国際経済人門ゼミナール(前期2単位)
毛利健三
講義概要
国際経済学料に入学して本格的に経済学を学びはじめる1年次生を対象にして,経済学
における物の見方や考え方に慣れ親しみ・できればそれらを習得することを目指す演習
(ゼミナール)である。ゼミナールであるから学習活動の主体は学生諸君であり,(通常
の講義を聴講するのとは違って)積極的な発言を求められる稽古場だと心得られたい。比
較的身近に生起している国内的・国際的経済問題を話題として取り上げるのは勿論だが,
基礎的な経済学文献を繙いて精読することにしたい。
講義計画
基本的には・教科書の各章節を参加者に割り当てて報告させ,それをめぐって討論する
という方式で授業をすすめる。
成績評価の方法
ゼミナールにおける活動状況とレポートの出来具合との総合評価によって成績判定を行
つ。
教科書
佐々木隆従者『アメリカの通商政策』岩波新書,1997年(660円)
参考書
(1)宮崎義一『世界経済をどう見るか』岩波新書・1986年(2)伊藤元重『ゼミナール 国
際経済人門』日本経済新聞社・1989年(3)徐 昭彦『東洋資本主義』講談社現代新書,
1990年(4)A・マディソン(金森久雄訳)『20世妃の世界経済』東洋経済新報社,1990年
(5)西川 潤『世界経済人門(第2版)』岩波新書,1991年(6)森田桐郎編『世界経済論−
《世界システム》アプローチ−』ミネルヴァ書房,1995年。
受講前提条件
特にない。