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ゼミの紹介

< 望月宏ゼミナールとは >
< 経済分析ゼミとは >
< 国際比較ゼミとは >

望月ゼミナールとは

 望月ゼミナールは経済学部のゼミの中で唯一のゼミ内に二つのゼミが存在する珍しいゼミです。その内一つは経済分析ゼミ、もう一つは国際比較ゼミと言います。
 どちらも主な活動内容はディスカッションやプレゼンが中心ですが、研究方針が一部違います。その違いを簡単に挙げますと経済分析ゼミはあるテーマに対して、日本国内の政府や家計、企業などを中心に見ていき多少技術的な分析をします。一方国際比較ゼミはその名の通り、テーマに対して国家間における相違点や日本とのつながりなどを重視するためグローバルな視点が求められます。
 ゼミは月曜4限の<サブゼミ>と木曜5限の<本ゼミ>の2回行います。本ゼミの特徴としては<サブゼミ>で内容の確認、また<本ゼミ>までの課題を再考察することにより<本ゼミ>にてより深く内容の濃いディスカッションができると考えています。ゼミ内では大半をディスカッションが占めるので、ディスカッションを通し自分の意見を発表しまた、他の意見を聞くことにより各々の知識、ディスカッション能力の向上が実感できます。そして、ゼミ生全員が自分の役職を持ち全員でゼミを進めていくことにより一人一人の信頼が深まり、自分たちでゼミを作っていくというのも当ゼミの大きな特徴です。

経済分析ゼミとは

 経済分析ゼミナールでは日本を多角的方面から分析し、そこから日本の現状を通し今後の課題、方向性を考察していきます。このゼミでは年に合計4回のプレゼンテーションがあり、そこで発表する力が養われ、分析力が培われます。複数の班が存在しているので、各班同士の相互補完的な関係が期待できます。また人数が多いこともあり、1回のプレゼンが終わる度に2年生は活動する班を変えることができ、自分の興味を反映させやすい環境となっています。
 今年度は、<格差>というテーマを主体に日本経済を家計・政府・企業の3班に分け、それぞれの視点で考察していきました。まず各班で具体的な内容を煮詰めていき、格差をそれぞれどのように定義するか確認し、各自が持ち寄った資料をもとに議論・分析を進め、結論を導くという方法で行いました。報告は毎回のゼミ時に行い、班としての最終的なまとめは、プレゼンテーションを行い、スクリーンを使って全体に発表しました。格差の定義は非常に難しく、主観的な意見ではなく、実証されたデータを用いて論理的・客観的に分析する作業が重要となります。これらを考察していく過程で3つの柱の共通点、つながりが見えてきました。また当初の想定される結論と異なる結論が出るということもあり、全員で討論し互いの考えを出し合った結果があらわれたのではないかと思います。

国際比較ゼミとは

 国際比較ゼミナールでは諸外国と日本の比較をテーマに、毎年それぞれの視点で分析し考察しています。今年度は経済分析ゼミナールと共通のテーマを設け同時に進めていくことにより、日本国内、海外の違う双方の視点から考察をし理解を深めました。これも経済分析、国際比較の双方の存在ならではであると思います。
 もう一つの特徴としては、普段の<本ゼミ>のなかで資料集めの段階から全文英語の資料に触れる機会が多く、英文の資料を見る力がついていくのが実感できます。そして客員教授の英語による経済学の講義を生で聴くことで英語の聞き取り能力と同時に実践的な英語を養うことができます。また、先輩方の中には長期留学を含め留学を経験した方がたくさんいらっしゃいます。近い将来留学を考えている方なら先輩方がいろんな視点で相談にのってくれます。
 少人数制の深いディスカッションを生かし国際的な人間になるというのも国際比較ゼミの大きなテーマです。