国際経済入門
(通年,4単位)
講義概要
私たちの毎日の生活は学界と直接につながっている。私たちが毎日口にする食料品の 多くをはじめ、石油や鉱物資源・繊維や雑貨品の多くは外国産である。同時に、日本の会 社は欧米やアジアなど世界的な規模で工場を建設し、現地の人々を雇用してさまざまな製 品を作っている。お金やヒトも、情報も世界を活発に移動している。現代の世界では、国 々の経済活動は密接に結びつき、地球は大変狭くなった。
新開やテレビでは,「円高」や「貿易摩擦」,「自動車交渉」「ODA」など国際的な 経済ニュースが毎日のように報道されている。この講義では,現代の国際経済にはどんな 問題が起きているのか,それはなぜ起こったのか,そして,それはわが国や世界の経済に どのような影響を及ぼすのだろうか,ということを中心にいろいろな経済トピックを取り 上げながら説明したい。専門的な科目を理解する準備として,国際経済についてできるだ けわかりやすい講義をしたいと考えている.
講義計画
前期
1.はじめに
2.貿易庫擦を考える
1)自由貿易と保護主義
2)世界貿易の歩みと日米鞘係
3.企業活動のグローバル化
1)企業はなぜ国境を越えるのか
2)多国簿企業と日本経済
後期
4.国境を越えるお金の流れ
5.国際収支とは
6.外国為替と為替レート
7.「南」と「北」の世界
8.世界のなかの日本
成績評価の方法
評価のウェイトは中間試験30%,学年末試験50%,夏休み中のレポートや出席状況・小 テストなど平常点20%とする。
教科書・参考書
とくに用いない.必要に応じて,講義のための教析をプリントして配布する。