球技系スポーツの戦術分析のゼミナール

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講義日:2007年7月9日


バレーボールの戦術決定による利益とリスクの説明をおこなっている段階の写真


本日は、最初にスポーツにおける戦術の利益・リスク・条件に関する発表の第3回目をおこなった。発表者の中間さんは、バレーボールをテーマに、24-24と競っている場合の攻撃方法についての分類をおこなった。攻撃のパターンを変えAクイックやBクイックで特殊な攻撃を仕掛ける、決定率の高いエースで攻撃する、フェイント攻撃する、という3つの戦術が挙がった。この中で、利益とリスクのバランスを考えたときに最も良く用いられる戦術は、「決定率の高いエースで攻撃する」である。実際に、エースが攻撃しているため、得点する確率は最も高く、失敗するリスクは低いという計算である。
次に、本日のメインテーマである『ミニマックス戦略』についての説明がおこなわれた。ミニマックス戦略とは、「マックス(最大)の損失をミニ(最小)にする」という考え方をもとにした戦術である。ここでは、ミニマックス戦略が効果的な場合と効果的でない場合の両方の例が説明され、その後、最適確率に至るまでの流れをゼミ生と共に追っていった。今週の説明をもとに、次週はミニマックス戦略が何かをゼミ生にも体験してもらう。

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