社会学、政治学などの社会科学の分析手法を学び、日本と世界の経済社会を分析する。

2.情報化社会の到来の中にあって、情報経済学、情報通信産業論などの先端技術関連分野を学ぶ。

3.国際人の養成のため、英語を中心とした外国語の修練、インターネットを通じたコミュニケーションを行う。

4.コンピュータの利用技術を学び、これを駆使して、計量経済分析などの基本的なデータ解析手法を行う。

5.公務員、公認会計士などの各種資格試験、あるいは大学院を目指す学生に対しては経済学、英語の両面から支援を行う。

C ゼミの手法

先生と学生との緊密な連絡を前提とした個人指導を原則とする。ゼミ生は各学年ごとに与えられた役割をよく果たし、ゼミ生同志の意思疎通をはかり、ゼミとしての全体の向上を目指す。

学年の初めに、過年度の反省をした上で、各自の一年間の授業計画、ゼミでのテーマ、そして目標を設定する。

各年次ごとのスケジュール

2学年 電算機入門(必修)

    経済原論 IIB(必修)

    進級論文(必修)

新人戦参加(正村、鶴田、吉家、松田、徳田、望月各ゼミの新人を対象)

    TOEFL受験

    英検2級受験

    海外研修(オプション)

    企業訪問

2学年は、経済原論、コンピュータ、英語の3つの基本的な学習を行う。各自の関心テーマを探す。

3学年 情報経済論(必修)

    進級論文(必修)

    TOEFL受験

    英検2級、もしくは英検準1級受験

    企業訪問

3学年は、実質的なゼミ活動の中心であり、ゼミ長を中心として、インナーゼミ大会に参加する。応用分野である情報産業論、情報経済学、情報政策を中心としつつも、年によって定めたテーマにそって、広く経済社会の問題を究明する。

4学年 卒業論文(必修)

    TOEFL受験

    英検2級、もしくは英検準1級受験

    企業訪問

4学年は、最終学年として後輩を指導しつつ、各自のテーマの追及を完成させる。就職決定後、すみやかにゼミに復帰し、インナーゼミ大会に参加する。

教科書、参考書

R.J.ゴードン「現代マクロエコノミックス」上、下、多賀出版

日本のマクロ経済「1996年度版」、多賀出版

日本経済新聞社編「ゼミナール 日本経済入門」、日本経済新聞社

日本銀行調査統計局「計量経済分析の基礎と応用」、東洋経済新報社

経済白書

飯田、大平、増田、「情報経済論」、有斐閣

伊藤隆敏、「消費者重視の経済学」、日本経済新聞社

新TIME基本語彙1000、アルク社

D 評価

1 毎年学年初に定められる各自の年間目標設定に対する達成度。

2 学年ごとに設定された期待される役割、レベルに対する達成度。

3 ゼミでの討論、発表などでの貢献度。

4 進級論文、卒業論文。

5 出席、受講態度。

以上の5点を総合的に判断して評価を行う。

なお、意欲のないもの、授業妨害、無断欠席など受講態度に問題のある学生はゼミへの参加を学期中でも取り消すことがある。さらに、サークル活動とゼミが重なったときは、特別な理由のない限りゼミを最優先するものとする。

ゼミの必須科目を履修しない場合、あるいは履修しても合格点に達しない場合は再履修を行うこととする。
税理士、公認会計士、公務員試験など社会的に認知された資格試験への受験に備えるため、また、海外留学、就職活動で、授業に出席できない場合は、事前に許可を取ることが必要である。

E 役割分担

ゼミ長

ゼミの学生代表としてゼミを取りまとめる。特に、毎回のゼミの討論の活性化に注力する。また、OB会の設定を幹事長とともに行う。

副ゼミ長

ゼミ長を補佐し、ゼミ長のいない場合代理を勤める。

サブゼミ長

必要に応じ、定期的に開かれるサブゼミの取りまとめ、指導を行う。サブゼミの内容などについては、先生、ゼミ長との連絡の元に行う。

ゼミ連長

ゼミ連絡会に出席し、他ゼミとの連絡を行う。他ゼミとの討論会ではゼミ長、副ゼミ長と共に積極的に討論を指導する。

幹事長

ゼミ運営を潤滑にするべくあらゆるゼミ内、かつゼミ外の渉外、折衝活動に各担当者とともに働く。特に、合宿、コンパでは責任者となる。

英語スペシャリスト

英語の演習、及び英語検定、TOEFL、TOEICなどの各種試験の実施指導を行う。

原論スペシャリスト

経済原論およびその数学的」基礎である線形数学、微積分の演習を指導する。

コンピュータスペシャリスト

インターネットの維持、データベース主要経済指標やゼミで利用するデータ、さらには名簿などを随時ファローして、ゼミ生に提供する。

会計スペシャリスト

ゼミ費、合宿費の徴収などを行う。

コンピュータについて

大学のコンピュータシステムの利用は、現在情報関連授業の増加にともない、端末室、予約時間ともに非常にタイトになってきている。また、学内の大型電算機システムに加え、95年度2学期より学内ネットワークが稼働するため、Windowsの稼働するコンピュータを各自購入することが望ましい。将来的にはネットワークを利用した授業、通信連絡体制をとる予定である。

F その他

深夜、早朝のアルバイトは危険であり、学業に妨げとなるため、原則として禁止する。