前略

E06−0290E の 山口秀樹 です。電算機入門水曜日の3限で履修していま

す。

9/7/97の講義の宿題について質問があります。

パラメーターとして、限界消費性向、投資の増分等を各自シュミレートとして波及

効果を確認せよ、との事でしたが、パラメーターとして、限界消費性向aは

ΔY=1/(1−a)ΔI

と、ΔYとΔIを関連付けるものとして確認できましたが、投資の増分はパラメータ

ーとして扱ってもいいものなのでしょうか。投資の増分は単なる定数と考えているの

ですが。その場合、投資の増分は、ΔYと限界消費性向aを関係付けるものとなるの

でしょうか。

もう一つ質問があります。講義では、ラウンド40まで考えて、所得増加分、消費

増加分の合計を出しましたが、これを無限回続けるにはどうすればいいのでしょうか

。高校の数学のレヴェルでは、最初の投資量をi、限界消費性向をaとおくと

ΣΔY=i+ai+a^2i+a^3i+・・・・+a^ni+・・・・

=i(1+a+a^2+a^3+・・・・+a^n+・・・・)

括弧内は、初項a、項比aの等比級数の和に1を加えたものだから、

与式=i{1+a/(1−a)(1−a^n)}

展開して整理すると

=i{(1−a^(n+1))/(1−a)}

nを無限大に近づけると

Lim(ΣΔY)={(1/(1−a)}i (条件:0<a<1)

ちょっといいかげんな高校数学の論理の展開になりましたが、結局、ΔYの無限回足

したときの合計は、最初の投資量iの1/(1−a)倍になることが言えました。こ

れをコンピューターをつかって証明するにはどうしたらいいのでしょうか。

早々