経済理論特講通年4単位

森 宏


講義概要
 私は長年食品や木材などの流通,価格形成の研究に従事してきた。また過去10数年間は 牛肉,オレンジの自由化の問題を計量的に分析してきた。さらにここ1〜2年は,市街地 周辺のスブロール問題にも関心を持っている。私は本特論おいて,経済理論そのものよ り,私のこれまでの研究をもとに現実問題への理論の応用を講義したい。


講義計画
前期
まず「専修経済学論集」39巻2号の拙稿「市街地周辺の農地転用−日英蘭の比較研究」を 材料に、外部性の問題を考える。そのあとは受講生の反応とレベルに応じて、土地経済学を より深くつっこむか、あるいはミクロ経済学の基礎を詳しく教えるか未定。
後期
食品の需要を、価格や所得などの経済変数のみならず、年齢・コーホート効果なども加味して 分析する仕方なども紹介する。

成績評価の方法
前期、後期ともに途中2〜3回の小テストを行う。また、出欠から受講生があまりおおくなければ 毎回取る予定。学年末試験は行わない。

教科書
特になし

参考書
必要に応じて指示する。また、参考論文などはコピーして渡すこともある

受講前提条件・備考
TBは70点以上で合格していること。UBも終了していることが望ましい。また私の 価格理論はあわせて受講することを強く希望する。