外国書講読T・U(仏)(通年,4単位)

土方 保


講義概要
 フランス語の文法と講読の基本を履修した学生を対象とするが,会話力ではなく読書す る意欲がなくては始まらないであろう。読書はフランス誇に限らず日本語での話でもあ る。履修者が少数と考えられるので講義というよりゼミナール形式で行なう。テーマとし て例えばEC統合問題など現代のヨーロッパの諸問題と日本との関係などについて1年な いし2年間卒論を作成するようなっもりで勉強してみるのものよいと思う。


講義計画  昨年度はJacques Attali:Verbatim1981−1991,Fayard,1995刊の一部をテキストとし て使用する予定であったが、履修者(3・4年次で4名)と懇談の上,前期は国際金融に 関するテキストを使用し,後期に上記J:Attali:Economie de L’Apocalypse−Trafic et proliferation nucleaires,Fayard.1995刊の一部をプリントして読むことになった。本 年度も以上のような形式で続けていくつもりである。  ヨーロッパの通貨統合など現実の社会経済の変動を体験するため,またフランス語の会 話の実力をつけるために,冬〜春の時期に授業の一環としてパリ(パリ第5大学他)に一 過間位出かけようというプランがあった。実現できるとよいが。


成績評価の方法
 前期・後期のレポートと出席点


教科書
 履修者との相談の上,決定する。


参考書
とり上げるテーマによって異なる。