Topic104 Tsukahara.C
「選挙について」

 今年の4月の上旬に選挙が行われたのは皆さんの記憶にも新しいことと思います。たとえば現在の宮崎県知事が当選した選挙だと思えばさらに記憶に残っているかも知れません。その選挙において私は神奈川県横浜市の市議会議員の方の選挙のお手伝いをさせていただきました。 私が選挙活動のお手伝いさせていただいた立候補者の方は、今までに6期当選しているベテラン議員の方で年代的にも団塊世代と言われている世代の人でした。その立候補者の方は今回の選挙でも無事にトップ当選をしました。 今回の体験で私は今まで知らなかった選挙の舞台裏などを知ることが出来、とてもよい体験になりました。 ポスター張りや選挙カーに乗っての演説などの選挙活動というものは投票日の2週間前からしか行うことが出来ません。そのため、その選挙活動期間は怒涛のような忙しさでした。私が主にお手伝いしたことの中で一番面白かったと感じたものはやはり選挙カーに乗っての応援演説でした。この体験をするまでの私は選挙か行われる度に大音量で流れてくる演説に正直イラつくことが多かったです。さらにその演説が日曜日の朝から聞こえてきたときにはイライラがピークに達するほどでした。しかし、今回の手伝いで、選挙カーに乗ってマイクで行う演説は朝の8時から夜の8時までの12時間と決められ、さらに病院などの前を通るときには演説を中断するかマイクの音量を最小限にまで下げて行うことが規則として決まっていました。さらに、それらの演説の内容にはその立候補者が言いたいことが短縮され、キャッチコピーのように簡単にされていました。立候補者が主張したい事はそのまま私たちの日常生活にも大きく関わってくることだとは知っていても、実際にはそこまで深く考えたこともありませんでした。実際に選挙活動をしていても大学生ぐらいの若い世代の人は選挙の投票日すら知らないなど選挙に無関心な人が多いのに比べて、地元の商店街の方など地元で生まれ育った団塊世代の方たちの政治への関心に驚くほどでした。地元の人たちは自分の生活している地域が少しでもより良くなるように意欲的だったことに私自身影響を受けました。 今回の体験を通じて私はもっと政治に対しても意欲的に取り組むべきだと思いました。立候補者の人の主張や話に耳を傾け、自分なりに考えて投票することが重要だと知ることも出来ました。 20歳を過ぎてもらえた選挙権に対して軽く考えるのではなく、まして自分には関係ないと消極的に構えるのではなく、今までもらえなかった権利がなぜ20歳になってもらえるのか、自分の生活、強いては地域の生活がどうあるべきか。そのためには何が必要は考えて、次回の選挙が行われる際は投票に行きたいと思います。