岡村島の祭

この絵地図の上部は、岡村島で行われる祭りの1つである秋祭りの御神輿のルートを表したものと、下部は姫子神社で行われる弓祭り、輪越祭りの詳細を載せた地図です。

上部:御神輿は出発地点の姫子島神社(A地点)からB、C〜と担ぎます。L地点まで行ったら、軽トラックの荷台に御神輿を積み、M地点まで移動し、また担ぎます。そして軽トラックでA地点まで戻ります。階段のところでギャラリーが来るように盛り上げるため、わざと喧嘩をします。

下部:(反時計周り)

・本殿:姫子島神社の本殿です。

・練習所:弓祭りの練習をする場所です。

・弓道場:弓祭りで行う弓を射る型です。

・神輿の倉庫:秋祭りで担ぐ神輿を保管する場所です。左は大人神輿で、右は子供神輿です。

・金比羅

☆岡村島の祭の概要

・ 秋祭り(9月23日)
 御神輿をかついで岡村島の13の集落を回る。その際に獅子舞も行い、大人5人で御神輿に向かい、前方で舞う。御神輿には大人用と子供用がある。
・ 弓祭り(2月11日)
 射太郎組と大関組に分かれる。射手は古来より宮浦・里浦の両部落より6名ずつ選出し、計12名である。射場における射は必ず射太郎組、大関組の順である。的は竹で網状に組んで円形とし、上に奉書紙を張る。的の中央に「鬼」の文字を書く。弓を射る方法は「絵地図」を参照。
 射手衆は、祭当日の早朝、射手衆は裸で海に入り、身を清め、神社に参拝する。この間、途中で女性に会うとやり直していた。最終的に勝敗を競い、団体賞、個人賞、その他各団体が作った的を射ると貰える賞がある。
 起源については、明確な資料が残っていないが、五穀豊穣、悪魔払い、無病息災を願う神事とされる。
・ 亥の子
 農業の神様を祭る、子供たち(中3まで)が中心の祭り。その家の為に(子供が生まれた、商売繁盛)歌詞を入れた「亥の子の歌」を歌いながら笹をつき、一軒一軒回る。10月後半から11月頭に12〜13人で二日間にかけて行われる。
 その際にお鏡代として約500円をもらい、お鏡(お餅)を配る際に、笹をついて良いか了承を得た後、後日笹をつき、ご祝儀として約5000円を頂く。
・ 輪越祭(旧6月29日)
 毎年6月30日に行い、神社の鳥居に付けられた茅の輪を紙で作った人型で身体をなでて、その紙と一緒にくぐり抜け、人型を奉納する。無病息災、心身の浄化を祈願する。

*一部、関前村誌より抜粋
参考HP  http://www33.ocn.ne.jp/~kotaro_mil/iyosumi/towninfo/sekizen.htm#姫子島


Home