2003年度  専修大学大会

 

            インナー大会報告書

 

日本経済論

テーマ:日本経済再生に向けて 〜不況脱却策〜

代 表:大城利佳

参加者:間仁田修、

 

論点

都市再生・活性化を通して不況脱却策を提言する我々望月ゼミナール、現在の不況を根本から分析し、且つ脱却策を提案する明治大学・高木ゼミナール、そして雇用対策・金融政策を改善することにより不況脱却策を唱える立教大学・藤原ゼミナールという、焦点とする分野はそれぞれ相異なっていたものの目指すべきは「日本経済・不況脱却に向けて」であり、それぞれ異なった視点からの提案を行い知識の共有を図る形式を取りました。

 

総括

当日は各大学の趣意を再度発表し、またそれに対する質問を行いました。その後日本経済回復のために3大学が共通して議論し合える「税制」に関して意見交換を行いました。結果、配偶者控除や外形標準課税の増税、法人税や土地税制の減税を合わせて行うが、財政を確保した後景気回復を行うことが最優先と考え「増税をすべき」との結論に至りました。

 

アプローチ会議の時点では3大学とも目指すべき方向性は確認し合ったもののやはり専門とするテーマが異なるため、有効な議論を持つためにはどのくらい他大学に歩み寄るのか、またどうしても主張したい点は何かについての交渉が非常に困難でありました。しかしBBSを通して頻繁に連絡を取ることで、当日は予想以上に活発な議論を行うことができました。また立教・明治両大学からも非常に好評であったBBSの活用は時間の短縮等を含め当日の議論を円滑に進めることに非常に有効的なものでありました。

 

残念な点としては、非常にユニークなテーマであったため都市再生に関しての深い議論がなされなかったことです。より専門的なテーマになるとやはり広く浅くの議論になってしまうため、アプローチ会議の場のみならず参加パート校とより密な話し合いの場を持つべきであるということを痛感いたしました。