経済学基礎演習前期2単位
澤野 徹
講義概要
テーマ:戦後50年の現在の日本を考える。
第2次世界大戦前,日本は天皇制の下で軍国主義的政策をとり,朝鮮や中国などアジア
諸国を侵略し植民地にしました。そして,ドイツ・イタリアと同盟して戦争に突入し,何
千万もの国内外の死者を出しました。
戦後,日本は2度と侵略と戦争は行わないという反省の下で,平和と民主主義の精神に
基づく憲法を作りました。
しかし,政治・社会・経済全般にわたる戦後の日本の現実の歩みは,その反省とは大き
く逸脱する側面があります。この点をこの講義では考えます。
プロ・ゼミナール形式で行いますので,「黙って聞く」ではなく,「しゃべりあって考
える」授業を行います。
講義計画
1) 毎回レポーター・質問者・発言者を決めて,進めます。その中で,レジュメの書き
方,報告・質問・発言の仕方を学びます。
2)教科書をもとに,雑誌,新聞記事などを調べ,討論します。
成績評価の方法
出席点,発言・質問回数で50点。報告・レポートで50点。試験なし。
教科書
専修大学社会科学研究所月報「シンポジューム・戦後50年の現在」。市販されていない
ので,履修者に無料で配布。
参考書
時々の新聞,雑誌
受講前提条件
自ら参加し,意見発表するなかで学ばうとする学生が前提条件。