外国書講読T・U (通年,4単位)

常 行 敏 夫


講義概要
 最近のグローバル経済の凄まじい進展と,情報化の進行によって,日本を取り巻く国際 間題は深刻さと広がりを増している。しかも,経済学を学ぶ者には,それらの国際問題を 英語で理解することも求められている。
 本講義は,親日家の著者が日本の学生向けに平易な英語で書いた,「国際社会と日本」 (Global Concerns)を読むことによって,リスニングの能力を身につけることも目的とし たい。
 従って,「外国書講読」ではあるが,専門的な知識はそれはど必要としない。むしろ, 時事英語と考えてもらいたい。英語アレルギーを取り除きたい,あるいは鋳び付いた英語 を磨きたいと思っている学生に向いているかもしれない。


講義計画
Environmental Concerns
(1)0verpopulation
(2)Environmental Pollution
(3)Japan's Nuclear Program
(4)Environmental Planning
(5)Japan's Paddy Culture
(6)Air Land and Water Pollution
Political Concerns
(13)Changlng Alliances
(14)Human Rights
(15)Leadership
(16)Modernism versus Traditionalism
(17)The European Union
(18)Russia
Social Concerns
(7)Illegal Immlgrants
(8)Crime and Handguns
(9)Drugs
(10)Poverty and the Homeless
(11)The Stress of Individualism
(12)AIDS
Economic Concerns
(19)Unemployment
(21)Runavay Welfare Costs
(22)Corruption
(23)Japan’s Loss of Confidence
(24)0verspending
(25)The Decline of Japan,Inc.


成績評価の方法
 各項目の後に小テストをおこなうので,それらと学年末のテストを総合して評価する。 どのように総合するかは,事前には決められない。


教科書
 Paul McLean,GlobalConcerns,朝日出版社


参考書
 英和辞典は研究社の [リーダーズ英和辞典]がお薦め。やや高価であるが,痒いところ に手の届く辞書である。もちろん,強制ではない。 受講前提条件
 日本の新聞の政治・経済欄を読む努力をして欲しい。尚,定員を20名としたい。受講者 が20名を超える場合には,くじ引さで選抜する。