Topic98 Saito.R
「吹奏楽研究会について」

 私が、所属している吹奏楽のサークルである、吹奏楽研究会についてお話させていただきます。私が、吹奏楽研究会に入ったきっかけは、一年生のときの先輩からの熱い勧誘でした。そのため、正直なところ私は、あまり吹奏楽に興味がなかったのですが、とりあえず演奏だけ聴くだけ行ってみようという軽い気持ちでした。しかし、先輩の、フルートの演奏を聴いて、あっという間にフルートに一目惚れしてしまいました。それがきっかけで私は吹奏楽サークルへの入会を決意しました。私の音楽経験は、小学校から中学校までやっていたピアノのみで、フルートに触ったのは、大学が初めてでした。私が、吹奏楽サークルに入ったときは、テレビや映画の影響による吹奏楽ブームから、同じ学年の入会希望者は多かったのですが、先輩の人数は少なかったために、吹奏楽ど素人であり、フルートのすべての音を鳴らすこともままらない私は、入会して数ヶ月で合奏にかりだされてしまいました。そのために始めての頃は、合奏に参加していたわたしは、指揮者兼講師である先生に「お前、そこ吹くな!!」など厳しい言葉を投げかけられることも多く、譜面がバツ印で真っ黒くなり、吹くところが残っていないということも少なくなかったです。そのような、厳しい環境と自分の時間を削って、夜中まで練習に付き合ってくださった先輩のおかげで今となっては、ようやく曲を最後まで吹けるようになりました。 吹奏楽研究会の活動は、夏のコンクールと冬の定期演奏会の二つを軸に活動しています。今年も、全国大会出場を目指し、夏休みの前半は合宿と学校でのほぼ毎日の練習で音楽に没頭していました。やはり、朝から、晩まで楽器に触れていると、逃げたくなるような心境のときもありますが、合奏で、みんなで本当にいい演奏が出来たときには、本当に心から音楽を楽しめ、そのような苦労も吹っ飛びます。今年は、残念ながら全国大会に出場することは出来ませんでしたが、あきらめず来年もがんばりたいと思います。 また、一方の定期演奏会は、コンクールと違って自分たちが音楽を楽しんでやり、それに私たちの演奏を聴きに来てくださっているお客さんにも私たちの演奏を楽しんでいただけるように演奏しています。昨年の定期演奏会では、たくさんのお客さんたちが私たちの演奏を聴きに来てくださいました。定期演奏会では、コンクールよりも演奏する曲数も増えますし、合奏だけでなく、マーチングも増えますので、練習もハードになってきます。昨年の定期演奏会に向けての合宿では、朝5時起き6時練習開始という、朝が弱い私にとって、本当につらく修行のような合宿でしたが、そのような練習のかいもあって、お客さんには楽しんでいただけたと思います。皆さんも、入場料無料ですので、ぜひ聴きに来てください。 このように吹奏楽サークルは、コンクールと、定期演奏会を軸に活動していますが、それ以外にも、企業や町からの依頼演奏があります。今までに私が、経験した依頼演奏としては、銀座でのパレード、新宿ゴールデンパレード、建国記念パレード、このパレードは黒だかりの人の塊が出来ていた表参道ヒルズの前をパレードしたのでとても印象に残っています。そのほかにも、晴海ふ頭での出港式の演奏や多い競馬場での演奏がありました。また、身近なところでは、多摩区民祭や東生田小学校での演奏があります。東幾多小学校での演奏では、小学生に握手を求められたり、私も、中学生になったら吹奏楽部に入りたいなどの声をもらってとてもうれしかったです。 このようにサークルで、今までもより多く音楽に触れるようになって、テレビで流れる音楽や、何気ないBGMにも敏感に反応するようになりました。サークルを通して、音楽的知識も増えましたし、それだけではなく音楽に対する真剣な態度や、合奏での一人の責任の重さを学びました。そして、このようなことは、決して、音楽だけのことではなく、すべてのことに通じることだと思います。 何事にも真剣に向かう態度や、責任を持って行動することが大切だと思います。 音楽が、一生者なので、これKらも精進して、素敵な演奏が出来るよう、また私がそうだったように、私の演奏を聞いて吹奏楽をやってみたいって思ってくれる後輩が出てきてもらえるように、これからもがんばりたいと思います。