インターンシップについて      Onodera.A

 

 ベンチャー企業で3ヶ月間、営業として私はインターンシップをしました。

仕事内容は、任された地区内にある個人飲食店への食材配達サービスの案内・登録獲得

です。学生グループで企画を立案などのグループ型インターンシップが多い中、一人

着慣れないスーツで動き回るこのインターンシップは珍しいと思いました。

 営業なので、自分で工夫しなければ登録は獲得できません。普段行っているアルバイトでは「自分の給料」という利益は意識するのですが、「会社」の利益はあまり考えたことがありませんでした。しかし、インターンといえども、社員として扱われます。

忙しい時間を割いて社員の方に仕事内容を教えて頂いたりしているのに、なかなか登録が獲得できず最初は「社会人のまねごと」をしているだけで会社に貢献できていないと悩みました。アルバイトと比べ、目先の収入だけでなく、会社への貢献とは何なのか・責任感の重さなどを実感しました。

 そこで、私は会社への貢献の自分なりの形として、日々の疑問やインターン生同士の交換ノートを作って営業に活かしたい等、学生の視点からの意見をどんどん社員に伝えることにしました。その会社では常にインターン生が3人位所属しているので、今後の受け入れに役立つと言ってもらえました。また、営業でも自作のチラシを作ったり飲食店に訪問する前に例えばインド料理店ならカレー粉のメーカー名を事前に調べたりと話が長くできるように、知識を補うなどの工夫をしました。結果、3ヶ月経った時には5件の登録を獲得することができました。

 これからインターンシップをしようか考えている方は、私は是非挑戦してほしいと思います。私の場合、営業は辛い仕事のイメージだったのですが自分の知らない世界の人と出会え、たくさん話せるという楽しい側面も見えました。一定期間、会社の一員として自覚を持って仕事することで考え方やものの見方が変わります。私がこのインターンを通じて得たものは、自分と向き合い深く考えることの大切さと、将来の仕事の適性です。

この経験から、将来自分で感じたもの・考えたことを形にして発信できるような仕事に就きたいと思いました。