労使関係の国際比較  (平成8年度以降入学者) (後期,2単位)

浅見 和彦


講義概要
 日本と欧米諸国との労使関係の比較をおこない,現代労使関係における日本労使関係の 特質・また日本労使関係の変化はどのようにすすむか,などを明らかにすることが,この 講義の重要な課題になります。
 半期(後期)の科目で・−具体的には,労倒組合,使用者・使用者甜体,団体交渉,労使 関係システムなど・労使関係の各局面の諸特質を比較するとともに,日本の労使関係の全 体像をえがくように努力します。
 教員の講義を主持としつつも,演習(作業・報告発表・ディスカッション)の機会を幾 度かもって,「学生参加型」の授業をめざします。


講義計画
 講義は,次のように計画しています。ただし, よって変更することがあります。 1.労使関係の国際比較とは
2.労働組合一歴史と組織
3.日本の労働組合
4.使用者・使用者団体
5、.団体交渉一席類型と変容
6.国際労働基準とILO
7.国際化のなかの日本労使関係のゆくえ
受講生の帝望や関心, ゲスト講師など


成績評価の方法
 後期試験だけできめるという方法はとりません。
 @後期試験・Aレポート,B出席率・平常点の3つによって評価をおこないます。 配分は・学年末試験30%・レポート30%,出席率・平常点40%です。出席は毎回とり, 「出席カード」に簡単な感想や授業への注文を書いてもらいます。また,いくつかのテー マでは任意の小レポートも課し・提出者には加点をおこないます。
●学年末の試験では,ノ ートのみ持込み可です。


参考書


受講前提条件
 この授業に関連のふかい科目としては,労働経済論,社会政策論,社会保障論,社会運 動史,労働法などがあります。