ヨーロッパ経済論(平成7年度以前入学者)(通年・4単位)
加 藤 浩 平
講義概要
EU(ヨーロッパ連合)の主要国であるイギリス、フランス、ドイツの経済構造を実証
的、理論的に検討する。講義は戦後経済復興から説き起こし、現代にまで至るヨーロッパ
の経済発展の全過程を取り上げる。ドイツ統一のもたらした経済的影響、ヨーロッパの経
済統合の問題、EUと世界経済のグローバル化の関連が本年の主要テーマとなるだろう。
講義では常にヨーロッパの最新の動向に注意を換起しつつも、そうした動きの背後にあ
るヨーロッパ各国の経済構造の特徴とその大さな流れを把握するように努める。またヨー
ロッパ周辺諸国についても可能な限り言及したい。
講義計画
前期
「ヨーロッパの経済I」(P.114)を参照。
後期
国際経済学科の専門科目「経済統合論」(P.207)を参照。
成績評価の方法
筆記試験を行う。出席もある程度(30%程度)重視し、これらの総合判断で評価する。
筆記試験では講義内容を理解しているかどうかをみる大きな設問を出し、ノート等一切の
持ち込みを不可とする。
教科書
なし。
参考書
講義の中で文献リストを配布する。
受講前提条件・備考
本講義は「ヨーロッパの経済I」(前期)、国際経済学科の専門科目である「経済統合
論」(後期)と同時並行して行われる。
日々の新聞のヨーロッパ関連記事には常々目を通してはしい。わかりやすい講義である
ことをモットーにしたい。