ヨーロッパの経済T(平成8年度以降入学者)(前期 2単位 )

加 藤 浩 平


講義概要
 EU(ヨーロッパ連合)の主要国であるイギリス・フランス・ドイツの経済構造を実証的,理論的に検討する。講義は戦後経済復興から説き起こし・現代にまで至るヨーロッパの経済発展の全過程を取り上げる。
 常にヨーロッパの最新の情勢に注意を喚起しつつも,そうした動向の背後にあるヨーロッパ各国の経済構造の特徴とその大きな流れを把握するように努めるまたヨーロッパ周辺諸国についても可能な限り言及したい。


講義計画
1.第二次大戦の帰結と経済復興
2.高度成長の諸条件
3.石油危機と構造転換
4.経済成長の停滞と失業問題
5.ドイツ統一をめぐる諸問題
6.福祉制度の挫折


成績評価の方法
筆記試験を行う。出席もある程度(30%程度)重視し、これらの総合判断で評価する。筆記試験では講義内容を理解しているかどうかをみる大きな設問を出し、ノート等一切の持ち込みを不可とする。


教科書
 なし。


参考書
講義の中で,文献リストを配布する。


受講前提条件
本講義の受講者は引き続いて後期に行われる「経済統合論」を受講することが望ましい。
(経済学料の学生にとってこの科目は聴講科目となる。)