国際経済人門ゼミナール前期2単位

加 藤 浩 平


講義概要
経済学あるいはより広く社会科学一般の考え方のエッセンスに少しでも触れてはしいと 思い,それに相応しい古典的著作を読んでみようと思います。A.スミス,K.マルクス, M.ウェーバーといった社会科学上の巨人の名前は,君達の今後の講義の中でくり返し語 られるはずです。しかしこれらの人々の書いたものを読むには相当の努力が必要です。実 際全然読まずに卒業してしまう学生が多いのです。解説書の類ではなく,少々歯ごたえの ある本物を味わってほしいと私は願っています。クルクルと変転する現代情勢に流されな いためには,自分の頭でものを考え,自分の視座をもつことが必要であることを私自身が 痛感しています。そうした態度を諸君に身につけてもらう助けとなるようなゼミナールに なればよいのですが。


成績評価の方法
平常点で評価するが,点をつけられる前提として必ず一回は報告すること。


教科書
ガイダンス時に諸君と相談して決めます。